国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ

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peker
ペケㇾ 【peker】 澄む,明るい,清い,清らか. (出典:萱野、方言:沙流)
peker
ペケㇾ 【自動】①明るい。 sittumu peker シットゥム ペケㇾ 夜が明けてきて少し明るくなる。 ②(水などが)澄んでいる、 澄む。 kuci peker menoko クチ ペケㇾ メノコ [そののど・澄んでいる・女性] 澄んだ声の女性。 ③peker irenka ciomare ペケㇾ イレンカ チオマレ [慣用句]死にかかっている者が生きそう(命をとりとめそう)だ。(W) ☆参考 sir-peker シㇼペケㇾ (すっかり)夜が明ける、 明るくなる、 明るい。 {E: ①to be bright; clear. ②(for water etc.) to become clear.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
ciskopeker
チㇱコペケㇾ 【cis-ko-peker】 泣き明かす.▷チㇱ=泣く コ=それ,夜 ペケㇾ=明かす (出典:萱野、方言:沙流)
eyaykouwepeker
エヤイコウウェペケㇾ 【他動】[e-yayko-uwepeker …について・一人で・物語りする] …のことを困っていろいろと考える。 {E: to think over one's troubles.} (出典:田村、方言:沙流)
eyaykouwepeker
エヤイコウウェペケㇾ 【e-yay-ko-uepeker】 自分の事を言う. (出典:萱野、方言:沙流)
k=eyaykouwepeker
ケヤイコウウェペケㇾ 【k=e-yay-ko-uepeker】 言う:自分の見た悪い出来事を言う.▷ク=私 エ=それ ヤイ=自身 コ=〜に対して ウウェペケㇾ=語る ソンノ ケヤイコウウェペケㇾ=本当にいやな思いだ.*単に自分で自分の事を語るという風な簡単な意味ではない.得体の知れない化け物を見たとか,悪い夢を見て薄気味悪い思いをした時などに,顔をしかめながら言う言葉. (出典:萱野、方言:沙流)
kucipeker
クチペケㇾ 【kuci-peker】 声がきれい,発音がはっきりしている. ▷クチ=声 ペケㇾ=きれい,澄む(補遺編) (出典:萱野、方言:沙流)
kucipeker
クチペケㇾ 【自動】[kuci-peker そののど[所]・澄んでいる] 声が澄んでいる、 澄んだ声の…。 kucipeker menoko sinotca haw クチペケㇾ メノコ シノッチャ ハウ 声の澄んだ女性の歌う声。(NK民話) (出典:田村、方言:沙流)
peker-kamuy
ペケㇾ カムイ 【名】善い神。 ☆参考 『音声資料』では「明神」と直訳した。 ☆参考 nitne-kamuy ニッネ カムイ 悪い/凶暴な神。 wenkamuy ウェンカムイ は一般に悪い神、 ばけもの。 (出典:田村、方言:沙流)
pekerkewtum
ペケㇾケウトゥㇺ 【peker-kewtum】 清い心,きれいな精神. (出典:萱野、方言:沙流)
pekerto
ペケㇾト 【peker to】 真っ昼間. (出典:萱野、方言:沙流)
ramupekere
ラムペケレ §317.こうしょく(好色)[である](4)浮気である ramu-pekere〔ra-mú-pe-ke-re ラむペケレ〕[ramu(その心)+pekere(<peker 明るい)]⦅タラントマリ⦆ (出典:知里人間編I、方言:)
sir-peker/sirpeker
シㇼペケㇾ 【完動】[sir-peker あたりの様子(完全動詞形成)・明るい] 明るい、 明るくなる、 夜が明ける。 ☆対語 sirkunne シㇼクンネ {E: to be bright; become bright.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
sir-tumu-peker
シットゥムペケㇾ 【完動】[sir-tumu-peker あたり・の中・明るい] 夜明けになる、 夜が明ける。 ☆発音 sir- で切って発音すれば シㇼ。 {E: to become, grow into dawn.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
sirkopeker
