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ペナウンペとパナウンペがいました。私(パナウンペ)はまきを背負って和人の町へ行って、着物と取り替えていました。おいしい食べ物ももらってきて豊かに暮らしていました。
ペナウンペがやってきて「どうしてそんないい着物を着て、おいしい物を食べているんだ」と聞いてきました。そこで家に招き入れ、「一物を和人の村に伸ばしていくと、和人の女性が物干し竿と間違えて着物を干したので、一物を縮めて着物を手に入れたのだ」と嘘を教えてやりました。ペナウンペはまねをしようと思って帰っていきました。
翌日ペナウンペは和人の町に行って一物を伸ばしました。和人の女性はいい物干し竿だと言って着物を干そうとした時、つい嬉しくなって笑ったために、一物が上下に動いてしまいました。女性たちはびっくりして、男たちは刃物を持ってきて「化け物だ」といって一物を細切れに切ってしまいました。死にそうになって家まではって帰ってきて、その妻は泣きながらパナウンペの家に来て、悪口を言って帰っていきました。やがてペナウンペは死んでしまい、ペナウンペは悪い心を持っていたので神から罰せられたのだと、村人に教え諭して私も死んでいくのです。
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