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- nonno
- ノンノ 【nonno】 花. (出典:萱野、方言:沙流)
- nonno 1
- ノンノ 【名】[植物]花。 emukkane nonno エムッカネ ノンノ つぼみ。 nonno o ノンノ オ 花がつく(=咲く、 またはつぼみがつく)。 nonno ukocupke/ukocupupke ノンノ ウコチュㇷ゚ケ/ウコチュプㇷ゚ケ 花がつぼむ/しぼむ。(S) nonno sumumke ノンノ スムㇺケ 花がしおれる。(S) nonno tuy ノンノ トゥイ 花が落ちる(=散る)。 {E: a flower.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- nonno 2
- ノンノ 【名】[幼] よいもの(おもちゃなど)。 nonno hatata hok wa en=kore! ノンノ ハタタ ホㇰ ワ エンコレ! [幼]赤いおべべ買ってちょうだい。(S) {E: a toy.} (出典:田村、方言:沙流)
- cikappononno
- チカッポノンノ 【cikap-po-nonno】 アズマイチゲ〔植〕. (出典:萱野、方言:沙流)
- cisekot eynonnoitak
- チセコッ エイノンノイタㇰ 【cise-kot-einonno-itak】 地神祭:家を建てる場所をはらい清める祭のこと. (出典:萱野、方言:沙流)
- einonnoitak
- エイノンノイタㇰ 【e-inonno-itak】 はらい清める. マキㇷ゚ タㇷ゚ ウフナㇰ ワノ ウナㇻペ ヤイヌミウェンエオ エイノンノイタㇰ ワ エン・コレ ヤン=どうしたことやらついこの頃からおばさんが病気がちだ,はらい清めてくださいよ. (出典:萱野、方言:沙流)
- epitcenonno
- エピッチェノンノ §031 タンポポ (3) epitce-nonno (e-pít-ce-non-no)「エぴッチェノンノ」[はげている・花] 冠毛を有する果実がまだ飛散しないものをいう ⦅幌別⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- eynonnoitak
- エイノンノイタㇰ 【他動】[e-inonnoitak …について・祈る] …のことを祈る。 nísapno ray wa turse ruwe ne híne orowano néun a=epótara néun a=eynonnoitak kotan epitta oka nispa uwekarpa wa a=eynonnoitak kasi a=kik yakka a=niwkes híne ニサㇷ゚ノ ライ ワ トゥㇽセ ルウェ ネ ヒネ オロワノ ネウン アエポタラ ネウン アエイノンノイタㇰ コタネピッタ オカ ニㇱパ ウウェカㇻパ ワ アエイノンノイタㇰ カシ アキㇰ ヤッカ アニウケㇱ ヒネ (私の一人娘が)突然死んで倒れて、 それからどんなにまじないをし、 どんなに祈り、 村じゅうの長者方が集まって娘のために祈っても(生き返らせるために)たたいても、 生き返らせることができなくて。(W民話) {E: to pray for…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- honeinonnoitak(-an)
- ホネイノンノイタㇰ §346.産―安産[する];赤ん坊をやすやすと産む(3)安産の祈祷 hon-e-inonnoitak(-an)〔ho-né-i-non-no-i-tak ホねイノンノイタク〕[hon(腹)+e(について)+inonnoitak(祈祷する)]⦅ホロべツ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
- inonno
- イノンノ 【inonno】 祈りの. (出典:萱野、方言:沙流)
- inonnoitak
- イノンノイタㇰ 【inonno-itak】 祈る,神や仏に願い事をする,神々に祈る.(補遺編) (出典:萱野、方言:沙流)
- inonnoitak
- イノンノイタㇰ 【inonno-itak】 祝詞(のりと).祈りの言葉. ネㇷ゚ネㇷ゚ イノンノイタㇰ アン ヤッカ ペウレクㇽ イェ イタㇰ エタカスレ カムイ コホサリ ㇷ゚ ネ ヤカイェ(ヤㇰ ア・イェ)=いろいろと祝詞をあげる場合があるが,若者が言う言葉に特別神が向いてくれるものだそうだ. (出典:萱野、方言:沙流)
- inonnoitak/inonnoytak
- イノンノイタㇰ 【自動】[i-nonno-itak ものを・(?)・話す] 祈とうする、 神に祈りを捧げる。 ☆参考 きちんと儀式の形式で祈とうすることを言い、 日本語で「ご健康を/ご活躍をお祈りします」と挨拶のように言うようなときには使わない。 {E: to pray.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- inonnoitakkur/inonnoytakkur
