国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ

単語を検索

検索結果(辞書から)

132件見つかりました。
acikarata
アチカラタ 【間投】(びっくりしたときに出る叫び)わあっ、 なにごとだ。 acikarata e=kar humi an! アチカラタ エカルミ アン! わあっ、 (あなたは)なにごとしてるんだ! (大きな物音が聞こえたときのイム。) (W) acikarata acikarata makanaketa! アチカラタ アチカラタ マカナケタ! なんだなんだ何事だ! (大きな音と共にものが倒れたときのイム)。(W) ☆参考 知里幸恵『アイヌ神謡集』には「achikara 「汚い」という意味」とある。 知里真志保『アイヌ民族研究資料(第2)』でも「本来「汚い!」という意味の感嘆詞」とあって、 「癪(しゃく)に触るなあ」と訳してある。 ワテケさんがこれを使った用例は、 特に汚いことでもなく、 また腹立ちや悪口、 ののしりのようでもない。 (出典:田村、方言:沙流)
ataysak
アタイサㇰ 【自動】[atay-sak 値・がない] 値打ちがない、 何の役にも立たない。 ataysak pe! wenipokas pe! アタイサㇰ ペ! ウェニポカㇱ ペ! 能なし、 みったくなし! (悪口、「みったくない」とはみにくいこと)。(S) {E: to be worthless; useless.} (出典:田村、方言:沙流)
atkoci
アッコチ 【atkoci】 魚の尾ひれ,役立たず[悪口〕. サルンクㇽ アッコチ=沙流川に住む役立たず.*私の母の実家がある門別村山門別(現在は門別町倉富)へ行くと,門別みつという人が私にアッコチと言った.役に立たないものという悪口であったと思うが,その意味はよくわからない. (出典:萱野、方言:沙流)
aynucieiyannup
アイヌチェイヤンヌㇷ゚ 【aynu-ci-e-i-yannu-p】 馬鹿〔悪口〕.▷アイヌ=人間 チェイヤンヌㇷ゚=役に立たないもの (出典:萱野、方言:沙流)
aynutukap
アイヌトゥカㇷ゚ 【aynu-tukap】 幽霊,化けた人間,人が化けた幽霊.*悪口としても使われる.▷アイヌ=人 トゥカㇷ゚=幽霊 (出典:萱野、方言:沙流)
c=eiyannup
チェイヤンヌㇷ゚ 【c=e-iyannu-p】 壊れたもの:壊れて役に立たないもの. アイヌ チェイヤンヌㇷ゚=役に立たなくなった人間.*この言葉は悪口なので普通は言ってはならない. (出典:萱野、方言:沙流)
cephurukap
チェㇷ゚フルカㇷ゚ 【cep-hurukap】 魚のひからびた物,*このフルカㇷ゚をもじってアイヌ フルカㇷ゚=ひからびた人間と悪口を言うことがある. (出典:萱野、方言:沙流)
cicipiyepkore
チチピイェㇷ゚コレ 【他動】[中相][cipiyepkore にさらにもう一つ中相接頭辞 ci- チ がついた形。](ekarkar エカㇻカㇻ の前に置かれて) …の悪口を言うこと。 makanak an pe/epeka kusu ene/cicipiyepkore/yupke hike/a=i=ékarkar wa マカナㇰ アン ペ/エペカ クス エネ/チチピイェㇷ゚コレ/ユㇷ゚ケ ヒケ/アイエカㇻカㇻ ワ [雅]どんな者のことを言うためにこんなに悪口のひどいのを私に向けて言っている。(Sユーカラ語り) m ☞cipiyepkore チピイェㇷ゚コレ (出典:田村、方言:沙流)
cikosinninup 2
チコシンニヌㇷ゚ 【ci-ko-sir-ninu-p】 ②役に立たない者:宝物はあってもいいしなくてもいい.役に立たない人間に言う悪口. ソンノ ア・イェ マヌ チコシンニヌㇷ゚ エ・ネ ルウェ ネ ワ=本当に言うところの秘宝とはお前のことだ. (出典:萱野、方言:沙流)
cima
チマ 【cima】 かさぶた. チマウㇱ=かさぶただらけの.チマ カム=かさぶたがかかった.チマ クタ=かさぶたがはがれた.エトㇿ ヘネ チマ ヘネ ラッ ヘネ エ ワ ヤイコトゥヤシ ワ アン ウェンペ=鼻汁でもかさぶたでも痰でも食らって満足していやがれ,悪い奴(悪口). (出典:萱野、方言:沙流)
cipiyepkor
チピイェㇷ゚コㇿ 【他動】[中相][ci-pi-ye-p-kor される・ヒソヒソ・言う・こと・を持つ](?) 悪口を言われる。 sekor cipiyepkor eci=kí na セコㇿ チピイェㇷ゚コㇿ エチキ ナ あなたたちは…というふうに悪口を言われるから。(HC民話) {E: to be spoken bad of by someone.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
cipiyepkore
チピイェㇷ゚コレ 【他動】[中相][ci-pi-ye-p-kore …すること・小声・言う・こと・を与える](ekarkar エカㇻカㇻ の前に置かれて)コソコソ悪口を言うこと。 cipiyepkore ekarkar チピイェㇷ゚コレ エカㇻカㇻ [雅]…の悪口を言う。 cipiyepkore/yupke hike/i=ekarkar/hawe oka ya sekor チピイェㇷ゚コレ/ユㇷ゚ケ ヒケ/イエカㇻカㇻ/ハウェオカ ヤ セコㇿ [雅]悪口のひどいのを私に言うのだろうかと。(Sユーカラ) ☆参考 別のところで cicipiyepkore チチピイェㇷ゚コレ と言っている。 ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
cipiyere
チピイェレ §013.先祖;祖先(14)cipiyere〔či-pí-je-re チぴイェレ〕⦅サル⦆親または先祖について悪口を言う。(→聖典, p.35)。[<pi(かすかに、こそこそ)+ye(言う);pi-ye-re(こそこそ言わせる);ci-pi-ye-re(こそこそ言う)]。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
cironnup
チロンヌㇷ゚ 【名】[ci-ronnu-p 我々が/される・殺す・もの][動物] キツネ(悪口、 「ぶっつけことば」 (S))。 ☆参考 キツネを呼ぶのに最も一般的によく使われる名称。 ☞sumari スマリ {E: a fox.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
citoske
チトㇱケ §122.陰部に関する悪口(26)citoske!〔チとㇱケ!〕[cit(膣)+oske(内部)]腹の内部め!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
corawki
チョラウキ 【corawki】 けんかに行く:けんかのために向かって行く. オハイケヘ ア・カㇻ ヒ ヌ ワ オパタプルㇽケ コㇿ チョラウキ ワ アㇻパ ワ イサㇺ=悪口を言われたのを聞いて,かっかと怒って,向かって行ってしまった. (出典:萱野、方言:沙流)
cupewen