シㇼコペケㇾ 【自動】[sir-ko-peker あたり・…に対して・明るい] 夜明しする、 夜が明けるまでする。 ancikar tanne yakka uwepeker=as ayne sirkopeker=as アンチカッ タンネ ヤッカ ウウェペケㇾアㇱ アイネ シㇼコペケㇾアㇱ 夜が長くなったとはいえ私たちが昔話をしているうちに夜が明けてしまった。(S) ☆参考 sirpeker シㇼペケㇾ は明るくなる、 夜が明ける。 {E: to stay up till dawn.} (出典:田村、方言:沙流)
sirkopeker
シㇼコペケㇾ 【sir-ko-peker】 夜明かしする,徹夜. トゥイマウㇱケ ワ ア・トクイェコㇿクㇽ エㇰ ペ ネ クス アネピッタ ウウェネウサㇻ・アン ヒネ シㇼコペケㇾ・アン=遠い所から友人が来たものだから,夜通し四方山話をして夜明かしをしてしまった. (出典:萱野、方言:沙流)
sirpeker
シㇼペケレ 【sir-peker】 夜が明ける,明るくなる,夜明け. (出典:萱野、方言:沙流)
sittumpeker
シットゥンペケㇾ 【sir-tum-peker】 夜明け.▷シㇼ=あたり トゥㇺ=中 ペケㇾ=明るい →あたりの中が少し明るくなった (出典:萱野、方言:沙流)
sittumupeker
シットゥムペケㇾ ☞sir-tumu-peker シットゥムペケㇾ (出典:田村、方言:沙流)
sunke-uwepeker
スンケウウェペケㇾ 【自動/名】[sunke-uwepeker うそをつく・民話を語る] ①[自動]でたらめの出まかせの物語をする。 ②[名](伝え聞いた uwepeker ウェペケㇾ 民話でなく)話し手がでまかせに言う話。 {E: a tall tale; a lie.} (出典:田村、方言:沙流)
tumupeker
トゥムペケㇾ 【自動】[tumu-peker その中・明るい]少し明るい。 ☞sir-tumupeker シットゥムペケㇾ (出典:田村、方言:沙流)
unterewasirkopeker
ウンテレワシㇼコペケㇾ 【un-tere wa sir-ko-peker】 待ち明かす:人が来るのを一晩中待って夜を明かす. (出典:萱野、方言:沙流)
uwepeker
ウウェペケㇾ 【u-e-peker】 物語(を言う):伝説・おとぎ話等. ウナㇻペー ウウェペケㇾ ワ エン・ヌレ.エ・イェ ウウェペケㇾ アナㇰネ ア・エチャヌㇷ゚コㇿペ パテーㇰ ネ ㇷ゚ ネ クス ク・ヌ ルスイ=おばさんよ.昔話を私に聞かせてくれ,あなたの昔話は聞いてためになる話ばかりなので私は聞きたい. (出典:萱野、方言:沙流)
uwepeker
ウウェペケㇾ 【自動/名】[u-w-e-peker 互い・(挿入音)・で/と一緒に・明るくなる] ①[自動]民話(昔話)を語る。 k=úwepeker ciki nu yan クウェペケッ チキ ヌ ヤン 民話を語るから(昔話をしてあげるから)聞きなさい。(S独話) ②[名]民話(昔話)。 uwepeker ye ウウェペケㇾ イェ 民話を語る。 pirka uwepeker ku=ye kusu ne na ピㇼカ ウウェペケㇾ クイェ クス ネ ナ よい(すてきな/美しい)お話をしてあげるからね。(S独話) ☆参考 昔話の中に、 素性や先祖の話、 歴史的な出来事など、 子孫に教え伝える話と、 ただ楽しみのために話したり聞いたりする話とある。 前者を upaskuma ウパㇱクマ と言い、 これを《言い伝え》と訳す。 後者を uwepeker ウウェペケㇾ と言い、 これを《民話》と訳す。 アイヌ民話 uwepeker ウウェペケㇾ には二種類あり、 一つは日本民話にもよくあるようないわゆる「隣の爺型」の昔話、 もう一つは一人の人が自分の身に起こったことを語るという「身の上話型」の物語である。 「隣の爺型」の昔話では、 川下男と川上男、 うちの貧乏和人と隣の貧乏和人などの対(つい)が登場し、 一人が成功して裕福になったのをもう一人が見てまねをして失敗し、 死んでしまう。 だから人まねをしてはいけないという教訓が最後につく。 通常3人称で語られ、 長さは数分から十数分程度である。 「身の上話型」の物語では、 主人公の自己紹介に始まり、 自分の身に起こった出来事を次々に語っていく。 多くの場合、 最後に「…と、 どこそこの村おさが(村おさの妻が/立派な奥様が、 等々)言いながら亡くなりました、 とさ」というような結語がつく。 主人公の話したことを語り手が引用するという形で語られるので、 「私」と訳される人称は引用文の自称の形、 すなわち不定人称形である。 長さも数十分から長いのになると1時間以上かかる場合もある。 