- イノンノイタックㇽ 【名】祈る人。 ☆参考 「巫女、 坊さん」の訳として出た。 {E: a prayer (ie one who prays.).} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- kakkoknonno
- カㇰコㇰノンノ §344 エゾカンゾウ (2) kakkok-nonno (kák-kok-non-no)「かㇰコㇰ・ノンノ」[カッコウ鳥・花] 花 ⦅長万部⦆⦅A有珠⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- kamakatanonno
- カマカタノンノ §134 スミレ (1) kamakata-nonno (ka-má-ka-ta-non-no)「カまカタ・ノンノ」[蝶・花] 花 ⦅幌別⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- kampinuyenonno
- カンピヌイェノンノ §330 アヤメ (1) kampi-nuye-nonno (kám-pi-nu-ye-non-no)「かンピ・ヌイェ・ノンノ」[kampi(手紙)nuye(書く)nonno(花)] 花 ⦅幌別⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- kanpinuyep-nonno
- カンピヌイェㇷ゚ノンノ 【名】[kanpinuyep-nonno 筆・花][植物] アヤメの花(形が筆に似ている)。(W)〔知分類 p.193〕 {E: an iris (flower).} (出典:田村、方言:沙流)
- kotannonnoitak
- コタンノンノイタㇰ 【自動】[kotan-nonnoitak 村・を祈る/のろう] 村にのろいをかける。 {E: to put a curse on a village.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- kunawnonno
- クナウノンノ 【kunaw-nonno】 フクジュソウ. (出典:萱野、方言:沙流)
- makayononno
- マカヨノンノ §026 フキ (14) makayo-nonno (ma-ká-yo-non-no)「マかヨノンノ」[フキノトウの・花] 花 ⦅幌別⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- nisewnonno
- ニセウノンノ §256 アズマイチゲ ウラベニイチゲ (2) nisew-nonno (ni-séw-non-no)「ニセウ・ノンノ」 花 ⦅A沙流⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- nisewpenonno
- ニセウペノンノ §256 アズマイチゲ ウラベニイチゲ (3) nisewpe-nonno (ni-séw-pe-non-no)「ニせウペ・ノンノ」 花 ⦅B⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- nonno hecirasa
- ノンノ ヘチラサ 【nonno hecirasa】 花が咲く. (出典:萱野、方言:沙流)
- nonno sumumke
- ノンノ スムㇺケ 【nonno sumumke】 花がしぼむ. (出典:萱野、方言:沙流)
- nonno-netopa
- ノンノネトパ 【名】[nonno-netopa 花・体] 花の茎。 {E: the stem of a flower.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- nonnoitak
- ノンノイタㇰ 【nonno-itak】 お祈りの言葉,神々へ祈る時の言葉. ネイタパㇰノ ニサㇱヌトゥマム エコㇿクニネ エチエイノンノイタㇰナ=いつまでも元気な体をお持ちになれますように,あなたのことを祈るよ.(補遺編) (出典:萱野、方言:沙流)
- nonnokeni
- ノンノケニ 【nonno keni】 花芽. (出典:萱野、方言:沙流)
- nonnoo-tokkuri
- ノンノオトックリ 【名】[nonno-o-tokkuri 花・(そこ)に入る・びん] 花びん。(W) (出典:田村、方言:沙流)
- ononnoononno
- オノンノオノンノ 【ononno ononno】 珍しい物を貰って喜んだ時に出す声. (出典:萱野、方言:沙流)
- pisenonno