チュペウェン 【自動】[cup-e-wen 月(女性のおなか)・で・悪い] 月経が下りる、 月経中(生理中)である。(最も良い言葉、 体裁良く言う)。 ku=cupewen クチュペウェン 私は月経中(生理中)だ。(S) ☆参考 cupnukar チュㇷ゚ヌカㇻ[自動]、 cupiran チュピラン[自動]、 ohure オフレ[自動](悪口)、 omunin オムニン[自動](悪口)、 menokotasum メノコタスㇺ【名】などの言い方がある。 {E: to be in menstruation; have one's periods.} (出典:田村、方言:沙流)
cupnukar
チュㇷ゚ヌカㇻ 【自動】[cup-nukar 月・を見る] 月経が下りる、 月経中だ(普通の言葉)。(W) ☆参考 cup チュㇷ゚ はこの場合《月》だと意識しているらしい。 ☆参考 ほかに cupiran チュピラン、 cupewen チュペウェン (最も良い、 体裁よく言う言葉)、 ohure オフレ (悪口)、 omunin オムニン (悪口)などの言い方がある。 menokotasum メノコタスㇺ は名詞。 経水は cuppe チュッペ。 (出典:田村、方言:沙流)
emoykokarke
エモイコカㇻケ 【自動(?)】[e-moy-ko-kar-ke その頭が・渦・と共に・(回ることを表す語根)・(自動詞形成)]渦に巻かれてグルグル回る。 moy or osma wa a=ciwkorari wa hetuku ka somo ki, emoykokarke kor an モヨㇿ オㇱマ ワ アチウコラリ ワ ヘトゥク カ ソモ キ、 エモイコカㇻケ コラン 渦に巻き込まれてまん中に入って下へひっぱられて出られず渦巻きと一緒にクルクル回っている。(S) henpara suy emoykokarke kor an wa suke okere kusu? ヘンパラ スイ エモイコカㇻケ コラン マ スケ オケレ クス? また渦巻きと一緒にグルグル回っていていつごはんのしたくが終わるのだろう(いつまでもはかがいかないことに対する悪口)。(S) {E: to be caught in a whirlpool.} (出典:田村、方言:沙流)
eoha
エオハ 【自動】[e-oha その一部・からっぽである]いっぱいでない、 (比喩的に)頭が(知力が)足りない。 toanpe sik somo ki, ponno eoha p ne wa トアンペ シㇰ ソモ キ、 ポンノ エオハㇷ゚ ネ ワ あいついっぱいでない、 少し足りないんだ(悪口)。(S) ☞oha オハ {E: to be lacking; insufficent; dull (not smart).} (出典:田村、方言:沙流)
etor
エトㇿ 【etor】 鼻汁. エトㇿ ヘネ チマ ヘネ ラッ ヘネ エ ワ ヤイコトゥヤシ ワ アン ウェンペ=鼻汁でもかさぶたでもたんでも食らって満足していやがれ,悪い奴〔悪口〕.*昭和10年頃まで聞いたが,その後は聞いたことがない. (出典:萱野、方言:沙流)
etukapke
エトゥカㇷ゚ケ 【自動/名】[etu-kapke 鼻・ペチャンコである] ①[自動]鼻がペチャンコである。 ②[名]鼻つぶれ(鼻の低い人の悪口)。(W) (出典:田村、方言:沙流)
haytakurusani
ハイタクルサニ §016.子孫(16)haytakuru-sani〔háǐ-ta-ku-ru-sa-nì はイタクル・サニ〕⦅マオカ⦆馬鹿者の子(悪口に用いる)。[hayta(足りない)+kuru(
hocari
ホチャリ 【自動】[ho-cari 尻・をばらまく] 浮気する、 節操がない(悪口)。 {E: to be unfaithful to one's wife or husband; have an affair.} (出典:田村、方言:沙流)
hocatcari
ホチャッチャリ 【自動】[ho-caticari 陰部・パラパラまき散らす(重複)] 浮気する、 節操がない。(悪口) (出典:田村、方言:沙流)
horsep totcep uyatekpe
ホㇿセㇷ゚ トッチェㇷ゚ ウヤテㇰペ 【horse-p totce-p uyatekpe】 腐った者,腐ってぐにゃっとなった者,形をとどめないほどに腐った者〔悪口〕.*古い時代の言葉で,昭和10年代からは聞いたことがない. (出典:萱野、方言:沙流)
icaka
イチャカー 【icaka】 あんなやつめ,こしゃくだ,なまいきだ:あんなやつめ,なにくそ,よくもそんなことを,と相手に対して腹を立てた時に思わず口をついて出る言葉〔悪口〕. イチャカー エネ オカイペ ポンノ イチェン コㇿ ワ ヘンパラ パㇰノ コㇿ クニ ラム ワ リㇰタ リㇰタ インカㇻ シリ=あんなやつめ,あのような者が少しの金持っていつまで持てると思ってか頭の高いこと. (出典:萱野、方言:沙流)
icakkere 1
イチャッケレ 【icakkere】 ①なにくそ,あんなやつめ〔悪口〕. (出典:萱野、方言:沙流)
icincimi
イチンチミ 【i-cimcimi】 観察する,(注意深く)見る.この家の主婦はしっかりしているかどうか等. イチンチミ ウナㇻペ エㇰ ワ ア ワ アン アイネ アㇻパ ワ イサㇺ スイ イクリアンテ ルスイ ワ ネ ネㇰ=他人をよく観察するおばさんが来て座っていてから行ってしまった.いつもの通り悪口を言いたくてだろうよ.ク・ポニタ(ク・ポン ヒ タ) フチ エン・トゥラ ワ アッチェ タ カㇻパ(ク・アㇻパ) エケシンネ ク・インカㇻ ク・イチンチミ コㇿ ホシピ ルトㇺ タ フチ エン・コイキ "オッカヨ アナㇰネ メノコ ネノ エケシンネ ソモ インカㇻ ペ ネ ナ" シコㇿ エン・イェ=私が子供の頃に,祖母に連れられよその家へ行き,あちこち私が見回しじっとあたりの様子を見ると,その家から戻りながら祖母は私を叱り,「男は女のようにあちこち見るものではない」と私に言った. (出典:萱野、方言:沙流)
ikuriante
イクリアンテ 【i-kuri-ante】 悪口を言う,馬鹿にする,あざける.▷イ=それ クリ=陰 アンテ=置く イチンチミ ウナㇻペ エㇰ ワ ア ワ アン アイネ アㇻパ ワ イサㇺ スイ イクリアンテ ルスイ ワ ネ ネㇰ=他人をよく観察するおばさんが来て座っていてから行ってしまった,いつもの通り悪口を言いたくてだろうよ. (出典:萱野、方言:沙流)
ipakkar
イパㇰカㇻ 【ipak-kar】 悪口を言う,私に向かって悪口を言う,悪態をつく[ユ].(補遺編) (出典:萱野、方言:沙流)
iporotanuyreye
イポロタヌイレイェ 【iporo ta nuy reye】 顔を真っ赤にして怒る,烈火のごとく怒る.▷イポロ=顔色 タ=に ヌイ=炎 レイェ=這う →顔に炎が走る ネア アチャポ オハイケ ア・カㇻ ヒ ヌ ヤㇰ イェ コㇿ イポロタヌイレイェ ペコㇿ アン ワ イルㇱカ=あのおじさん,悪口を言われたのを聞いたと言って,顔に炎が這うようにして怒っていた. (出典:萱野、方言:沙流)
itomkokanupsani
イトㇺコカヌㇷ゚サニ §016.子孫(12)itomkokanup-sani〔i-tóm-ko-ka-nup-sa-nì イとㇺコカヌㇷ゚・サニ〕⦅ホロべツ⦆混血見の子。(悪口に用いる)。[→itomkokanup]。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
ituypap uype