どちらの型のものもアイヌ語では同じく uwepeker ウウェペケㇾ と呼ばれるので、 日本語訳でも同じ「民話」という語に訳しておく。 これら二種類の型の民話のほかに、 内容から見ると upaskuma ウパㇱクマ《言い伝え》だと思われる話が uwepeker ウウェペケㇾ として語られることもある。 昔の先祖のことを子孫に伝えるために語るのではなく、 単に昔話として語るからであろう。 また、 人間の話である「民話」に対して神の話「神話」はどうかというと、 アイヌ神話は原則として節をつけて歌われるものであった。 これの多くは「神謡」(kamuyyukar カムイユカㇻ または menokoyukar メノコユカㇻ)と呼ばれる。 ところが昔神謡として歌われたものが散文で語られ、 それが uwepekere ウウェペケㇾ として伝えられる、 というようなことも最近は起こっている。 このように伝承のジャンル名もいまは昔とはだいぶ変わってきている。 ☞upaskuma ウパㇱクマ、 kamuyyukar カムイユカㇻ、 menokoyukar メノコユカㇻ yukar ユカㇻ、 oyna オイナ {E: ①to tell a folktale. ②a folktale.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
yaykouwepeker
ヤイコウウェペケㇾ 【自動】[yay-ko-uwepeker 自分・に・物語を語る] 困っていろいろと考える。 {E: to think over one's troubles.} (出典:田村、方言:沙流)
haw 2
ハウ 【名】落としばなし。 「uwepeker ウウェペケㇾ と違う。 yúkar ユカㇻ に近いほう。 しかし tumi トゥミ (戦い)もなく、 おとなしく終わる。 ふしをつけて歌わず、 ふしなしで語る。」 (S)(どの地方の口承文学を言っているのか不明。) {E: a story with a comic ending.} (出典:田村、方言:沙流)
híoy'oy
ヒオイオイ 【間投】ありがとう、 どうも(何かよくしてもらったときやものをもらったときなどの軽い謝辞)。 ☆発音 はじめの o オ をのばして ヒオーイオイ のように言う。 ☆参考 実際の会話の記録ではすべて女性が言っているが、 昔話(民話、 uwepeker ウウェペケレ、 女性が語っている)の中では男の神が言っている例もある。 ☆参考 iyayiraykere イヤイライケレ は、 きちんとした、 ていねいな謝辞。 ほかにもいろいろなお礼の言い方がある。 ☞iyayirayikere イヤイライケレ {E: thanks (informal.).} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
kaspa 2
カㇱパ 【助動】①あまり…をする、 …しすぎる。 poro kaspa ポロ カㇱパ 大きすぎる。 iruska kaspa イルㇱカ カㇱパ (彼は)あまりにも腹を立てた。 kú=ipe kaspa クイペ カㇱパ あまり食べた(=食べすぎた)。(W) ②(否定で)あまり…しない。 na sittumu peker kaspa ka somo ki ナ シットゥム ペケㇾ カㇱパ カ ソモ キ まだあまり明るくなっていない。 eytasa keweri kaspa ka somo ki, eytasa keweram ka somo ki エイタサ ケウェリ カㇱパ カ ソモ キ、 エイタサ ケウェラㇺ カ ソモ キ あまり背が高すぎもしない、 あまり背が低くもない。(S) k=e rusuy kaspa ka somo ki hemanta en=ere en=ere kus ye ケ ルスイ カㇱパ カ ソモ キ ヘマンタ エネレ エネレ クㇱ イェ (私が) あまり食べたくもない変なものを(彼は私に)食べなさい食べなさいと言う。(S) ☆参考 形の上で単数形に相当する kasu カス は、 特殊な場合にのみ使われる。 {E: ①too; too much; excessively. ②not very; not much.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
kesukuran
