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物語や歌

C167. 雷神とポロシリ岳の神(アンナホーレ)

あらすじ


 わたしは、ポロシリのカムイを訪問するために、シンタに乗って出かけました。
 オキクルミの村では「重いカムイがいらしたぞ。恐れ慎め」と命令すると、村人は聞き分け良く、恐れ慎みますが、タンネサルのサマユンクルの村では「恐れ慎め」と言っても、二人の女は言うことを聞きません。わたしは腹を立て、村中を燃やしました。腹を立てたまま上流へ行くと、山も大木も粉々になります。
 水源につくと、ポロシリのカムイは、刀を高々と掲げながら、「わたしの山を砕きながら来るとは、腹立たしい。いつまでも荒ぶるつもりなら、互いに刀で決着をつけましょう」とわたしを罵倒します。わたしはひどく体裁が悪く、何回も陳謝しました。
 「わかったなら、ゆっくり喋りましょう」と言われ、ひどく恐縮してお邪魔しました。カムイはお喋りが好きで、わたしは聞いてばかりいました。
 帰るときに、「また遊びに来てもよいですか?」と尋ねますと、「構いませんが、静かに来てください。今回のようにわたしの山を荒らすなら、遠慮したいです」と言ってくれました。
 帰る途中の河原で、タンネサルの二人の女が丸裸で這い這いしていたので、それぞれドロノキとカシワの葉を尻にくっつけてやってから、家に帰りました。
 わたしのように乱暴にしたら、決まりの悪い思いをすることになります。こうして、わたしの恥ずかしかった話をするから、聞いて参考にして、カムイの仲間入りをするときには注意して粗相をしないようにしなさいと、子供たちに言い残しながら、年とったものがわたしなのです、と雷神が物語りました。

 

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