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自然図鑑 検索結果

日本語名:カヤ、ススキ、茅、萱

アイヌ語名:ラペンペ

利用:生活用具、住

ススキ

ススキ

学名Miscanthus sinensis
科名イネ科
種類
種IDP0396

 イネ科の多年草で、川辺や湿地に群生します。オギに似ていますが、別種です。ススキが株立ちになるのに対し、オギは間隔をあけて生育します。ススキの小穂には針状のノギがありますが、オギの小穂にはそれがありません。アイヌ文化でもよく使われる和名の俗名「オニガヤ」はオギを指している場合があります。
 アイヌ文化では家の屋根や壁を葺きます。当館の採録資料では、狩り小屋、魔ばらいのための仮小屋も作るとあります。すだれ編みの材料にもします(日高地方)。

アイヌ語辞典

植物編:植396(1)
アイヌ語名:ヌプカウシ nupkaus
語義:[nup(原野)ka(の上に)us(群生している)]
地域・文献:美幌足寄⦆⦅A十勝石狩
区分:

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アイヌの伝承

アイヌ語での呼び方:ラペンペ
日本語の呼び方:カヤ
・野宿をするときには、地べたに寝るのも嫌なので、トドマツの枝やススキが群生していたら、てっぺんをしばってその下に寝たという昔話があります。34267
・口が曲がったときなど、ススキで仮小屋を作り、火をつけてそこに人をくぐらせて魔ばらいをしました。34665
・毎年夏に青刈りして干しておきます。2,3日干してから、倉庫の下に束ねて積み重ねておきます。間に丸太を入れて風通しを良くし、秋に茎と葉がよくしまったものですだれを作りました。冬の吹雪のときも、窓にすだれを下げておくと暖かいものでした。また昔のようにすだれを下げて生活をしたいと思います。すだれは1年経つと葉が落ちて隙間が開いてしまうので、一年後の秋にはまた新しく編みました。34735

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