| ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
|---|---|---|---|---|
| 1177 |
新ひだか町静内 |
P0305 ケヤマハンノキ |
【ア】ケネ ケネニ |
・この木の皮をアキタブキの根と一緒にお湯で煮た汁を冷ましてから、お産のときの母親や赤ちゃんに飲ませましたが、熱いまま飲んではお腹に悪いとされ、冷ましてから飲みました。でもあまりおいしいものではなく、飲みにくかったものです。34107,34122,34123,34182 ・木の皮を煮て、アツシ織を赤く染めました。34103,34104,34163 ・この木の雄花がアワの穂に似ていて、それが春先にたくさん咲くと、その年にはアワがよく実ると言って多めに作付けをしました。34121 ・家の天井の建材に使ってはならないとされていました。34103 |
| 1178 |
平取町 |
P0305 ケヤマハンノキ |
【ア】ケネ 【日】ハンノキ |
・お腹の痛いときは、お湯で煮たものを飲みました。34649 ・自分でやったことはありませんが、シナノキの糸などを赤く染めるのに使っていたのを見たことがあります。34727,34735,34736(34675) ・火にくべるのには適していません。34685 |
| 1179 |
平取町 |
P0305 ケヤマハンノキ |
【日】ハンノキ |
・お産の後に、内皮をお湯で煮た汁を飲みました。古い血がおりるからということでしたが、苦いものでした。35270,35267,35269(35294) |
| 1180 |
平取町 |
P0305 ケヤマハンノキ |
【ア】ケネ 【日】ハンノキ |
・お産の後は、ご飯の後にハンノキの皮をお湯で煮た汁を一週間くらい飲ませます。35100 |
| 1181 |
P0307 ミヤマハンノキ |
【ア】ホㇿケウケネ |
・聞いたことがあります。葉が大きいのです。木の皮を染めると、きれいな赤色に染まります。 | |
| 1182 |
新ひだか町静内 |
P0309 ウダイカンバ サイハダカンバ |
【ア】タッニ 【日】カンバ |
・木の肌のきれいな木の皮をとってきて、焼いて入れ墨の墨にしました。かさぶたのようになって穴のあいた木の皮では、入れ墨の墨を入れても後で取れてしまうものだといい、使わないようにしました。34108 ・木の皮をねじって木の棒にはさみ、たいまつにしました。34108 |
| 1183 |
平取町 |
P0309 ウダイカンバ サイハダカンバ |
【ア】タッニ 【日】ガンビ |
・木の皮をねじって木の棒にはさみ、たいまつにしました。ねじることによって長持ちしたものです。34642 ・皮をはいでから本体をまきにしました。堅木でよく燃えました。34685 |
| 1184 |
新ひだか町静内 |
P0313 オニグルミ |
【ア】ネㇱコ ニヌㇺオニ |
・実をいってからすりおろし、砂糖を入れてお餅をつけて食べました。34108 ・馬を送るときに、若木を切って木幣を作るのを見ました。34108 →口承文芸資料「クマと木の神の会話を聞いた男」 |
| 1185 |
平取町 |
P0313 オニグルミ |
【ア】ネㇱコ 【日】クルミ |
・木の皮を煮てシナノキの糸を黒く染めるというのを聞いたことがあります。34675,34727,34736 ・ござ織り機をこの木で作りました。34728 |
| 1186 |
P0313 オニグルミ |
【ア】ネㇱコ ニヌㇺオニ |
・実を食べました。昔の楽しみでした。 |










