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物語や歌

C0164. 沼貝を助けたオキクルミ(ヤクリクリヤクリコ)

あらすじ


 川べりで日差しに苦しんでいると、人間(サマユンクㇽ)が来て、「災いめ、なんでいるんだ」と言いながら私を踏みつけた。後に来た人間(オキクㇽミ)は「湖の神様が育てたものが、洪水で打ち上げられて、こうして苦しんでいるというのに、これは助けもしないで、兄が踏みつけて行った後ではないか」と言って、怒りながら私を抱えて、その人間(オキクㇽミ)の水汲み場であるきれいな湖に私を放した。それから「ここで暮らして、たくさん兄弟をつくったらいい」といってくれた。それで私は安心したのだった。それからサマユンクㇽは憎らしく悪い心を持っているから、その川には魚が一匹もいないようにしようと思った。オキクㇽミは心根もいいから川にはたくさんの魚がいるようにしようと思った。そうして、サマユンクㇽが食べ物にも困っている一方で、オキクㇽミは何でも恵まれているのを見ながら、私は物語りました。

 

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