イトゥイパㇷ゚ ウイペ 【i-tuypa-p uype】 人殺しの血統.*人を殺すような者は人間の屑.その血統は,人間の屑の血統といって,暗に蔑みの目で見られる.ユカㇻで敵を蔑む悪口としてよく出て来る言葉.▷イ=それを トゥイパ=斬る ㇷ゚=者 ウイペ=(〜の)屑 (出典:萱野、方言:沙流)
iyasiskar
イヤシㇱカㇻ 【iyasis-kar】 悪口を言う. (出典:萱野、方言:沙流)
iyoe
イヨエ §122.陰部に関する悪口(9)iyoe!〔イよエ!〕[i(我らの)+o(陰部を)+e(食え、くわえよ)](われらの陰茎をくわえろ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
iyohaykar
イヨハイカㇻ 【i-ohay-kar】 陰口・悪口(を言う).▷イ=それ(人) オハイ=陰 カㇻ=作る ソンーノ ポンノ ア ヤッカ ホクフ オハイケカㇻ イヨハイカㇻ ア イヨハイカㇻ ア アーイネ アㇻパ ワ イサㇺ=本当に少し座っても自分の夫の悪口や陰口を言って言って.そして行ってしまった. (出典:萱野、方言:沙流)
iyokemkem
イヨケㇺケㇺ §122.陰部に関する悪口(11)iyokemkem!〔イよケㇺケㇺ!〕[i(我らの)+o(陰部を)+kemkem(べろべろなめよ)](われらの陰部をべろべろなあやがれ!)⦅ホロベツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
iyokemkem iyoseru
イヨケㇺケㇺ イヨセル §122.陰部に関する悪口(15)iyokemkem iyoseru!〔イよケㇺケㇺ・イよセル!〕[iyokemkem(こちとらの陰茎をなめなめ)、iyoseru
iyonunnun
イヨヌンヌン §122.陰部に関する悪口(13)iyonunnun!〔イよヌンヌン!〕[i(我らの)+o(陰部を)+nunnun(しゃぶれ)](こちとらの陰茎をしゃぶりやがれ!) ⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
iyonunnun iyoseru
イヨヌンヌン イヨセル §122.陰部に関する悪口(16)iyonunnun iyoseru!〔イよヌンヌン・イよセル!〕[iyonunnun(こちとらの陰部をしゃぶり)、iyoseru(こちとらの陰部にむせよ)](こちとらの品物をしゃぶって、むせやがれ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
kamiyasi
カミヤシ 【kamiyasi】 化け物,魔物:他人への悪口としても使う. (出典:萱野、方言:沙流)
kamtacikasu
カㇺタチカス 【自動】[kamtaci-kasu 麹・多すぎる] 頭が悪い、 ばかだ(悪口)。 {E: to be fool, idiot.} (出典:田村、方言:沙流)
kamtacisak
カㇺタチサㇰ 【自動】[kamtaci-sak 麹・がない] 頭が悪い、 ばかだ(悪口)。 {E: to be fool, idiot.} (出典:田村、方言:沙流)
konep pokihi
コネㇷ゚ ポキヒ §122.陰部に関する悪口(25)konep pokihi!〔コねㇷ゚・ポきヒ!][konep(何)+pokihi(の陰部)](何の陰部だ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
kotansitcire mosirsitcire oypepi poro
コタンシッチレ モシㇼシッチレ オイペピ ポロ 【kotan-sir-cire mosir-sir-cire oypepi poro】 村を焼き国土を焼き使うお椀の大きい人:ポンヤウンペの別名.敵側からの悪口[ユ]. (出典:萱野、方言:沙流)
kuciyeetampakuku
クチイェエタンパクク §122.陰部に関する悪口(2)ku-ciye-e-tampaku-ku!〔ku-čí-ye-e-tám-pa-ku-kuクちイェ・エ・たンパくク・ク〕[ku(私)+ciye(の陰茎)+e(で)+tampaku(たばこ)+ku(のめ)](俺の陰茎でたばこでものみやがれ!)⦅サル⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
mimus
ミムㇱ 【mim-us】 肉づきがよい,肥える,太る. ク・コㇿ キヤンネ マッネポ アナㇰネ ポニタ(ポン ヒ タ) アナㇰネ ヤイヌエオ ヤアニ ヤアニ コラウキ(ク・オラウキ) クナㇰ ク・ラム ア コㇿカ タネ アナㇰ ミムㇱ ワ ニサㇱヌ=私の長女は小さい時は病気がちで,危なく危なく死ぬかと思ったが,今は太って健康だ.*太っている人のことをウェン セク(悪い太り方)と言う場合もあるが,この言葉には軽蔑の意味が込められており一種の悪口でもあるのでセクという言い方はしないほうがよい. (出典:萱野、方言:沙流)
munimpesani
ムニンペサニ §016.子孫(15)munimpe-sani〔mu-ním-pe-sa-nì ムにンペ・サニ〕⦅マオカ⦆腐った者の子(悪口に用いる)。[<munin(腐る、腐っている)+-pe(者)]。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
nenek
ネネㇰ 【ne nek】 〜だよ,〜だろうよ〔強意〕=ネーネㇰ ナー アㇻスイネ ク・イェ コㇿカ カキヒ(ク・アキヒ) アン クス タシ ク・シㇰヌ ヒ ネ ネㇰ=もう1度言うけれども弟がいたお陰で私は生きたんだよ.イチンチミ ウナㇻペ エㇰ ワ ア ワ アン アイネ アㇻパ ワ イサㇺ.スイ イクリアンテ ルスイ ワ ネ ネㇰ=他人をよく観察するおばが来て座っていてから行ってしまった.いつもの通り悪口を言いたくてだろうよ. (出典:萱野、方言:沙流)
niknep
ニㇰネㇷ゚ 【nikne-p】 悪い奴〔悪口〕. (出典:萱野、方言:沙流)
nírustarara
ニルㇱタララ 【自動】[nirus-tarara 渋面・を上へさし上げている] 顔をしかめてブスッとしている(悪口)。 hńta ruska he ki p suy nírustarara wa an フンタ ルㇱカ ヘ キㇷ゚ スイ ニルㇱタララ ワ アン (彼は)何を怒ったのかまたしかめっつらをしている。(S) (出典:田村、方言:沙流)
nitomosma
ニトモㇱマ 【ni-tom-osma】 木にぶつかる. アㇻパ アㇻパ ニトモㇱマ=行き先行き先で木にぶつかる(落ち着きのない人間は行方が定まらず目を閉じて林の中を歩いているかのようにそこらここらで物にぶつかり木に突き当たるような者だという悪口.自分自身をあざける時にも使う). (出典:萱野、方言:沙流)
noype
ノイペ 【名】[概/所] のうみそ(脳味噌)。 noype ka sak ノイペ カ サㇰ のうみそがない=「ばかだ」(悪口)。(S) {E: the brains.} (出典:田村、方言:沙流)
numa