- 『ピセノンノ』 §071 ハマベンケイソウ (4) pise-nonno『ピセノンノ』 花 ⦅B⦆⦅A沙流⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- sermakkasi a=kononnoytak
- セㇾマッカシ アコノンノイタㇰ 【sermak-kasi a=ko-nonno-itak】 不運を念じる.*魂の上へ祈るよい言葉ではない.前後にそれ相当の言葉がある. (出典:萱野、方言:沙流)
- tónonnoski
- トノンノㇱキ 【名】[tónon-noski 昼間の・真ん中][古] お昼頃(11時頃でもよい)。 ☆参考 tónoski トノㇱキ、 tókapnoski トカㇷ゚ノㇱキ [新]。 {E: around midday.} (出典:田村、方言:沙流)
- tónonnoto
- トノンノト 【名】[tónon-noto 昼間の・なぎ] 昼間のなぎ(「あぶらなぎ」)(水上にあぶらをひいたようにみえる)。 tónonnoto an トノンノト アン「「あぶらなぎ」だ。(S) {E: the calm of day.} (出典:田村、方言:沙流)
- uweinonnoitak
- ウウェイノンノイタㇰ 【u-e-inonno-itak】 おはらいの祈り(をする):神々に向かって病気が治るように祈る.誰かが誰かのためにおはらいの祈りをする. タㇷ゚ ネノ パ トゥㇺ ネ マヌ ㇷ゚ ユㇷ゚ケ ヒ タ アナㇰネ オシルㇱクㇽ パテㇰ ネ ペコㇿ ネ ㇷ゚ ネ クス ウウェイノンノイタㇰ ペ カ イサㇺ=このように病気がはやる時には床に伏す者ばかりのようになるとおはらいの祈りをする者もいない. (出典:萱野、方言:沙流)
- yayeynonnoitak
- ヤイェイノンノイタㇰ 【自動】[yay-e-inonnoitak 自分・について・祈る] 自分のことを神に祈る。 {E: to pray to the gods for something (concerning oneself).} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- yuknonno
- ユㇰノンノ §238 コンロンソウ (2) yuk-nonno (yúk-non-no)「ゆㇰ・ノンノ」[鹿・花] 花 ⦅荻伏⦆⦅A沙流⦆ (出典:知里植物編、方言:)
- -tektek
- テㇰテㇰ 【接尾】(動作・行為を表す動詞に接尾し、 動作が急激にまたは瞬間的に行われることを表す。 母音で終わる動詞の、 語末の母音を除いて接尾する。 子音に終わる動詞に接尾している例はない。) maka マカ …を開ける;maktektek マㇰテㇰテㇰ …を急に開ける。 ekuskonna apa maktektek エクㇱコンナ アパ マㇰテㇰテㇰ (彼は)突然戸をガラガラッと開けた。(S) etaye エタイェ 引っぱる;etaytektek エタイテㇰテㇰ キュッと引っぱる。 nonno etaytektek ノンノ エタイテㇰテㇰ (彼はさしてある花を)ヒョッと引き抜いた。(S) hopuni ホプニ 飛ぶ;hopuntektek ホプンテㇰテㇰ パッと飛び立つ。 ☆参考 tek テㇰ 2[助動] と形は似ているが意味・用法は異なる。 (出典:田村、方言:沙流)
- emukkane
- エムッカネ 【自動】[e-mukka-ne その頭が・(?)・になる]つぼみになる、 つぼむ、 つぼみになっている。 emukkane nonno エムッカネ ノンノ 花のつぼみ。 〔知分類になし〕 {E: to bud; be in bud.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- etokoyki
- エトコイキ 【他動】…の用意をする、 (動詞のあとに置かれて)…する用意をする。 tanepo hecirasa etokoyki kor an emukkane nonno o タネポ ヘチラサ エトコイキ コラン エムッカネ ノンノ オ 初めて咲く用意をしつつある(=咲きそうになっている)つぼみがついている。(W) ☆参考 意味は etok oyki エトㇰ オイキ と同じ。 不定人称形は a=etókoyki アエトコイキ。 {E: to prepare for…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- hatata
- ハタタ 【名】[幼] おべべ(「ぽっぽ」) (着物を意味する幼児語)。(S) nonno hatata hok wa en=kore! ノンノ ハタタ ホㇰ ワ エンコレ 赤い「ぽっぽ」(=おべべ)買ってちょうだい。(S) {E: baby talk for clothes.} (出典:田村、方言:沙流)
- hecirasa
