ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1270 |
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A0303 スズメ |
【ア】アマメチカッポ 【日】スズメ |
・家の屋根や壁に巣を組んで、朝早くから火棚荒らしをしますので、ござを火棚にかけておきます。見た目はかわいいけれど悪いことばかりをします。34643 →口承文芸資料「スズメの恩返し」34600 |
1271 |
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A0306 ヒバリ |
【日】ヒバリ |
・「私の家があそこにあって、子供たちがいるので近寄ったりのぞいたりしないでくれ」と早口で言いながら空に上がって行くのだといいます。畑仕事をしていると、木の切り株の中に巣をかけているのを見つけました。子供たちがさわろうとしたので「人間のにおいがつくとひなを殺してしまうからだめだ」と言いました。34129 |
1272 |
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A0306 ヒバリ |
【ア】リコチㇼポ 【日】ヒバリ |
・ヒバリは太陽の神様にものを貸しているので、それを返してくれと文句を言いながら高く飛んで行くのです。でも太陽ほどは高く飛べないので、途中であきらめて降りて来て、ゴモラゴモラゴモラとなさけない声を出しているのです。30200 |
1273 |
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A0307 ハクセキレイ キセキレイ |
【ア】オチウチㇼ |
・この鳥に魅入られ、取りつかれてしまったら男性でも女性でも好色になり、夜這いをして人を騒がせることになるといいます。だから自分からとって守り神にするようなことはしません。 34130,34154 |
1274 |
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A0307 ハクセキレイ キセキレイ |
【ア】オチウチㇼ |
・人間は昔、この鳥のしぐさを見て大人の営みを知ったのだそうです。一羽だけとると男性は好色になって死んでしまうといいます。うまくつがいでとるようにしなければなりません。そして二羽の頭骨に木幣を供え、つき神になってもらうと運気が上がるそうです。30200 |
1276 |
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A0316 ツバメ |
【ア】ルヤンペチカㇷ゚ 【日】ツバメ |
・この鳥が固まって飛んでいるのを見たら、必ず雨が降ります。34142 ・家の馬屋の廊下に巣をかけていたので、家の者に「絶対にさわるな」と言いました。昔ある人が馬に乗っていると、ツバメが列になって低く飛んできました。若い者がいたずらをして板を立てると、そこに一羽がぶつかって、そのまま落ちて死んでしまいました。そのことがあってからその人の家は不幸が続いて、子供が続けて死んだのです。だからツバメに悪さをしてはなりません。34141 ・アマツバメの踊りは、スピードを競うのではなくゆっくりと踊るものです。34134 |
1278 |
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A0320 トラツグミ |
【ア】マウシロチㇼ |
・夜に口笛のような声で鳴く鳥で、その声を真似して口笛を吹くと、おばけが呼ばれたと思って寄ってくると言って禁止しました。34130 |
1281 |
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A0327 アカショウビン |
【ア】ウユイケチㇼ |
・夏に鳴く鳥です。ふるえるような声で鳴くのを聞いたことがあります。春なのに寒そうな声でした。私が怖がると、親戚のおじさんに「アカショウビンだから怖がることはない」と言われました。34130 |
1282 |
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A0327 アカショウビン |
【ア】ウユイケチㇼ 【日】アカショッキング |
・鳴き声のまねをすると、山に行ったときに道に迷ってしまうと言います。30200 |
1284 |
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A0329 クマゲラ |
【ア】チㇷ゚タチㇼ |
・名前を聞いたことはありますが、どんな鳥なのかは知りません。34129 |