ヌマ 【名】[概/所] 毛(毛一般)。 numa us ヌマ ウシ 毛が生える、 毛が生えている(「おいている」)、 毛深い。 tek numa テㇰ ヌマ 手の毛。(W) nan numa ナン ヌマ 顔の毛(「みそげ」)。(W) numa cikositosito ヌマ チコシトシト【自動】「めんよう(=羊)の毛がメチャクチャになって餅みたいになっている」(悪口)。 ku=konukosne humi! toy wente kor patek an numa cikositosito hemanta クコヌコㇱネ フミ! トイ ウェンテ コㇿ パテㇰ アン ヌマ チコシトシト ヘマンタ 憎らしいなあ、 畑を荒らしてばかりいる毛がメチャクチャになって餅になってるへんなやつ。(S) ☆参考 人の毛も動物や毛虫の毛も。 人の体毛のことは kenuma ケヌマ とも言う。 髪の毛は otop オトㇷ゚、 ひげは rek レㇰ、 陰毛は honuma ホヌマ。 {E: hair; fur.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
o- 9
オ 【接頭】[名詞語根的接頭辞] ①その尻、 その下の端の方(物理的にまたは心理的に上下のあるものについて、 そのいちばん下の方を指す)。 otuye オトゥイェ [o-tuye その尻・を切る](稲など)を根元から刈る。 ②(悪口やののしりの表現をつくる。) ③(ある種の接尾辞とともに位置名詞をはさんで、 自動詞/副詞をつくる。) ☞o-…-un オ…ウン、 o-…-ne オ…ネ。 ☆対語 e- エ。 ☆参考 ho- ホ 尻、 下の端の方。 ho- ホ と o- オ の関係は、 意味上も文法機能上も、 名詞の概念形と所属形の関係とほぼ平行している。 (出典:田村、方言:沙流)
oamikomkep
オアミコㇺケㇷ゚ 【名】[o-ami-komke-p その尻・その爪・折れ曲がっている・もの]「指の曲がった者みたいに何もできないもの。」(仕事のできない人のことを言う悪口)。(S) (出典:田村、方言:沙流)
oharuposo
オハルポソ 【o-haru-poso】 食い根性がよい:食い根性がよすぎて全部他人に与えてしまい,自分の食べ物がない,食べ物を人に与える〔好意的な悪口〕.▷オ=それ ハル=穀物,食べ物 ポソ=くぐる,抜ける (出典:萱野、方言:沙流)
ohay/ohayke kar
オハイ/オハイケ カㇻ 【連他動】(人)の陰口/悪口を言う。 en=ohay kar kor an hawe as エノハイカㇻ コラン ハウェ アㇱ (彼は)私の悪口を言っているらしい。(S) sinewe kunak ye a p ek ruwe ka isam wa ohayke ku=kar kor k=an シネウェ クナㇰ イェ アㇷ゚ エㇰ ルウェ カ イサンマ オハイケ クカㇻ コㇿ カン (あの人は)遊びに来ると言ったのに来ないので私はかげ口を言っていたのよ。(W) ☆参考 iyohaykar イヨハイカㇻ [自動] 人のかげ口/悪口を言う。 {E: to talk bad of someone behind their back.} (出典:田村、方言:沙流)
ohaykekar
オハイケカㇻ 【ohayke-kar】 悪口を言う. ウヌフ コハイケカㇻ(ク・オハイケカㇻ)=母親の悪口を私は言った.ソンーノ ポンノ ア ヤッカ ホクフ オハイケカㇻ イヨハイカㇻ ア イヨハイカㇻ ア アーイネ アㇻパ イサㇺ=本当に少し座っても自分の夫の悪口や陰口を言って言って,そして行ってしまった. (出典:萱野、方言:沙流)
ohorsep
オホㇿセㇷ゚ §122.陰部に関する悪口(5)o-horse-p!〔オほㇿセㇷ゚!〕[o(陰部が)+horse(腐って悪臭を発する)+p(者)](陰部の腐臭を発する収め!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
ohuraruype
オフラルイペ §122.陰部に関する悪口(1)o-hura-ruy-pe!〔o-hú-ra-ruy-peオふラルイペ〕[陰部・くさい・奴](陰部の臭い奴め!)⦅サル⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
ohure
オフレ 【自動】[o-hure 尻・赤い]月経中(生理中)である(悪口)。 ☞cupnukar チュㇷ゚ヌカㇻ {E: to be menstruating (slang).} (出典:田村、方言:沙流)
omunimpe
オムニンペ §122.陰部に関する悪口(6)o-munim-pe!〔オむニンペ!〕[o(陰部が)+munin(腐っている)+pe(者)](陰部の腐っている奴め!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
omunin
オムニン 【自動】[o-munin その尻・腐る] 尻が腐っている(月経中(生理中)であることの悪口)。 {E: to be menstruating (slang).} (出典:田村、方言:沙流)
onipopkep
オニポㇷ゚ケㇷ゚ §122.陰部に関する悪口(4)o-nipopke-p!〔オにポㇷ゚ケㇷ゚!〕[o(陰部が)+nipopke(食物がすえる)+p(者)](陰部のすえた奴め!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
ontaro
オンタロ 【ontaro】 樽. エイタサ パセㇷ゚ オンタロ オㇿ エ・オマレ ワ オンタロ アサマハ エソヨㇱマ ワ イサㇺ=あまりにも重いものをお前が樽に入れ,樽の底が抜けてしまった.ソンノ エネ サッテㇰ ペ オラーノ アサㇺ サㇰ オンタロ ネノ イペノ シリ=全くあのように痩せているくせに底なし樽のようによく食べること!(悪口)図[オンタロ] (出典:萱野、方言:沙流)
oparoparo
オパロパロ 【自動(?)/他動(?)】[o-par-o-paro その尻・口・…を…に入れる] 口をはさむ(ひどい悪口、 まさか尻で言うのではないけれども)。(S) mákip ene oparoparo kane isaykako, iteki isaykako! マキㇷ゚ エネ オパロパロ カネ イサイカコ、 イテキ イサイカコ!(こっちではわかっているがわざと言わないでいるのに横から口を出されたとき)どうしてそう横から口を出しやがってよけいなことを、 出しゃばってよけいなことを言うな。(S) ☞pároparo パロパロ {E: to interrupt (a conversation).} (出典:田村、方言:沙流)
oparoruy
オパロルイ 【自動】[o-paro-ruy その尻・口[所]・激しい]おしゃべりである。 (ひどい悪口。(S)) ☆参考 paroruy パロルイ おしゃべりである、 口数が多い。 {E: to talk a lot.} (出典:田村、方言:沙流)
opatapururke
オパタプルㇽケ 【opata-pururke】 上半身を波うたせる,身体をわなわなとふるわせる,ぷんぷん怒る,ぷりぷりする,かっかと怒る. ネㇷ゚ ワ アン ペ エ・エサッチュー ワ ネ ヤ ウㇰペエシリヤカカ コㇿ アナㇷ゚(アン アㇷ゚) ネㇷ゚ カ ソモ イェ ノ オパタプルㇽケ コㇿ チソイェカッタ ワ イサㇺ=何が気にさわったのか手に取った物を荒っぽく扱っていたのに何も言わずにかなり怒った様子をしながらさっと外へ出て行ってしまって.ヘマンタクス アㇻパ ワ オラ スイ ネㇷ゚カ ア・ヌレ ワ ネ ノイネ オパタプルㇽケ コㇿ エㇰ フ ヤヨスラ ワ アン=何をしに行って,また何か聞かされたらしくぷんぷんしながら来て,自分の身体を投げ出すようにして寝そべっている.ウナㇻペ エㇰ ヒネ ク・サハ トゥラ ルスイ ワ ネユン シレン ヤッカ アㇻパ コパン ウナㇻペ アナㇰネ オパタプルㇽケ コㇿ アㇻパ ワ イサㇺ=叔母が来て,私の姉を連れて行きたくて,どんなに誘っても行くのをいやがり,叔母はぷりぷりしながら行ってしまった.オハイケヘ ア・カㇻ ヒ ヌ ワ オパタプルㇽケ コㇿ チョラウキ ワ アㇻパ ワ イサㇺ=悪口を言われたのを聞いてかっかと怒って,向かって行ってしまった. (出典:萱野、方言:沙流)
