単語を検索
検索結果(辞書から)
19件見つかりました。
- ruyanpe
- ルヤンペ 【ruyanpe】 雨,嵐,荒天. (出典:萱野、方言:沙流)
- ruyanpe
- ルヤンペ 【名】[ruy-an-pe 激しい・ある・もの] ①嵐。 ruyanpe as ルヤンペ アㇱ 嵐になる/嵐である(「しける」)。 ruyanpe as yakka apto as yakka ルヤンペ アㇱ ヤッカ アㇷ゚ト アㇱ ヤッカ 嵐が吹いても雨が降っても(運動会はやるそうだ)。(W) ruyanpe ruy ルヤンペ ルイ 嵐が激しい(「しける」)。 upas ruyanpe ウパㇱ ルヤンペ 雪嵐=吹雪。 ②雨。 tanto ruyanpe an noyne síran タント ルヤンペ アン ノイネ シラン 今日は天気が悪い、 雨が降りそうだ。(W)(注 「もう降っているときは apto as kor an アㇷ゚ト アㇱ コラン、 降りそうだというときは ruyanpe an noyne ルヤンペ アン ノイネ と言う。(W))ranke núpe/ruyanpe kunne/i=kurkasike/ciorankekar ランケ ヌペ/ルヤンペ クンネ/イクㇽカシケ/チオランケカㇻ(鳥の姿になって飛んでいる夫が)落とす涙が雨のように私の上に降ってきた。(W神謡)(注 同じワテケさんが語った別の神謡では、 同様の場面で ruyaptosane ルヤㇷ゚トサネ と言っている。) ☆参考 地方によっては雨が降ることを ruyanpe as ルヤンペ アㇱ と言うが、 沙流地方の日常語ではただ雨が降るのは apto as アㇷ゚ト アㇱ と言い、 ruyanpe as ルヤンペ アㇱ は嵐やしけや吹雪のことを言う。 しかし ②の用例のように、 状況・文脈によって、 雨を ruyanpe ルヤンペ と言う場合もある。 {E: a storm.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- aptoruyanpe
- アㇷ゚トルヤンペ 【名】[apto-ruyanpe 雨・嵐] 大雨、 ものすごい雨。 {E: heavy rain.} (出典:田村、方言:沙流)
- aptoruyanpe
- アㇷ゚トルヤンペ 【apto-ruy-an-pe】 嵐.暴風雨.▷アㇷ゚ト=雨 ルイ=激しい アン=ある ペ=もの (出典:萱野、方言:沙流)
- ruyanpe ruy
- ルヤンペ ルイ 【ruyanpe ruy】 嵐. (出典:萱野、方言:沙流)
- ruyanpe tum ta
- ルヤンペ トゥㇺ タ 【ruyanpe tum ta】 雨降りの中. ルヤンペ トゥㇺ タ エエㇰ?=雨降りの中を来たの? (出典:萱野、方言:沙流)
- ruyanpekar
- ルヤンペカㇻ 【自動】[ruyanpe-kar 嵐/雨・にあたる] 雨ざらしになる(干した物をしまい忘れたために雨にあたったり嵐にあたったりする)。 ruyanpekar ayne mátek ápekor an ルヤンペカㇻ アイネ マテㇰ アペコラン 雨ざらしになって色がぼやけたみたいになった。(S) {E: to become weather-beaten.} (出典:田村、方言:沙流)
- ruyanpekur
- ルヤンペクㇽ 【名】[ruyape-kur 嵐・雲] 嵐の雲。 (=ruyanpe kur ルヤンペ クㇽ) {E: storm-clouds.} (出典:田村、方言:沙流)
- upas-ruyanpe
- ウパㇱルヤンペ 【名】[雪・嵐] 大雪、 吹雪、 ものすごい雪。 ☆参考 積もった雪ではなく、 雪が風を伴って激しく降ること。 雪がたくさん積もることは upas poro ウパㇱ ポロ {E: heavy snow.} (出典:田村、方言:沙流)
- upasruyanpe
- ウパㇱルヤンペ 【upas-ruyanpe】 風雪,暴風雪.▷ウパㇱ=雪 ルヤンペ=嵐 (出典:萱野、方言:沙流)
- anrur
- アンルㇽ 【名】[ar-rur 反対側の・海水]北見の方(沙流地方から見て陸地の向こう側の海ぞいの地方。 方角で言うと北東になる)。 anrur ruyanpekur kus wa koyka ta sirepa kor nani menas as アンルㇽ ルヤンペクㇽ クㇱ ワ コイカ タ シレパ コㇿ ナニ メナㇱ アㇱ 北見の方を嵐の雲が通って釧路の方に着いたらまもなくやませ(南東風)が吹く。(S) {E: north-east.} (出典:田村、方言:沙流)
- horawociwe
