ヘッダーメニューここまで

ここからメインメニュー

  • 自然図鑑
  • アイヌ語辞典
  • アイヌの伝承
  • 物語や歌
  • 絵本と朗読
  • 語り部
  • スタッフ

メインメニューここまで

サイト内共通メニューここまで

ここから本文です。

物語や歌

C155. 短気な沙流の雷神の話(リットゥンナ)

あらすじ


 人間の国が見てみたいので、沙流川を上流に向かって遡って、ゆりかごに乗って飛んでいきました。大きな村があって、その村の上で休んで上端から下端を見渡すと、肉や魚がたくさん干してあることに感心し、さて帰ろうと思ったところ、ひとりの娘がガマの束を持って、それを水に浸して天に向かって振りまきました。

「神様というものは仕事もしないで何をしているんだ」

というので腹が立ちました。

またひとりの男が、刃物を研いだ水を天に振りまいて

「神は刃物研ぎもしないで、仕事もしないで何をしているんだ。こちらは神が通る度にかしこまっているのだ」

というのでさらに腹を立てて、私の乗っているゆりかごの端を叩いて、ゆりかごの紐をきつくしめました。すると灰の虹、燠の虹が現れて、その村の上端から下端まですっかり燃やし尽くしてしまいました。
 村長は太刀を持って祭壇のところに来てこういいました。

「尊い神よ、私は神が通られるときには必ずかしこまっておりました。どうか私を助けてください」

でもわけもわからず暴れ回る気性の私であったので、その村長も一緒にみんな燃やし尽くしてしまい、後でひどく後悔しました。

 

本文ここまで

ページの先頭へ戻る

ここからフッターメニュー