
ID |
伝承者 |
日本語名 |
伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
1091 |
川上まつ子さん
平取町
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P0179
ヤブマメ ギンマメ
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【ア】アハ
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・春先に鎌やシカの角で根を掘ってとりました。34728,34735
・そのままゆでて油をつけて食べました。34646 |
1092 |
黒川 セツさん
平取町
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P0179
ヤブマメ ギンマメ
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【ア】アハ
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・子供の頃、おばあさんと一緒にヤブマメ掘りをしました。35269 |
1093 |
...
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P0179
ヤブマメ ギンマメ
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【ア】アハ
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・母が働き者なので掘って来ていました。ゆでて油をつけ、お椀に一杯食べたらお腹がいっぱいになりました。春は4月頃、秋は10月頃に掘りました。 |
1094 |
織田ステノさん
新ひだか町静内
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P0185
エンジュ イヌエンジュ
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【ア】チクペニ
【日】エンジュ
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・においが強くて、蛇の神に対して一番強い神様だといいます。34102
→口承文芸資料「イヌエンジュの神に助けられた娘の話」34151,34180
・キイチゴの類とイヌエンジュ、エゾヨモギの枝を混ぜて清め草を作り、悪いつきもののおはらいをします。34102
・死んだ人があの世に行けないで迷っているときは、エゾニワトコとイヌエンジュの枝でおはらいをしました。それぞれに祭壇を作り、庭でおはらいをしました。強い霊である場合は祈り言葉を添えました。34167 |
1095 |
川上まつ子さん
平取町
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P0185
エンジュ イヌエンジュ
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【ア】チクペニ
【日】エンジュ
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・病気の神様が家に来ないように、窓に立てたり、火にくべたりします。34605,34722
・墓標にするのは、ハシドイかイヌエンジュのどちらかでした。34674
・炉縁の作業台を作りました。34729 |
1096 |
黒川 セツさん
平取町
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P0185
エンジュ イヌエンジュ
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【ア】チクペニ
【日】エンジュ
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・病気の神様が家に入らないように、枝を玄関に置いたり、道の角に立てておいたりしました。また炉で燃やしました。34268,35269,35294
・悪い神様がついたときには、イヌエンジュの枝とエゾヨモギの枝を用い、女性用トイレでおはらいをします。35238 |
1097 |
黒川 セツさん
平取町
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P0185
エンジュ イヌエンジュ
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【日】エンジュ
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・家の神はイヌエンジュとハシドイとヤナギで作ります。 |
1098 |
...
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P0185
エンジュ イヌエンジュ
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【ア】チクペニ
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・蛇が嫌うので、床の間に使います。すると雷も落ちない魔よけになるといいます。
・エゾシカは、イヌエンジュの樹皮だけは食べないようです。
・寝台をこの木で作ります。
→口承文芸資料「『私をかじって!』という声に呼び止められた男」 |
1099 |
西島 テルさん
平取町
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P0185
エンジュ イヌエンジュ
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【ア】チクペニ
【日】エンジュ
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・伝染病がはやったときは、家のまわりに置きます。35100
・村に大きな太いイヌエンジュの木があり、伝染病の神が来たときはそこに宿を取ってくれって頼んでおきます。そしてそこに供えた供物を持ってよそへ行ってもらうのです。35100
・悪い神様を落とすときは、イヌエンジュほど強い神様はいないので頼みます。35112 |
1100 |
織田ステノさん
新ひだか町静内
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P0205
エゾヤマザクラ、オオヤマザクラ
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【ア】カリンパ
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・おじいさんたちが、樹皮をとって来て重りを乗せ、平に伸ばしていたのを覚えています。何かの細工に使うためだったのでしょうが、細工をしているところは子供だったせいか見た覚えがありません。34102 |