opotcep
オポッチェㇷ゚ §122.陰部に関する悪口(7)o-potce-p!〔オぽッチェㇷ゚!〕[o(陰部が)+potce〔腐ってべとべとしている)+p(者)](陰部の腐ってべとべとしている奴め!)⦅ホロベツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
ormomekar
オㇿモメカㇻ 【or-momekar】 なじる:相手に聞こえないような低い声で悪口を言う,ぶつぶつ言う. (出典:萱野、方言:沙流)
osokotuype
オソコトゥイペ 【名】[o-so-ko-tuy-pe その尻・床(ゆか)・に対して・切れている・もの] 床(ゆか)を拭くことも出来ず、 敷物を編むことも出来ず、 掃くこともできない者(悪口)。 (出典:田村、方言:沙流)
otu siwenpa ore siwenpa sirotappa
オトゥ シウェンパ オレ シウェンパ シロタッパ 【o-tu-si-wen-pa o-re-si-wenpa sir-otappa】 ひどい悪口を言う.▷オ=それ トゥ=ふたつ シ=本当 ウェン=悪い パ=言葉 オ=それ レ=二つ シ=本当 ウェン=悪い パ=言葉 シㇼ=あたり オタッパ=こぼす,溢れ出させる (出典:萱野、方言:沙流)
otusmak
オトゥㇱマㇰ 【自動】[o-tusmak その尻・競争する] 好色である(男についての悪口、 「あまり女に会ったこともないもんだからだれでもめくされ(目腐れ)でも何でもなぐさめる」)。(S) {E: to lust (male slang).} (出典:田村、方言:沙流)
páhawe(he)
パハウェ(ヘ) 【名】[所](概は pahaw パハウ) ①…のうわさ/風説(まだはっきりしていないただのうわさ)。 páhawe as パハウェ アㇱ (そのことの)噂がある/立つ。 ②[雅]言ったこと、 (次のような文脈で)言った悪口。 nep páhawe/i=konu kuni p ネㇷ゚ パハウェ/イコヌ クニㇷ゚ [雅]何か悪口でも私が言ったのを聞いたみたいに。(Sユーカラ) m {E: a rumour; gossip; hearsay.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
pahawopes
パハウオペㇱ 【pa-haw-o-pes】 噂・悪口の出所をたどる.▷パ=口 ハウ=声 オ=それ ペㇱ=たどる (出典:萱野、方言:沙流)
pakko
パッコ 【pakko】 婆あ〔悪口〕. ウェン パッコ=糞婆あ. (出典:萱野、方言:沙流)
papiror'oitak/ukopapiror'oitak
パピロㇿオイタㇰ/ウコパピロㇿオイタㇰ 【papiror-o-itak/u-ko-papiror-o-itak】 ひそひそ話,相手の耳に口をつけるようにして言う,側の人にも聞こえないように言う. ▷パピロㇿ=ひそひそと オイタㇰ=それを言う ソンノネヤメノコウタㇻ スイネンカ オハイケカㇻパ ウコパピロㇿオイタㇰ コㇿオカ=本当にあの女たちはまだ誰かの悪口を言っていて,二人でひそひそ話をしている.(補遺編) (出典:萱野、方言:沙流)
pasrota
パㇱロタ 【pasrota】 悪口,苦情,文句.痛罵,ののしる. イヨーハイ ネア ウナㇻペ パㇱロタ ハウェ イヨイタクシ エカㇷ゚ ネ.ア・ヌー カ エチャッケ=いやーたまげた,あのおばさん,悪口の言い方人を呪うと同じようなものだ.聞くだけでも汚ない言葉だ. (出典:萱野、方言:沙流)
pokihi
ポキヒ §122.陰部に関する悪口(24)pokihi!〔ポきヒ!〕[pokihi(彼の陰部、彼女の陰部)](陰部野郎り!)⦅ホロベツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
ramatsak
ラマッサㇰ 【自動】[ramat-sak 魂・を持たない]「ばかだ」、 ぼうっとして食べるだけで何もしない。 (悪口) (S) (出典:田村、方言:沙流)
rat
ラッ 【rat】 痰. エトㇿ ヘネ チマ ヘネ ラッ ヘネ エ ワ ヤイコトゥヤシ ワ アン ウェンペ=鼻汁でもかさぶたでも痰でも食らって満足していやがれ悪い奴〔悪口〕. (出典:萱野、方言:沙流)
raykuhsani
ライクㇷサニ §016.子孫(14)raykuh-sani〔ráǐ-kuh-sa-nì らイクㇷサニ〕⦅S.⦆亡者の子。(悪口に用いる)。"pon Otasut-un-kux, pon〜, kirare menoko"⦅古謡, p.156⦆「オタスッの首領の子である亡者の小せがれめが追い払った女」。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
raykursani
ライクㇽサニ §016.子孫(13)raykur-sani〔ráǐ-kur-sa-nì らイクㇽサニ〕⦅ホロベツ⦆亡者の子。(悪口に用いる)。[ray-kur(死霊)+sani(↑)]。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
rayoki o uwkepkepu
ラヨキ オ ウウケㇷ゚ケプ §122.陰部に関する悪口(21)rayoki o uwkepkepu!〔ラよキ・オ・ウうぉケㇷ゚ケプ!)[rayoki(毛ジラミ)、o(たかっている)、uwokepkepu(お互いの陰部をかじりあってろ)](毛ジラミのたかっているお互いの陰茎をなめあってろ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
ruhay
ルハイ 【自動(?)】(ruhayta ルハイタ を途中で切った言い方)。 (悪口)「うすばか」。(S) (出典:田村、方言:沙流)
rumay
ルマイ 【自動】[rumayne ルマイネ を途中で切った言い方]「うすばかだ。」(悪口) (S) (出典:田村、方言:沙流)
ruwe 1
ルウェ 【自動】太い。 ruwe cikuni ルウェ チクニ 太い木。 e=kema ruwe ruwe! エケマ ルウェ ルウェ! あんたの足太いねえ。(KM独話) ☆参考 人が太っていることは通常は mímus ミムㇱ と言う。 悪口として、 ものが太いように ruwe ルウェと言うこともある。(S) ☆対語 áne アネ {E: to be fat.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
sani
