ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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P0074 イケマ |
【ア】イケマ |
・悪い風邪がはやる前、新しい年になったとき、根の輪切りを糸に通し、首からさげてもらいました。35003 ・お葬式のときに、死んだ人に対して根をかんで呼気を吹きつけ、枕元に置いたのを子供の頃に見ました。35004(35003) |
1037 |
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P0074 イケマ |
【ア】イケマ |
・干した根を、子供の頃は小さい袋に入れて首からさげていました。小さい子は嫌がって取ろうとするので、頭のてっぺんに結んだり、えり元に縫いつけておきました。34713(34641,34715) ・風邪をひいたとき、刻んで家の中に振りまきました。またおはらいの意味で、お葬式のお棺の中に入れているのを見ました。34640(34673,34674,34722) |
1038 |
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P0074 イケマ |
【ア】イケマ |
・亡くなった人に、イケマの根をかんで呼気を吹きつけると、魔ものがつかなくなるといいます。生きている人でも、枕元に置いたり、首からさげておくといいのです。35284 |
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P0074 イケマ |
【ア】イケマ ペヌフ゜ ムンシンリッ |
・焼いて食べたことがありますが、あんまりしつこく食べると口も聞けなくなり、死んでしまうこともある恐ろしいものだということは聞いています。 ・魔よけに使いました。お葬式に行くときに懐に入れましたし、家の中でも嫌な感じがしたらかんで呼気を吹きかけて着物の中に入れました。子供は首からさげていました。 ・「子供がイケマの上に乗って寝ると寝小便をするから乗ってはいけない」と言うのを聞いたとこがあります。 |
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1040 |
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P0074 イケマ |
【ア】ペヌフ゜ |
・根を食べたら「酔う」と言います。30103 ・干した根を魔よけに使いました。心配事があるときや、夜に気持ちの悪い場所を通るとき、病人や子供に対してかんで呼気を吹きつけました。家の戸や窓からぶら下げて悪いものを外に追い払いました。子供は帽子のてっぺんにつけたり、白黒の糸をよりあわせたものをたすきがけにしたりしました。大人は手首につけました。34104 |
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P0083 ハシドイ どすなら(方言) |
【ア】プンカウ |
・墓標を作りました。芯が丈夫な木で、何年でも立っているのです。34101 ・墓標は死んだ人を死後の世界に連れて行く役目をします。お葬式のときに年配の男性が死者に言葉を送りますが、「墓標の神様の袖をしっかりとつかみ、よそ見をせずに死後の世界まで行ってください」という意味のことを言っていました。34108 |
1042 |
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P0083 ハシドイ どすなら(方言) |
【ア】プンカウ 【日】ドスナラ |
・墓標を作りました。外皮が腐っても、芯が折れないで立っています。40年近く立っていたのを見ました。大人と子供の墓標では同じハシドイで作っても形が違います。34612,34674,34675 ・火にくべると他の木よりもはねて火の粉が飛び、火事の原因になります。そしてとても臭いので、まきにはしません。34685 |
1043 |
P0083 ハシドイ どすなら(方言) |
【ア】プンカウ |
・昔は金属製の火箸はないのでこの木で作りました。 ・寝台はこの木で作りました。 ・糸巻き棒を作りました。 |
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P0083 ハシドイ どすなら(方言) |
【ア】プンカウ 【日】ドスナラ |
・外側は腐っても芯は残りますので、家の柱にしました。まきにしたらはねて危ないのであまり使いません。木幣をこの木で作りました。30104,30109,30110 |
1045 |
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P0102 ミズキ |
【ア】ウトゥカンニ |
・この木で木幣を作ります。34131 |