ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1026 |
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P0053 オオバコ |
【ア】エレムキナ ウコンコ 【日】オオバコ |
・クマイチゴとオオバコの根を、赤痢などの時の薬としてお湯で煮た汁を飲みます。34624 ・葉をできものに貼りつけます。あまり大きな葉をつけるとうみの出る穴が大きくなるので、うみの穴くらいに小さく葉を切ったものを火にあぶってからつけます。何度も貼り替え、うみの根っこが出たら治ります。34624,34625 ・子供たちが穂のついた茎をお互いに引っ掛けて引っ張り合い、切れなかった方が勝ちという遊びをしました。34625 |
1027 |
平取町 |
P0053 オオバコ |
【日】オバコ |
・生の葉を傷口につけました。35270 |
1028 |
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P0053 オオバコ |
【ア】ウコンコピッ 【日】オバコ |
・婦人病の薬になるので干しておきました。お盆の頃、生のものをとって来てお風呂に入れたのを見たことがあります。30103 ・戦争で千島に行った時、足を怪我しました。ある道内出身の人[アイヌではない]がオオバコの葉をとって来てちり紙に巻き、何かのまじない言葉を言いながら傷にあててくれました。少したってから見ると血が止まっていました。そのまじない言葉は人に教えるものではないからと言って教えてくれませんでした。30103 ・穂をひっかけて引っ張り合う遊びをしました。30110 |
1029 |
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P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】セタエント |
・お茶にして飲みます。私の具合が悪いとき、ご飯にそのお茶をかけてくれた人がいました。食べたらおいしくておかわりをしました。35246 |
1030 |
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P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】エント |
・ナギナタコウジュのおかゆを作ります。またおかゆの上澄みをお茶代わりに飲みます。34132,34137(34103) |
1031 |
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P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】エント |
・おかゆに入れるものです。35003,35004 |
1032 |
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P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】エント セタエント |
・ナギナタコウジュのおかゆを作って食べました。34626,34630,34642 |
1033 |
平取町 |
P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】セタエント エント |
・風邪をひいたときにヒエのおかゆを炊いて、ナギナタコウジュの茎を折って入れました。香ばしい香りがしました。お茶にもしました。35268,35270 |
1034 |
P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】エント |
・風邪をひいたときにお湯で煮た汁で首に湿布をしました。ナギナタコウジュのお茶は二日酔いのときにいいのです。ヒエのおかゆにも入れました。 | |
1035 |
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P0074 イケマ |
【ア】イケマ ペヌフ゜ |
・根を焼いて皮をむいて食べました。34178 ・根を干して保存しておき、お酒を作るときに魔よけのために酒の入った容器のふたの上に置きます。お葬式に行くときや、子供がお使いに出されるとき身につけます。おはらいのときは、かんで呼気を吹きつけました。34178 |