サニ 【名】[所](概は san サン)[san-i 出る/出たもの・(所属語尾)]…の子、 …の子孫。 wenpe sani ウェンペ サニ 貧乏人の子(悪口、 ののしり)。 wenkur sani ウェンクㇽ サニ 貧乏人の子(悪口、 ののしり)。 nispa sani utarpa sani ne kusu pirka siri ニㇱパ サニ ウタㇻパ サニ ネ クス ピㇼカ シリ 偉人の子孫えらい人々の子孫だから栄えるのだ。 (「普通の話言葉ではない。」) (S) ☆参考 大勢の場合は san サン の複数形の sap サㇷ゚ が使われて、 sapi サピ となる。 sani サニ も sapi サピ も、 後に hi ヒ のついた形の例は出ていない。 ☆参考 悪口、 ののしりには sani サニ の代りに taype タイペ、 uype ウイペ も使われる。 ☆参考 sápikir サピキㇼ 子孫の系統、 子孫の総称。 sasini サシニ[雅](神の)子、 世継ぎ。 {E: a child, descendant of…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
sani
サニ 【/sani】 〜の血統. クポニタ(ク・ポン ヒ タ) イセポカ カヌ(ク・アヌ) シネ イセポ クㇰ(ク・ウㇰ) ヒネ ク・イワㇰ アクス フチ エネ ハワニ ケライネクス イソンクㇽ サニ シコㇿ エン・イェ エン・コプンテㇰ ア エン・コプンテㇰ ア=私が小さい時,ウサギの罠をしかけ1匹のウサギを獲って帰って来ると祖母は,さすがに狩の名人の血統だ,と私をほめてくれたほめてくれた.ウェンペ サニ ウェンペ タイペ ネ ロㇰ ペクㇱタ トランネ ワ ホッケ ワ パテㇰ アン イペ ポーカ エアイカㇷ゚=貧乏の血統,貧乏の血筋だからといって,からっぽやんで(骨惜しみして)寝てばかりいて食べることもできない.*ウェンペサニ:これはアイヌ社会での典型的な悪口であって,貧乏するとこのように言われる. (出典:萱野、方言:沙流)
sarki
サㇻキ 【名】[sar-ki 葦原・カヤ][植物][雅] ヨシ、 葦(=supki スㇷ゚キ)。 sarki cikir kor/sarki tapsut kor サㇻキ チキㇼ コㇿ/サㇻキ タㇷ゚スッ コㇿ 葦のような足を持ち葦のような肩を持つ(やせて醜い女の姿の描写、 悪口)。(S子守歌) ☆参考 日常は supki スㇷ゚キ のほうを多く用いる。(S)〔知分類 p.227〕 {E: a type of reed.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
seku
セク 【seku】 太る,太っている,肥える.*人のことをウェン セク(悪い太り方)という場合もあるが,この言葉には軽蔑の意味が込められており一種の悪口なのでセクという言い方はしないほうがよい. →ミムㇱ (出典:萱野、方言:沙流)
sempir(i) ye
センピㇼ/センピリ イェ 【連他動】[その陰・を言う]その人のいない所でその人のことを言う、 その人のうわさをする。 kim ta a=nukár wa nispa sempir ye rok nispa utar キㇺ タ アヌカㇻ ワ ニㇱパ センピㇼ イェ ロㇰ ニㇱパ ウタㇻ 山で見かけて長者のうわさをしていたその長者方が。(NK民話) ☆参考 かげ口(悪口)を言うことではない。 {E: to speak about someone behind his/her back.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
setaeturus
セタエトゥルㇱ 【seta-etu-rus】 犬の鼻の皮(のようなやつだ)〔悪口〕.▷セタ=犬 エトゥ=鼻 ルㇱ=皮 (出典:萱野、方言:沙流)
si
シ 【si】 糞,大便. オシオウン=糞詰まり.オシクシㇱ=大便をする.シ エ ワ アン=糞でもくらっていろ(これは悪口だがあまり悪意は感じられないもの).→オソマ (出典:萱野、方言:沙流)
sik 1
シㇰ 【自動】満ちる、 いっぱいになる、 満ちている、 いっぱいである。 ku=honi sik クホニ シㇰ 私はおなかがいっぱい(満腹)だ。 toanpe sik somo ki, ponno eohap ne wa トアンペ シㇰ ソモ キ、 ポンノ エオハㇷ゚ ネ ワ [比喩]あいついっぱいでない、 少し足りないんだ(「うすばかだ」)(悪口)。(S)(名詞の後に置かれて) …sik no …シㇰ ノ …いっぱいに。 itanki sik no wakka omare イタンキ シㇰ ノ ワッカ オマレ おわん/茶碗/ゆのみ/コップにいっぱいに水を入れなさい。(S) {E: to be full.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
sippo ka sakno ionumakokuykuy
シッポ カ サㇰノ イオヌマコクイクイ §122.陰部に関する悪口(3)sippo ka sakno i-o-numa-ko-kuykuy!〔しッポ・カ・さㇰノ・イ・お・ヌマ・コクイクイ!〕[sippo(塩)、ka(も)、sak-no(無し・に)、i(私の)+o(陰部を)+numa(毛)+ko(とともに)+kuykuy(噛み噛みせよ)]〔俺の陰茎を塩もつけずに噛みやがれ!)⦅サル⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
sirine
シリネ 【後副】[siri-ne その様子・である] …のように、 まるで…のごとくに。 (次のような慣用表現の中でのみ用いられる。) kamuy sirine カムイ シリネ 神のように(立派なことや尊いことを表現する一つの言い方)。 kamuy sirine oka utar カムイ シリネ オカ ウタㇻ 神様のような人々=非常に立派な人々。(W) kamuy sirine horarpa wa oka カムイ シリネ ホラㇻパ ワ オカ 神様のように(=非常に立派に/高級に/尊い様子で)住まいしている。(S) seta sirine セタ シリネ 犬のように(悪口)。(S) {E: as, like…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
sirma
シㇼマ 【sirma】 澱,不純物.*アイヌの悪口の中でウェンペシㇼマというのがある.悪い者の澱,悪い者のかす,悪口そのものであろう. (出典:萱野、方言:沙流)
suci(hi)
スチ(ヒ) 【名】[所](概は sut スッ)…の祖母。 sucihi tura utura wa arki スチヒ トゥラ ウトゥラ ワ アㇻキ 彼は彼の祖母と連れだって(二人が)一緒に来た。(S) sucihi sápikiri スチヒ サピキリ 母系の代々の系統。 ☆参考 親愛感のない親族関係のみの表現。 ときには悪口に使われる。 頻度は低く、 他の親族名称ほどには使われない。 通常は kor húci コㇿ フチ と言う。 {E: one's maternal ancestors, lineage.} (出典:田村、方言:沙流)
sumari
スマリ 【名】[動物] キツネ。 ☆参考 「おとなしい言葉、 cironnup チロンヌㇷ゚ は悪口、 ぶっつけて(=直接的に)キツネと言う言葉」 (S)〔知分類 p.144 キタキツネ; きつね((H.—テシオ・チカブミ; S.—全地域))〕 {E: a fox.} (出典:田村、方言:沙流)
sut 1
