ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1187 |
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P0318 デロ、ドロノキ |
【ア】ヤイニ |
→口承文芸資料「ヘビを飲み込む姉」35322A |
1188 |
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P0318 デロ、ドロノキ |
【ア】ヤイニ 【日】ドロノキ |
・年を取ったら自分で腐ってしまう木です。そこで「役に立たない木」という名前がついているのです。河原にたくさん生えていますが、山の中では見かけません。34103,34109 |
1189 |
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P0318 デロ、ドロノキ |
【ア】ヤイニ 【日】ドロノキ |
・まきにしてはいけない木です。まきとして拾うときから水を含んだように重く、精神が悪い木なので燃やしてはいけないとされています。34685 →口承文芸資料「雷神と幌尻岳の神」34704 |
1190 |
P0318 デロ、ドロノキ |
【ア】ヤイニ 【日】ドロノキ |
・昔、川でドロノキの流木があるところで子供がおぼれて死にました。河童の仕業ではないかということでした。 | |
1191 |
平取町 |
P0318 デロ、ドロノキ |
【ア】ヤイニ 【日】ドロノキ |
・昔大きなドロノキに雷が落ちて、どしゃぶりの中で木は燃えてしまいました。燃えている木の上をスーッと雷様が天に帰っていくのが見えました。35295 |
1192 |
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P0322 ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ |
【ア】スス |
→口承文芸資料「ヤナギとミズナラの会話」35238 |
1193 |
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P0322 ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ |
【ア】スス 【日】ヤナギ |
・木幣の材料になる木です。34108 ・シャケなど大型の魚をとったとき、頭をたたいて殺す「なづち棒」をこの木で作ります。この棒でたたくと、シャケはそれをくわえて喜んで神の国に帰っていくと考えられています。34102 |
1194 |
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P0322 ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ |
【ア】スス 【日】ヤナギ |
・木幣の材料になる木です。ミズキの方が神格が高く、木幣にするのはミズキの方が多かったのです。ヤナギで作るのは急な頼みごとをする時、お産が重いときなどでした。34611 ・伝染病の神には丁寧な作りではないヤナギの木幣を捧げます。34729 →口承文芸資料「村長の家に嫁いだ貧しい娘とヤナギの神」34739 |
1195 |
P0322 ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ |
【ア】スス 【日】ヤナギ |
・ヤナギとヨモギを束ねておはらいをしました。 ・ヤナギには色々な種類があります。ナガバヤナギ、マルバノバッコヤナギ、イヌコリヤナギ、ドロノキなどはアイヌ語で区別しています(この伝承者の語ったアイヌ語名から和名を同定)。 |
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1196 |
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P0322 ナガバヤナギ、オノエヤナギ、カラフトヤナギ |
【ア】スス |
→神への祈り「舟作りに先立つ祈り」30002 |