近年では外来種のカエルを北海道でも見かけることがありますが、本来はニホンアマガエルとエゾアカガエルの2種だけが在来種として生息しています。どちらも小型のカエルです。
アイヌ文化では、当館の採録資料によると、カエルが人を逆恨みしてひどく泣き騒いだという話があります(日高地方)。口承文芸では、ヘビの神様とコクワの実を取り合ったというコミカルな話があります。また人間だったものがカエルに姿を変えてしまうという散文説話があります(日高地方)。
アイヌ語辞典
動物編:動429(1)
アイヌ語名:ケッケチプ ketkecip
語義:[<ket-ket-se-p(ケッ・ケッ・と鳴く・者)]
地域・文献:⦅幌別⦆