ケスクラン 【名/副】[kes-ukuran 毎…・晩] 毎晩、 毎夜。 kesukuran an kor ケスクラン アン コㇿ 毎晩毎晩。 kesukuran an kor uwepeker kus ek ケスクラン アン コㇿ ウウェペケㇾ クㇱ エㇰ 彼は毎晩毎晩物語りしに(民話を語りに)来る。(S) ☆参考 kasancikar カサンチカㇻ は、 人が寝ている夜中のこと、 kesukuran ケスクラン は、 夜になってからまだ起きている間のことについて言う。 ukuran ウクラン だけだと《昨晩》。 {E: every night.} (出典:田村、方言:沙流)
kouwepekennu
コウウェペケンヌ 【ko-u-e-peker-nu】 尋ねる,話を聞く. (出典:萱野、方言:沙流)
kunne 1
クンネ 【自動】[< kur-ne 影・である] 黒い、 暗い、 黒く/暗くなる。 kunne cipanup クンネ チパヌㇷ゚ 黒い頭飾り布。 ☆参考 ekurok エクロㇰ まっ黒い。 sir-kunne シㇼクンネ あたりが暗くなる/暗い、 日が暮れる、 夜になる。 ☆対語 retar レタㇻ 白い、 peker ペケㇾ 明るい。 {E: to be black; dark.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
moyre
モイレ 【自動】①遅い、 のろい、 遅れる。 mak an pe kusu e=moyre a ruwe an? マㇰ アン ペ クス エモイレ ア ルウェ アン? どういうわけで(あなたは)遅くなったの。(W会話) ②(助動詞的用法)…するのが遅い、 …し遅れている。 e=ye moyre エイェ モイレ あなたは言い遅れている(すぐに言うべきなのになかなか言わない)。(S会話) ③moyre as モイレ アㇱ [慣用句](次のような文脈で)(天に帰る神が)もっと遅く行く。 moyre as pe a=ikóramu awa, na sittumupeker kaspa ka somo ki no モイレ アㇱ ペ アイコラム アワ、 ナ シットゥムペケㇾ カㇱパ カ ソモ キ ノ (父が天に昇るとは聞いたが)もっと遅く行くのだと思っていたのに、 まだあまり明るくもならないうちに…。(W神謡) ☆参考 kamuy moyremat カムイ モイレ マッ [神・遅い・女] 位が高い立派な女性、 女神(伝統的な価値観では、 身分の高い女性はゆったりと落ち着いているとされる)。 {E: ①to be slow; late. ②to be slow to, at…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
nisat
ニサッ 【名】[< nis-at 空・(光が)ある](?) 夜明け前の空の白み、 夜明けの薄明るいこと。(W) kunne nisat クンネ ニサッ 夜明け前に空が白む直前の東の空に黒い雲が出ること。(S) peker nisat ペケンニサッ 夜が明け始めて東が白んで来ること。(S) nisat ek ニサッ エㇰ 夜が明けてくる。 yoci ne kor nisat ek ヨチ ネ コㇿ ニサッ エㇰ 4時になれば少し薄明るくなる。(W) ☆参考 さらに夜が明けて明るくなるのは sirpeker シㇼペケㇾ。 {E: the glow of the dawn sky; daybreak.} (出典:田村、方言:沙流)
nu 1
ヌ 【他動】①(声や音)を聞く/が聞こえる、 (話や事柄)を聞く/を聞いて知る/を聞いて従う、 (自分の体調)を感知する、 (匂い/臭気)を感じる。 kuci-peker menoko sinotca haw a=nu クチペケㇾ メノコ シノッチャ ハウ アヌ (私には)澄んだ声の女性が歌う声が聞こえた。(NK民話) k=úwepeker ciki nu yan! クウェペケッ チキ ヌ ヤン! 昔話をしてあげるから聞きなさい。(S) a=onáha ye p a=unúhu ye p somo a=nu ka eaykap pe ne kusu アオナハ イェㇷ゚ アウヌフ イェㇷ゚ ソモ アヌ カ エアイカㇷ゚ ペ ネ クス 父母の言うことを聞かないわけにいかないので。(W民話) húra nu フラ ヌ 匂いを感じる、 匂いがする。 tanpaku supuya nu wa omke rusuy nankor タンパク スプヤ ヌ ワ オㇺケ ルスイ ナンコㇿ たばこの煙のにおいを吸ったので咳が出そうになったのでしょう。(W) ☆参考 意識的に匂いをかぐことは húrarapkar フララㇷ゚カㇻ と言う。 ②[補助動詞]wa nu ワ ヌ …してみる。 kopisi wa nu コピシ ワ ヌ きいて(たずねて)みなさい。(S) ☆参考 動詞が他動詞のときにのみ用いる、 自動詞のときには inu イヌ を用いる、 また他動詞のときでも inu イヌ も用いる。 ③(慣用表現) e=nu エヌ (直訳すると)あなたは聞こえるか/聞こえますか=もしもし、 ねえ、 あのう(eani エアニ で呼ぶ相手に呼びかける)。 a=nu アヌ (直訳すると)あなた様はお聞こえになりますか=もしもし(aoká アオカ で呼ぶ相手に、 つまり女性から男性に、 また目上の人に敬意を表して呼びかける)。 {E: ①to listen to…; …can be heard. ②to try to do… ③…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