- ホラウォチウェ 【自動】[ho-ra-w-o-ciw-e 尻・下・(母音の連続ををさけて挿入された音)・に・刺さる・(他動詞化)](=horaociwe ホラオチウェ) ①(雨や雪が)ザアーと落ちて(=降って)くる。 aptoruyanpe horawociwe アㇷ゚トルヤンペ ホラウォチウェ ものすごい雨が落ちて(=降って)きた。(S) upasruyanpe horawociwe ウパㇱルヤンペ ホラウォチウェ ものすごい雪が落ちて(=降って)きた。(S) ②(飛んで来た神などが)空から地上にサッと下りる。 kamuy menoko/cikarkar konci/anpa kane/pet tuyka ta/horawociwe カムイ メノコ/チカㇻカㇻ コンチ/アンパ カネ/ペッ トゥイカ タ/ホラウォチウェ 女神がししゅうした頭巾を手に持って川の岸辺にサッと下りて来た。(Sユーカラ語り) ☆発音 時により horaociwe ホラオチウェ とも horawociwe ホラウォチウェ とも発音される。 {E: ①to rain, snow heavily. ②(for a god etc.) to suddenly descend to earth from the skies.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- kiserihi
- キセリヒ 【名】[所](概は kiseri キセリ) …のきせる(パイプも)。 ku=kiserihi sinotcaki kor an kusu ruyanpe an noyne hum as クキセリヒ シノッチャキ コㇿ アン クス ルヤンペ アン ノイネ フㇺ アㇱ 私のきせるが歌を歌っているから嵐がある(雨が降る)らしい。(S) {E: the smoking pipe of…} (出典:田村、方言:沙流)
- koyka
- コイカ 【位名】[概](所は koykas(i)ke)[koy-ka 波・の上] 海沿いに東の方、 つまり静内、 釧路の方(方角で言うと東ないし東南の方)。 koyka un itak/koyka ta itak コイカ ウン イタㇰ/コイカ タ イタㇰ 静内や釧路の方(東の方)の言葉。 anrur ruyanpekur kus wa koyka ta sirepa kor nani menas as アンルㇽ ルヤンペクㇽ クㇱ ワ コイカ タ シレパ コン ナニ メナㇱ アㇱ 北見の方(北東)を嵐の雲が通って静内・釧路の方(東)に着くとまもなくやませ(南風)が吹く。(S) ☆参考 cupka チュㇷ゚カ 日の出る方角、 東。 土地の方向として東を言うときには koyka コイカ が最も一般的に使われる。 ☆対語 koypok コイポㇰ 海沿いに西の方、 つまり有珠、 虻田の方。 {E: along the coast in an easterly direction.} (出典:田村、方言:沙流)
- mátek
- マテㇰ 【自動】ぼやけた、 色がはっきりしない。 ruyanpekar ayne mátek pe néno kane an ルヤンペカㇻ アイネ マテㇰ ペ ネノ カネ アン 雨ざらしになってぼやけたみたいになった。 {E: to be blurred; faint in colour.} (出典:田村、方言:沙流)
- nisoparakur-ciwre
- ニソパラクㇽチウレ 【他動】[nis-o-para-kur-ciw-re 雲・その尻・幅広い・(< 影/姿)・ささる・させる][雅]真っ黒な雲が一面に広がる。 iyos nisihi/ruyanpe-nis ne/nisoparakur/ciwre kane イヨㇱ ニシヒ/ルヤンペ ニㇱ ネ/ニソパラクㇽ/チウレ カネ [雅]その後に続いて来る雲は嵐の雲になって真っ黒な雲が一面に広がり。(Sユーカラ) ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- noto
- ノト 【名】なぎ(凪)。 noto an ノト アン ないでいる。 ☆参考 昼間のなぎは tónonnoto トノンノト、 しける前日のなぎは tópiror/tópirpok トピロㇿ/トピㇼポㇰ、 しけ(嵐)は ruyanpe ルヤンペ。 {E: calm conditions (eg no wind).} (出典:田村、方言:沙流)
- ruyaptosane
- ルヤㇷ゚トサネ 【副】[ruy-apto-sa-ne 激しい・雨・(?)・のように][雅] 土砂降りの雨のように。 ranke núpe/ruyaptosane/i=kurkasi/córankekar ランケ ヌペ/ルヤㇷ゚トサネ/イクㇽカシ/チョランケカㇻ 落とす涙が土砂降りの雨のように私の上に落ちて来た。(W神謡語り)(注 人間の姿から鳥の姿になって天へ帰って行く神が別れを惜しむ様子の描写、 民話にもよく出てくる場面である。) ☆参考 同じワテケさんが歌った別の神謡で ruyanpe kunne ルヤンペ クンネ と言っている。 {E: to rain heavily.} ⦅テープ⦆ (出典:田村、方言:沙流)
- sussur
- スッスㇽ 【名】嵐の時の陰気。 sussur an スッスㇽ アン 嵐/しけのために陰気である。 ruyanpe yupke wa sussur an humi! ルヤンペ ユㇷ゚ケ ワ スッスㇽ アン フミ! 嵐がひどくて家の中が陰気だなあ。(S) sussur ewen スッスㇽ エウェン (赤ん坊が)しけると泣く。(S) {E: the darkness, gloom of a storm.} (出典:田村、方言:沙流)
辞書の著作権は留保されています。無断転載・複製をはじめ著作者の権利を侵害する行為を禁止します。
萱野 茂『萱野茂のアイヌ語辞典』1996年 ©萱野れい子
田村すず子『アイヌ語沙流方言辞典』1996年 ©田村洋一