ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1207 |
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P0341 カタクリ |
【ア】エㇱケリンリン 【日】カタクリ |
・きれいな白いでんぷんがとれますが、苦いものでした。34733 |
1208 |
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P0345 タチギボウシ |
【ア】ウクㇽキナ 【日】ウマノミミ |
・茎を煮つけにして、干しておいたものは油炒めにして食べました。和人たちは「馬の耳」と言います。34139(34107,34138) |
1209 |
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P0345 タチギボウシ |
【ア】ウクㇽキナ |
・食べたことはありませんが、豆と一緒に煮て食べるとおいしいものであったと聞いたことがあります。34715 |
1210 |
白老町 |
P0345 タチギボウシ |
【ア】ウクㇽキナ |
・5月の後半頃、とって来て油炒めをして食べました。35302 |
1211 |
平取町 |
P0345 タチギボウシ |
【ア】ウクㇽキナ |
・汁物に入れて食べるのは知っていますが、干して保存をするというのは知りません。35267 |
1212 |
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P0362 ショウブ |
【ア】スㇽククスリ 【日】ショウブ |
・魔よけのため家の前に植えました。35243 |
1213 |
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P0362 ショウブ |
【ア】スㇽククスリ 【日】ションブ |
・根を家の壁にかけておき、魔よけの意味で懐に入れました。34139 ・ヘビに足をかまれて歩けなくなった時、ヨモギとショウブを火にくべ、その上にかまれた足をかざして煙にあてました。その後これらの野草をお湯で煮た汁を布にしみこませて傷につけておくと、翌日には歩くことができるようになりました。34141 ・ノミを駆除するためといってショウブを敷きつめた上に寝たことがありますが、そのにおいがきつくて酔ってしまい大変な目にあったことがあります。34143(34153) |
1214 |
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P0362 ショウブ |
【ア】スㇽククスリ 【日】ショウブ |
・おかゆに入れましたが、入れすぎたらしく食べた人が苦いと言っていました。34626,34630 ・お腹が痛いときは葉を細かく刻んで水と一緒に飲ませました。34630 ・子供のえりに魔よけとして刺したり、小さな袋に入れて首からさげておきました。小さい子は嫌がって取ってしまうので、頭のてっぺんにシナノキの皮の糸でしばっておきました。34641,34713(34606,34630,34715,34729) ・あかちゃんが寝ないときはショウブを家の中に貼っておまじないをすれば眠りました。 ・寂しいなと思ったときに、葉や茎を窓につけたり、まきながら「このにおいを嫌う者は外へ出なさい」と祈りました。弔問などのときは葉を丸めて懐に入れるといいと言われました。風邪をひいたときにも家の中にまきました。クマや伝染病の神はショウブのにおいを嫌がって近寄ってこないといいます。34613(34624,34630) ・死んだ人のお棺の中に入れました。34722,34674 ・伝染病の神が来たら、かんで吹きつけました。 |
1215 |
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P0362 ショウブ |
【ア】スㇽククスリ |
・おかゆにして食べました。35003 ・風邪やお腹が痛いときにお湯で煮た汁を飲みました。35005,35007,35008 ・魔よけにしました。35004,35007 |
1216 |
平取町 |
P0362 ショウブ |
【ア】スㇽク 【日】ショウブ |
・お腹が痛いときに根を刻んで飲みました。35270 |