pekennisatkaritek
ペケンニサッカリテㇰ 【peker-nisat-kari-tek】 夜明け前の一時.▷ペケㇾ=明るい ニサッ=朝 カリ=回る テㇰ=さっと →明るい朝が回る (出典:萱野、方言:沙流)
pekennupe
ペケンヌペ §549.なみだ(涙)(3)大粒の涙 peken-nupe〔pe-kén-nu-pe ぺけンヌペ〕[peker(白い)+nupe(なみだ)]⦅ホロベツ⦆【雅―神謡集, p.14】 (出典:知里人間編I、方言:)
pekennupe
ペケンヌペ 【peker-nupe】 清い涙. トゥ ペケンヌペ レ ペケンヌペ ヤイコランケ=ふたつの清い涙,三つの清い涙,流しながら. (出典:萱野、方言:沙流)
pekennupe
ペケンヌペ 【名】[peker-nupe 澄んだ・涙][雅] 涙。 tu pekennupe/re-pekennupe/ku=yaykoranke トゥ ペケンヌペ/レ ペケンヌペ/クヤイコランケ [雅]私は二しずくも三しずくもの涙(=たくさんの涙)を流す。(KK即興詩) {E: tears.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
peketcikap
ペケッチカㇷ゚ 【名】[peker-cikap 明るい・鳥][動物] 白鳥。 〔知分類 p.203((ホロベツ))〕 {E: a white swan.} (出典:田村、方言:沙流)
peketcikap
ペケッチカㇷ゚ §346 ハクチョウ(白鳥)オオハクチョウ (4) peketcikap (pe-két-či-kap)「ペけッチカㇷ゚」[<peker-cikap(白い・鳥)] ⦅幌別⦆ (出典:知里動物編、方言:)
ramat
ラマッ 【名】[概](所は ramatu(hu)/ramaci(hi) ラマトゥ(フ)/ラマチ(ヒ)) 魂。 nen póka ne wa ramat kasi a=konítata yakun ネン ポカ ネ ワ ラマッ カシ アコニタタ ヤクン 何とかして魂を押えてもらえば(=命をとりとめさせてもらえば)。(W会話) aynu ramat, ray aynu ramat tama ani kane an tekehe アイヌ ラマッ、 ライ アイヌ ラマッ タマ アニ カネ アン テケヘ 人の魂、 死んだ人の魂の玉を持っている彼の手を。(W民話) pirka isoytak, pirka ramat kor uwepeker ピㇼカ イソイタㇰ、 ピㇼカ ラマッ コㇿ ウウェペケㇾ よい話、 よい魂を持つ民話。(W独話) {E: the soul; the spirit.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
sírpekettere
シㇼペケッテレ 【自動】[sirpeker-tere 明るくなる・…を待つ] 明るくなるのを待つ、 夜が明けるのを待つ。 sirpekettere=an na シㇼペケッテレアン ナ (我々は皆)夜が明けて明るくなるのを待つから。(HC民話) ☆対語 sirkunnetere シㇼクンネテレ {E: to await the light of dawn.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
ukonoyke
ウコノイケ 【自動】[uko-noyke 一緒に・ねじれる] ねじれている、 からまり合う。 ka ukonoyke カ ウコノイケ ござを編む糸がねじれている。(S) ratcako peker tek us tek peker tek us tek, mákip iki sekor ku=raman kusu ku=soyne wa ku=inkar akus harinkane ukonoye wa an wa ne aan ラッチャコ ペケッ テㇰ ウㇱ テㇰ ペケッ テㇰ ウㇱ テㇰ、 マキㇷ゚ イキ セコㇿ クラマン クス クソイネ ワ クインカラクㇱ ハリンカネ ウコノイェ ワ アン マ ネ アアン あかりがついたり消えたりついたり消えたりする、 どうしたんだろうと思って外に出て見たら電線がからまり合っていたのだった。(S) {E: to be twisted; intertwined} (出典:田村、方言:沙流)
