C153. ペペシチカプと水害(カポチカ)
- 話 者:川上まつ子

- 資料番号:34650A
- 収録日:1986年8月5日
- 収録時間:5分
- ジャンル:神謡 カムイユカラ/アイヌ語
- サケヘ(リフレイン):カポチカ
- あらすじ:伊藤裕満 (※『アイヌ民族博物館研究報告4』所収)
- キーワード:津波、オキクルミ、サマユンクル、ペペシチカプ(鳥の一種)
- 音声(冒頭部分):

あらすじ
私はペペシチカプという鳥。洪水でアイヌの村が流されるのを心配し、アイヌに教えようと川を鳴きながら遡っていったが、サマユンクルは私を悪い鳥ときめつけ逃げようとはしなかった。一方、オキクルミは礼拝しつつ、良い鳥が人間に洪水が来ることを教えているのだから、人々に逃げろと言っていた。サマユンクルの村は村ごと人間も流されてしまった。それを見たペペシチカプが流された村を見てすっかり驚いてしまった、という自叙物語。