- ヘチラサ 【自動】[単](複は heciraspa ヘチラㇱパ)[he-cirasa 頭・を開く(?)](花が)開く。 nonno hecirasa ノンノ ヘチラサ 花が開く、 花が咲く。 ☆参考 pirasa ピラサ …を開く、 広げる。 {E: for flowers to open, bloom.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- húre
- フレ 【自動】赤い。 húre nonno フレ ノンノ 赤い花。(S会話) húre su フレ ス 赤い鍋(アルマイトの黄色い鍋を指して)。(W) ☆参考 オレンジ系の黄から紫くらいまでの範囲にわたり、 茶色っぽい色まで含むが、 典型的なのは血のような赤い色。 ☆参考 siwnin シウニン 青い(緑を中心とする)。 retar レタㇻ 白い。 kunne クンネ 黒い。 {E: to be red.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- ipe 2
- イペ 【名】[概/所] 食べ物、 魚、 実り、 実、 食べるところ(イモやウバユリなど根を食べるものの根、 栗、 クルミ等のいがや殻を割った中の食べるところ等)、 中味。 ipe o イペ オ 実がなる。 nonno o hike nonno o ipe o hike ipe o ノンノ オ ヒケ ノンノ オ イペ オ ヒケ イペ オ 花がつく(咲く)ものは花がつき、 実がなるものは実がなる。(S言い伝え) {E: a meal; food.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- iramasure
- イラマスレ 【自動】[i-ramasu-re 人を・面白く思う・させる] おもしろい、 すてきな、 なんてきれいな。 iramasure! tooká nonno pirka ruwe! イラマスレ! トオカ ノンノ ピㇼカ ルウェ! まあきれい、 あの花のきれいなこと! tooká nonno iramasure ruwe! トオカ ノンノ イラマスレ ルウェ! あの花はなんてきれいなんでしょう。 iramasure poyson pirka ruwe! imeru us kane an! イラマスレ ポイソン ピㇼカ ルウェ! イメル ウㇱ カネ アン! まあ赤ちゃんのきれいなこと輝くようだ。(S) ☆参考 最初の例のように間投詞的にも使う。 {E: to be interesting; fine; wonderful; beautiful.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- ka(si) kik
- カ(シ) キㇰ 【連他動】[…の上・をたたく] …の悪払いをする、 (病気を治すためなど、 マツサージとして) …をたたく。 a=eynonnoitak kasi a=kik yakka a=niwkes アエイノンノイタㇰ カシ アキㇰ ヤッカ アニウケㇱ (私たち皆で)祈とうしたりたたいたりしても効果がなかった。(W民話) {E: to tap, rub…(as healing massage).} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- kamuykoytak
- カムイコイタㇰ 【自動】[kamuy-ko-itak 神・に・話す] 神に話す、 祈る。 ☆参考 kamuynomi カムイノミ はおみき(神酒)をあげ、 決まった作法にのっとって祈る儀式をすること、 inonnoytak イノンノイタㇰ はそのようにして祈ること、 kamuykoytak カムイコイタㇰ は神に向かって言葉を言うこと。 「ご健闘を祈ります」のような挨拶や単に「祈念する」という意味には使わない。 ☞koytak コイタㇰ、 itak イタㇰ {E: to pray.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- kar 2
- カㇻ 【他動】(木や草の実)を採る/摘む、 収穫する、 (皮) をむく。 nonno kar ノンノ カㇻ 花を摘む。 hat kar ハッ カㇻ ぶどうを摘む(=hatkar ハッカㇻ)。 kapuhu kar カプフ カㇻ その皮をむく。 tane hetukpa pewre top a=kar kusu ekimne=an タネ ヘトゥㇰパ ペウレ トㇷ゚ アカㇻ クス エキㇺネアン 出たばかりの若い竹(=タケノコ)を掘りに山へ行こう。 toy or un pe opitta tane a=kar nisa トヨルン ペ オピッタ タネ アカン ニサ 畑のものをみんなもう取り入れてしまった。(S) {E: to pick, gather…; peel…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- konupuru