uwepekennu
ウウェペケンヌ 【自動】[uwepeker-nu 話・を聞く] 事情をたずねる、 わけをたずねる、 くわしいことをたずねる。 “i=tura wenkur e=ne a p mak é=iki e=nispane?” sekor uwepekennu hi kusu 「イトゥラ ウェンクㇽ エネ アㇷ゚ マㇰ エイキ エニㇱパネ?」 セコㇿ ウウェペケンヌ ヒ クス 「あなたはおれと同じ貧乏人だったのにどうやって裕福になった?」と彼がたずねたから。(S民話) “somo nep ka a=erának pe isam ruwe ne ya?” sekor uwepekennu=an yak pirka 「ソモ ネㇷ゚ カ アエラナㇰ ペ イサㇺ ルウェ ネ ヤ?」 セコㇿ ウウェペケンヌアン ヤㇰ ピㇼカ 「何か心配なことはありませんか」とおたずねなさいませ。(NK民話) kanna suy uwepekennu=an yakne カンナ スイ ウウェペケンヌアン ヤㇰネ あなたがもう一度重ねておたずねになると。(NK民話) ☆参考 kowepekennu コウェペケンヌ [ko-uwepekennu](彼)に事情をたずねる。 ☆参考 一言で答えるような簡単なことを質問することは pisi ピシ。 {E: to ask, inquire about conditions, reaons, details.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
uwepekennu
ウウェペケンヌ 【u-e-peker-nu】 尋ねる. アㇻコタン タ カㇻパ(ク・アㇻパ) ヒネ ル ウウェコホピ ウㇱケ タ カㇱ(ク・アㇱ) カネ ワ コタン レ ク・イェ ヒネ ク・ウウェペケンヌ アクス エネ エネ アㇻパ アニ ア・イ・イェパカㇱヌ=よその村へ私は行き,道の分かれる所で立ち止まって村の名前を言って尋ねると,こうこう行くのだと私に教えてくれた. (出典:萱野、方言:沙流)
uwokpare
ウウォㇰパレ 【自動】[u-w-okpare 互い・(挿入音)・を虐待する] 虐待し合う、 互いに大切にしない、 一方が他方を虐待する。 (用例の文脈では息子とその嫁が母親を虐待した話で、 語り手のワテケさんは「親不孝」と訳した。) uwokpare p uwepeker tap ku=ye wa k=ókere hawe tapan na ウウォㇰパレㇷ゚ ウウェペケㇾ タㇷ゚ クイェ ワ コケレ ハウェ タパン ナ 「親不孝」(=親いじめ)の民話を、 私はいま語り終えました。(W独話) {E: to be disobedient to one's parents; ill-treat one another.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
ye 1
イェ 【他動】①…を言う、 …を話す、 …に言う。 Aynu itak ye アイヌ イタㇰ イェ アイヌ語を話す。 uwepeker ye ウウェペケㇾ イェ 昔話(民話)を話す。 yúkar ye ユカㇻ イェ ユーカラ(英雄叙事詩)を歌う。 upopo ye ウポポ イェ ウポポを歌う。 sekor ye セコㇿ イェ …と言う。 sekor a=ye セコㇿ アイェ/セコライェ …と(一般に)言う、 …と言われる。 sekor i=ye セコㇿ イェ …と私に言う。 kuni/kunak ye クニ/クナㇰ イェ …すると(いうことを)言う。 yak ye ヤㇰ イェ …した/していると(いうことを)言う。 yak a=ye ヤㇰ アイェ/ヤカイェ …した/しているそうだ。 (使役)+kus(u) ye クス イェ/クㇱ イェ …するように/しなさいと言う。 eun ye エウン イェ …に言う。 hápo eun ye ハポ エウン イェ 母に言う。 kunine ye クニネ イェ …するように言う/話す。 ②☞ram(u) ye ラㇺ/ラム イェ、 sempir(i) ye センピㇼ/センピリ イェ {E: to say, tell…} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)