スッ 【名】[概](所は suci(hi) スチ(ヒ))祖母及びそれと同世代以上の親族の女子。 ekas ka sak sut ka sak エカㇱ カ サㇰ スッ カ サㇰ 祖父も祖母もいない。(S) ☆参考 クールな親族関係の表現、 悪口を言うときにも使う、 頻度は低く、 他のいろいろな親族名称ほどには使われない。 親愛感や尊敬を含んだ語としては húci フチ が用いられるほか、 単なる親族関係の表現としても、 多くの場合に húci フチ のほうが用いられる。 しかし sak サㇰ《…がない》の前では húci フチ とは言わずこの語を使う。 ☆対語 ekas エカㇱ 祖父。 {E: refers to one's grandmother, great grandmother, etc.} (出典:田村、方言:沙流)
tapsut
タㇷ゚スッ 【名】[概](所は tapsutu(hu) タㇷ゚ストゥ(フ))[tap-sut 肩・の根元] 肩、 肩先。 sarki cikir kor/sarki tapsut kor サㇻキ チキㇼコㇿ/サㇻキ タㇷ゚スッ コㇿ [雅]葦の足を持ち葦の肩を持つ=ガリガリにやせこけている。(S子守歌)(歌謡や叙事詩の中で、 やせ細っていて醜い女を表す慣用表現。 悪口、 憎まれ口。) ☆参考 狭義には肩の端の部分を言う。 tapmekkasi タㇷ゚メッカシ [所] {E: the shoulders.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
taype(he)
タイペ(ヘ) 【名】[所](概の例はない) …の子(人間のみ、 悪口、 憎らしくて言う言葉)。(W) (S) wenkur taype! ウェンクㇽ タイペ!/wenpe taype! ウェンペ タイペ! 貧乏人の子(憎まれ口、 罵倒)。 (wenkur sani ウェンクㇽ サニ/wenpe sani ウェンペ サニ とも言う。) {E: the child of… (slang).} (出典:田村、方言:沙流)
taype/taype(he)
タイペ/タイペ(ヘ) 【taype/taype(he)】 血統,子孫,胤,子〔悪口〕. マㇰ タ エカシ カ イッカ ㇷ゚ ネ ヤカイェ(ヤㇰ ア・イェ) ア ワ タイペヘ カ イッカ エオ.ソンノ ウェン ペ ネ ハウェ ネ=遠い先祖の祖父も泥棒したものだと聞いたのにその血統も手癖が悪い.本当に悪い者だよね.ウェシサㇺ タイペヘ=悪い和人の血統.ウェンペ タイペヘ=悪い者の血統.カニ カ ク・タイペヘ インネ クス ク・ヤヤㇷ゚テ.エタㇻカ イタㇰ エタㇻカ イキ ソモ ク・キ シコㇿ ク・ヤイヌ=私も,私の末裔が大勢なので自重したい.でたらめを言ったりでたらめしたりしてはならないと私は考える. (出典:萱野、方言:沙流)
taypeutari
タイペウタリ 【名】[所](utari ウタリ の概は utar ウタㇻ)[taype-utar-i …の子・たち・(所属語尾)] …の子どもたち(悪口、 罵倒)。 X taypeutari arki wa suy nonno opitta kar wa isam ruwe ta na X タイペウタリ アㇻキ ワ スイ ノンノ オピッタ カㇻ ワ イサㇺ ルウェ タ ナ Xの「こっこら」(=子どもたち)来てまた花をみんな取ってしまったんだな。(S) {E: the children of…(slang).} (出典:田村、方言:沙流)
teketuype
テケトゥイペ 【teke-tuy-pe】 手の切れた者:役に立たない者に言う悪口. (出典:萱野、方言:沙流)
tokkoni
トッコニ 【名】[動物] ヘビ(総称)。(W) ☆参考 ヘビを呼ぶのに通常は tannekamuy タンネカムイ《長い神》、 kinasut キナスッ《草の下》、 kinasutkur キナスックㇽ《草の下の人(神)》などの呼び名を使う。 tuskorokokko トゥㇱコロコッコ《綱を持つばけもの》は悪口。〔知分類 p.225「マムシ」〕 {E: a snake.} (出典:田村、方言:沙流)
uehsani
ウエㇸサニ §016.子孫(17)ueh-sani〔u-éh-sa-nì ウえㇸサニ〕⦅マオカ⦆人食いの子(悪口に用いる)。[<u(互いを)+e(食う)+-p(者)]。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
ukokopasrota
ウココパㇱロタ 【u-ko-ko-pasrota】 皆で悪口を言う,皆が一緒になってののしる. ▷ウ=互いに コ=それ パ=口 シㇼオタ=大地に空ける *大勢の者でひとりの人を一斉にののしること.(補遺編) (出典:萱野、方言:沙流)
utcike
ウッチケ 【自動】内気である、 はにかむ(きまりがわるく異性と話もできない、 寝ようと言われても行って寝るのもはずかしい。(S))、 遠慮深い(人前に出ようともせず大きい声でハキハキものも言わず遠慮してひっこんでいる)。 pokas ka un utcike wa an a p orowano easiri ka rametok otta pawetok otta kor pe ka un ポカㇱ カ ウン ウッチケ ワ アナㇷ゚ オロワノ エアシリ カ ラメトㇰ オッタ パウェトㇰ オッタ コㇿ ペ カ ウン あんなに遠慮深かったのに、 それからは、 それはそれは勇気も雄弁さもそなわって。(W民話) ☆参考 itak-e-utcike イタㇰエウッチケ は何を言われても人の顔をまともに見ずにうつむいている人に対する悪口。 yaysitoma ヤイシトマ《はずかしい》、 yaynikorosma ヤイニコロㇱマ《恥をかく、 きまり/ていさいが悪い》、 yayiporosak ヤイポロサㇰ《きまり/ていさいが悪い、 面目がない》等は、 感情を表す。 utcike ウッチケ や yepne イェㇷ゚ネ は、 はずかしがりやはにかみの様子や性質を表す。 {E: to be shy, hesitant.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
uwokemkem
ウウォケㇺケㇺ §122.陰部に関する悪口(18)uwokemkem!〔ウうぉケㇺケㇺ!〕[u(お互いの)+o(陰部を)+kemkem(なめよ)](お互いに品物をなめあってろ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
uwokepkepu
ウウォケㇷ゚ケプ §122.陰部に関する悪口(20)uwokepkepu!〔ウうぉケㇷ゚ケプ!〕[u(お互いの)+o(陰部を)+kepkepu(かじりかじりする)](お互いに品物をかじりあえ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
uwonunnun
ウウォヌンヌン §122.陰部に関する悪口(19)uwonunnun!〔ウうぉヌンヌン!〕[u(お互いの)+o(陰部を)+nunnoo(しゃぶれ)](お互いに品物をしゃぶっていやがれ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
uype