- コヌプル 【他動】[ko-nupur …に・霊力がある](konupur コヌプㇽ の聞きまちがいか。)…が好きである/気に入る、 (子ども)がかわいい(と思う)。 nonno pirka korka ku=konupuru(ku=konupur?) humi ka isam ノンノ ピㇼカ コㇿカ クコヌプル(クコヌプㇽ?) フミ カ イサㇺ 花はきれいだけれど私は好きではない。(S) ☞nupur ヌプㇽ {E: to like, be pleased with…} (出典:田村、方言:沙流)
- kuytakpe-ihunarap
- クイタㇰペイフナラㇷ゚ 【名】[kuytakpe-ihunara-p 十字柱・さがしものをする・もの] さがしものをするときに持って歩く十字柱(「枯れヨモギを十字に組み合わせたもの、 これに inonnoitak イノンノイタㇰ して(魂を入れ言葉を入れて)持って歩くと必ず落とした所へ行き、 探しものが見つかる」)。(S) (出典:田村、方言:沙流)
- mukkane
- ムッカネ 【自動】まるい(角がない)、 まるのままである(切ってない)。 a=kewre yakun okake anak mukkane, mukkane ciki ora pirkano piru wa anu アケウレ ヤクン オカケ アナㇰ ムッカネ、 ムッカネ チキ オラ ピㇼカノ ピル ワ アヌ 削るとそのあとは角がなくなる、 角がとれたらこんどはきれいにやすりをかけておきなさい。(S) mukkane cikuni ムッカネ チクニ 割ってない薪。(S) k=oypepihi mukkane emo oma na コイペピヒ ムッカネ エモ オマ ナ 私のおわんに切ってないいもが入っているよ。 ☆参考 いもなどが切ってないことは、 ramne ラㇺネ ともいう。 ramne ラㇺネ は壊れていなく完形であること、 mukkane ムッカネ は丸くまとまった形状をしていることを言う。 emukkane nonno エムッカネ ノンノ は花のつぼみ。(S) {E: to be round; to be left as a whole.} (出典:田村、方言:沙流)
- noto
- ノト 【名】なぎ(凪)。 noto an ノト アン ないでいる。 ☆参考 昼間のなぎは tónonnoto トノンノト、 しける前日のなぎは tópiror/tópirpok トピロㇿ/トピㇼポㇰ、 しけ(嵐)は ruyanpe ルヤンペ。 {E: calm conditions (eg no wind).} (出典:田村、方言:沙流)
- o 2
- オ 【他動】(実が)なる、 (目が)つく/開く、 (道が)つく、 (傷が)つく、 (穴/孔が)あく。 nonno o ノンノ オ 花がつく(=咲く、 またはつぼみをつける)。 ipe o イペ オ 実がなる。 núpe ru o kane ヌペ ル オ カネ 涙の道がついていて。(S会話) ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- poysoya-kamuy
- ポイソヤカムイ 【名】[pon-soya-kamuy 小さい・ハチ・神][動物] ミツバチ。 poysoya-kamuy suy kapocá nonno ka pokusó nonno ka suy kotuk wa oka, tópen uske uyna rusuy kusu he ポイソヤカムイ スイ カポチャ ノンノ カ ポクソ ノンノ カ スイ コトゥㇰ ワ オカ、 トペン ウㇱケ ウイナ ルスイ クス ヘ ミツバチがまたカボチャの花やクローバーの花にまた止まっている、 甘いところ(蜜)がほしいからか。(S) ☆参考 利口なもんだ、 神のうちに入る、 葬式の日には頭に白い鉢巻をして悔やみに来る。(S)〔知分類 p.87 póy-soyay ((ホロベツ))小形のハチ〕 {E: a honeybee.} (出典:田村、方言:沙流)
- racici
- ラチチ 【他動】[racit-i (たれ下がる意味の語基)・(他動詞形成)](目的語となる名詞概念形のあとについて自動詞をつくる。) …をダラリと下げている。 toan nonno okkew-racici ruwe an hi! トアン ノンノ オッケウラチチ ルウェ アニ! あの花、 首をダランと下げているねえ(しおれて)。(W) kimun kamuy ka sinki p ne kusu parunpe-racici キムン カムイ カ シンキㇷ゚ ネ クス パルンペラチチ 熊も疲れたものだから舌をだらりと出して(下げて)いる。(HK民話) kema-racici ケマラチチ(高いいすに腰かけて)足をブランと下げている。(S) mon-racici モンラチチ(神謡の中で死んだ動物(神)が梁の上から)手(=前足)をダラリと下げている。(HC神謡) ☆参考 独立の他動詞としては未出。 ☆参考 自動詞は racitke ラチッケ ぶら下がる。 ☆参考 ra ラ は《下の方》。 {E: to hang, lower something loosely.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- rasupa
