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物語や歌

C119. 砂漠の戦いと女

あらすじ

 

 いつが昼なのかいつが夜なのかもわからず、夜の鳥が鳴けばそれで朝になったことがわかるような具合で私は戦いの霧の中で戦っていた。土が飛んだり落ちたりする音がいつも聴こえていた。するとトイオラン村の娘の長女だろうか、私を助けて私のそばで戦ってくれ、私は何度か危ないところを助けられた。

 やがて彼女は巫術の息を私に吹きかけると、私は大きな男だったのが小さな男の子にされて、彼女の背中におぶわれてしまった。私が怒ってバタバタしても子供なのでどうすることもできない。そして彼女は、なんとか自分で戦いたいと思って泣きわめいている私をおぶいながら戦い、人々をまるでゴザを切るように斬り回っていた。

 そこへ私の妹がどこからか私がこうしていることを聞いて助けに来てくれた。そしてトイオラン村の女の背中から私を引っ張り出し、私をおぶって悪者たちと戦い始めた。そのうちやがて私は大の男の姿を取り戻して安心した。

 それでも私は何度か危ない目に遭いながら戦った。私が男の敵と戦っているうちにトイオラン村の女と私の妹とが戦っているようすである。

 やがて妹が私のそばに来てこう言った。「神様のお陰で兄さんも私も助かりました。トイオラン村の女はあろうことかあなたを夫にしたいと思ってさらって来たのでした。」と言った。何とトイオラン村の女は私を夫にしようと思って戦いを起こし、私を小さな子の姿にしたりしたのだと思うと私は腹立たしかった。

 それから私は妹と一緒に戦い、とうとうその神の女だか悪者の女だかも殺し、悪者たちもすっかり懲らしめてしまった。

 

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