ウイペ 【名】[概/所] ①(木などの)細かい屑、 木屑、 こっぱ(木片)。 uype ne ウイペ ネ 屑になった。 ní uype ニ ウイペ 木屑。 koppa uype コッパ ウイペ 木片の屑。 ②(悪口で)…の子(=taype タイペ)。 X uype utari arki wa suy nonno opitta kar wa isam ruwe ta na! X ウイペ ウタリ アㇻキ ワ スイ ノンノ オピッタ カㇻ ワ イサㇺ ルウェ タ ナ! Xの憎らしい子どもたちが来て、 また花をみんな取ってしまったんだな。(S) wenpe uype! ウェンペ ウイペ! 貧乏人の子(ののしり)。 ☆参考 同様の悪口、 ののしりの言い方:wenpe taype ウェンペ タイペ、 wenpe sani ウェンペ サニ(これらは自分の子にでも言う)。(S) {E: ①twigs; woodchips. ②to talk bad about a child ( both children and adults).; to tease a child (amongst children).} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
wenmenoko
ウェンメノコ 【名】[wen-menoko 悪い・女]「くされ女」(悪口)。 ☆対語 wenokkayo ウェノッカヨ 悪党。 (出典:田村、方言:沙流)
wenpe
ウェンペ 【名】[wen-pe 悪い・もの/こと] ①悪いもの、 悪いこと(=wen pe ウェン ペ)。 ②人の死。 wenpe an ウェンペ アン 不幸があった、 人が亡くなった。 ③貧乏人(悪く言う言葉)。(W) wenpe taype ウェンペ タイペ/wenpe sani ウェンペ サニ 貧乏人の子(悪口、 憎まれ口)。 ☆参考 ほかに toype トイペ、 sirunpe シルンペ とも言う。 {E: ①something bad. ②the death of someone.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
wenpesirma
ウェンペシㇼマ 【wenpe-sirma】 悪いものの澱(悪口.めったに口にしない). (出典:萱野、方言:沙流)
wensirunkur
ウェンシルンクㇽ 【wen-sirun-kur】 悪い人:これは悪口であるので人前で言う言葉ではなく陰口の場合に言う.これの対語としてトイシルンクㇽという言葉があるが意味は同じ. (出典:萱野、方言:沙流)
weysetasani
ウェイセタサニ §016.子孫(8)wey-seta-sani〔wéǐ-se-ta-sa-nì うぇイセタサニ〕⦅ホロベツ⦆悪口に用いる句。もと「悪い・犬・の子孫」の義。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
yayeaspap
ヤイェアㇱパㇷ゚ 【yay-e-aspa-p】 自分自身のことは聞こえない者:他人のことは開いて知っているくせに自分のことは耳に入っていない者〔悪口〕.▷ヤイ=自身 アㇱパ=聞こえない ㇷ゚=者 リㇰ タ リㇰ タ インカㇻ ワ ウェンクㇽ オㇿ タ ソモ イペ ソモ イク ㇷ゚ ネ クス オハイケ アカㇻ ヤッカ ヤイェアㇱパㇷ゚ コラチ ネ ワ=頭が高く上ばかり見て,貧乏人の所では食いもしない飲みもしないものだから,陰口を言われても自分自身のことは聞こえないようなものだ. (出典:萱野、方言:沙流)
yayesiknakpe
ヤイェシㇰナㇰペ 【yay-e-siknak-pe】 自分自身のことは見えない者:他人のことはとやかく言うが自分のことは何もできない者のことを言う〔悪口〕.▷ヤイ=自身 シㇰナㇰ=見えない ペ=者 ニㇱパネ ㇷ゚ アナㇰネ ウェンクㇽ ウタㇻ イペ カ エアイカㇷ゚ ヤッカ ソモ ヌカㇻ ペコㇿ センピㇼケ タ ア・オㇿモメカㇻ ヤッカ ヤイェシㇰナㇰ ペ ネ=金持ちは貧乏人が食うこともできずにいても見ないふりをしていて,陰で非難されていても自分自身のことは見えないものだ. (出典:萱野、方言:沙流)
yayesitturaynup
ヤイェシットゥライヌㇷ゚ 【yay-e-sir-turaynu-p】 自分自身を見失う者:自分自身の行き先を見失い迷っている者〔悪口〕.▷ヤイ=自身 エ=それで シㇼ=あたり トゥライヌ=見つけない ㇷ゚=者 (出典:萱野、方言:沙流)
yaykosotkikarkar
ヤイコソッキカㇻカㇻ 【自動】[yay-ko-sotki-karkar 自分・に・寝床・を整える] 寝るしたくをする(悪口)。 tane suy yaykosotkikarkar kor an タネ スイ ヤイコソッキカㇻカㇻ コラン また(彼は)もはや寝るしたくをしている。(S) {E: to prepare to go to sleep (slang).} (出典:田村、方言:沙流)
yaynupa 2
ヤイヌパ 【自動】[yaynu-pa 気持ち・見出す] 正気づく。 yaynupa kor an hawe un ヤイヌパ コラン ハウェ ウン 正気づきつつあるのだよ(わけのわからないことばかり言う人のことを悪口で言う)。(S) {E: to come back to one's senses; regain consciousness.} (出典:田村、方言:沙流)
yayoe
ヤヨエ §122.陰部に関する悪口(10)yayoe!〔ヤよエ!〕[yay(自分の)+o(陰部を)+e(くわえよ)](てめえの陰茎をくわえていやがれ!)⦅ホロベツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
yayokemkem
ヤヨケㇺケㇺ §122.陰部に関する悪口(12)yayokemkem!〔ヤよケㇺケㇺ!〕[yay(自分の)+o(陰部を)+kemkem(なめよ)](てめえの陰部をなめやがれ!)⦅ホロベツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
yayokuykuy
ヤヨクイクイ §122.陰部に関する悪口(22)yayokuykuy!〔ヤよクイクイ!〕[yay(自分の)+o(陰部を)+kuykuy(噛み噛みせよ)](てめえの陰部を噛み噛みしてろ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
yayonumakokuykuy
ヤヨヌマコクイクイ §122.陰部に関する悪口(23)yayo-numa-ko-kuykuy!〔ヤよヌマコクイクイ!〕[yay(自分の)+o(陰部を)+numa(毛)+ko(とともに)+kuykuy(噛み噛みせよ)](てめえのしろものを毛のまま噛み噛みしやがれ!)⦅ホロベツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
yayonunnun
ヤヨヌンヌン §122.陰部に関する悪口(14)yayonunnun!〔ヤよヌンヌン!〕[yay(自分の)+o(陰部を)+nunnun(しゃぶれ)](てめえの陰茎をしゃぶりやがれ!)⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
yayonunnun yayoseru
ヤヨヌンヌン ヤヨセル §122.陰部に関する悪口(17)yayonunnun yayoseru!〔ヤよヌンヌン・ヤよセル!〕[てめえの品物をしゃぶって、むせやがれ!]⦅ホロベツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)