- ラスパ 【名】[植物]「サビタ」。 rasupa ni ラスパ ニ 「サビタ」の木。 rasupa nonno ラスパ ノンノ 「サビタ」の花。 ☆参考 パイプや杖を彫る材にする。 花は、 直径20センチぐらいの花の中に梅の花びらのような花がいっぱいついている、 真っ白できれい。(S)〔知分類 p.129 ノリウツギ〕 {E: hydrangea paniculata (B.).} (出典:田村、方言:沙流)
- réko
- レコ 【他動】[re-ko 名前・(?)] …に名をつける、 …を…と(いう名で)呼ぶ、 …の名を言う。 aynu réko sinre patek oka ruwe ne アイヌ レコ シンレ パテㇰ オカ ルウェ ネ アイヌが名づけた地名ばかりがあるのです。(S言い伝え) semekatki kotan a=reko セメカッキ コタン アレコ 私はとんでもない村の名前を言った。(S民話) páseni sísam or ta a=reko katu aotamo パセニ シサㇺ オッタ アレコ カトゥ アオタモ パセニは日本人のところで名付けるしかたはアオダモ=日本語ではアオダモと言う。(W) kunneywa an kor hecirasa, tókap an kor ukocupke wa hemuymuye wa an nonno sísam or ta a=reko hi asagao sekor a=reko クンネイワ アン コㇿ ヘチラサ、 トカㇷ゚ アン コㇿ ウコチュㇷ゚ケ ワ ヘムイムイェ ワ アン ノンノ シサㇺ オッタ アレコ ヒ アサガオ セコㇿ アレコ 毎日朝になると開き、 昼になるとしぼんでしまう花を日本語ではアサガオと言う。(S) {E: to name, call…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- ritenni
- リテンニ 【名】[riten-ni 柔軟な・木] [植物]ツツジの木。 ritenni nonno リテンニ ノンノ ツツジの花。〔知分類 p.30 ((様似, 長万部)) ((宮部・神保 沙流・鵡川・石狩))ムシカリ〕 {E: the azalea flower.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- siwnin
- シウニン 【自動】緑である。 siwnin nonno シウニン ノンノ 黄色い花/青い花。 siwnin sinrus シウニン シンルㇱ 緑の苔。 siwnin íkonpap シウニン イコンパㇷ゚ [緑の・青虫や毛虫の類] 青虫(「青虫」の訳語として出た)。 ☆参考 沙流方言では草色(グリーン)を典型的な色とし、 黄から紫ぐらいまでの間に広がるいろいろな色をさす。 ただしオレンジ系の黄色は húre フレ 「赤」のほうに属する。 東や北の地方では水色(ブルー)を典型的な色とする。 サダモさんによると、 昔は緑は wenkamuy ウェンカムイ《悪神、 ばけもの》の色として嫌われていたという。 {E: to be green.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- sum 1
- スㇺ 【自動】[< しぼむことを表す語根]不作である。 tanpa anakne nonno ka sum, a=etóyta p ka sum タンパ アナㇰネ ノンノ カ スㇺ、 アエトイタㇷ゚ カ スㇺ 今年は花のできも悪いし畑のものも不作だ。(S) sir-sum シㇼスㇺ 不作である(田も畑も全部一般的に)。 {E: to have a bad harvest, crop.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- surku 1
- スㇽク 【名】[植物]トリカブト(「ブシ」)(根も葉も含めて)。(S) surku nonno スㇽク ノンノ トリカブトの花(藤色で美しい)。 surku sinrit スㇽク シンリッ トリカブトの根(猛毒で、 熊を殺す毒矢に使われる)。 〔知分類 p.139 (トリカブトの)根〕 {E: an aconite; a wolfsbane.} (出典:田村、方言:沙流)
- taypeutari
- タイペウタリ 【名】[所](utari ウタリ の概は utar ウタㇻ)[taype-utar-i …の子・たち・(所属語尾)] …の子どもたち(悪口、 罵倒)。 X taypeutari arki wa suy nonno opitta kar wa isam ruwe ta na X タイペウタリ アㇻキ ワ スイ ノンノ オピッタ カㇻ ワ イサㇺ ルウェ タ ナ Xの「こっこら」(=子どもたち)来てまた花をみんな取ってしまったんだな。(S) {E: the children of…(slang).} (出典:田村、方言:沙流)
- tuy 2
- トゥイ 【自動】(花や葉が、 たばこの灰が)とれて落ちる。 seta numa tuy セタ ヌマ トゥイ 犬の毛が抜ける。(W) nonno tuy ノンノ トゥイ 花が散る。(S) níham tuy ニハㇺ トゥイ 木の葉が落ちる(一枚ポロッと取れて落ちる)。 ☆参考 他動詞は tuyre トゥイレ (たばこの灰などを)落とす。 ☆参考 木の葉などがたくさん落ちる(散る)ことは rapapse ラパㇷ゚セ。 {E: to break off.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- ukosinritkor
- ウコシンリッコㇿ §013.先祖;祖先(11)uko-sinrit-kor〔u-kó-šin-rit-kor ウこシンリッコㇿ〕⦅ビホロ⦆共通の先祖をもつ"Kusuri newa Piporo〜;naa sine inonno(inomi, ekasi) kor"「クシロ(釧路)とビホロ(美幌)は先祖が一つだ;まだ同一の祈(祭、祖先)を持っている」。[uko(同一の)+sinrit(祖先を)+kor(もつ)]。 (出典:知里人間編Ⅱ、方言:)
- umosma
- ウモㇱマ 【副】[u-mosma 互い・のほかに] 別々に、 めいめいで。 umosma umosma inonnoytak ウモㇱマ ウモㇱマ イノンノイタㇰ めいめいで神に祈りを捧げた。 {E: separately; each; individually.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- uwaste
- ウワㇱテ 【自動】[u-w-as-te 互い・(挿入音)・立つ・させる](?) (植物が)繁殖する、 (人間でも)子孫が生まれてふえる。 nonno o wa ipeo wa pókor hi koraci aynu ka uwaste ノンノ オ ワ イペオ ワ ポコリ コラチ アイヌ カ ウワㇱテ (木が)花が咲いて実がなるのと同じように人間もふえていく。(S言い伝え) motoho anak sinep ne korka uwaste katu repun iworso atuyso ka wa uwaste hike néno aynu ne yakka usinnayno katkor モトホ アナㇰ シネㇷ゚ ネ コㇿカ ウワㇱテ カトゥ レプン イウォㇿソ アトゥイソ カ ワ ウワㇱテ ヒケ ネノ アイヌ ネ ヤッカ ウシンナイノ カッコㇿ 起源は一つであってもふえ方が沖の方、 海外から妻をめとってふえた者はそれなりに同じ人間であっても姿形が違っている。(S言い伝え) tapan yam e=carpa yakun oro wano yam sekor a=ye p uwaste yakne タパン ヤㇺ エチャㇻパ ヤクン オロ ワノ ヤㇺ セコㇿ アイェㇷ゚ ウワㇱテ ヤㇰネ あなたがこの栗をまけばそこから栗というものがふえていって。(W神謡語り) ☆参考 動物が繁殖することは uwatte ウワッテ。 {E: to breed; reproduce.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- uype
- ウイペ 【名】[概/所] ①(木などの)細かい屑、 木屑、 こっぱ(木片)。 uype ne ウイペ ネ 屑になった。 ní uype ニ ウイペ 木屑。 koppa uype コッパ ウイペ 木片の屑。 ②(悪口で)…の子(=taype タイペ)。 X uype utari arki wa suy nonno opitta kar wa isam ruwe ta na! X ウイペ ウタリ アㇻキ ワ スイ ノンノ オピッタ カㇻ ワ イサㇺ ルウェ タ ナ! Xの憎らしい子どもたちが来て、 また花をみんな取ってしまったんだな。(S) wenpe uype! ウェンペ ウイペ! 貧乏人の子(ののしり)。 ☆参考 同様の悪口、 ののしりの言い方:wenpe taype ウェンペ タイペ、 wenpe sani ウェンペ サニ(これらは自分の子にでも言う)。(S) {E: ①twigs; woodchips. ②to talk bad about a child ( both children and adults).; to tease a child (amongst children).} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
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萱野 茂『萱野茂のアイヌ語辞典』1996年 ©萱野れい子
田村すず子『アイヌ語沙流方言辞典』1996年 ©田村洋一