ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
---|---|---|---|---|
1286 |
![]() |
A0330 エゾアカゲラ エゾオオアカゲラ コアカゲラ |
【ア】エソㇰソキ |
・身内のいうことをきかなかった女の子が神から罰を受け、アカゲラに姿を変えられてしまったという話があります。罰として木を掘って虫をたった一匹しか食べることができないのだといいます。34129 |
1287 |
![]() |
A0330 エゾアカゲラ エゾオオアカゲラ コアカゲラ |
【ア】ニトㇰトキ |
・若い頃、アカゲラはいい着物を着てうらやましいと思っていました。34610 |
1288 |
![]() |
A0330 エゾアカゲラ エゾオオアカゲラ コアカゲラ |
【ア】エソㇰソキ |
・アカゲラを鉄砲で撃つと、一生あの鳥のようなボロボロの着物しか着ることができなくなるといいます。30200 |
1290 |
![]() |
A0328 ヤマゲラ、おおげら(方言) |
【ア】シルㇱチㇼ |
・薄緑色の鳥です。親の言うことを聞かなかったために子供が神様から罰せられ、水場で水を飲むことを許されず、虫一匹しか食べることを許されていない鳥です。もし水場で水を飲んでいるところを見かけたらすぐに神様に知らせないと災いがふりかかるといいます。34129(34181) |
1292 |
![]() |
A0332 カッコウ |
【ア】カッコㇰ 【日】カッコドリ |
・春になってカッコウが鳴くと、年寄りたちは「カッコウの神が作物の種を背負って天から降りて来た。あの声を聞いたら穀物や豆、何を植えてもいいんだよ」といい、初鳴きを聞いてから畑に種をまきました。淡路島から静内に移住して来た農家の人が「自分の家の年寄りも同じように言っていた」というので「昔の人がいうのは嘘ではないんだよ。カッコウが鳴く前に種をまいたら霜にあたるか、もしくは寒くて種が腐ってしまうので、まき直さなければならないんだよ」と答えました。34109,34130 ・昔、川向こうの村の悪い子どもたちがカッコウが鳴いたのを聞いて、盛んに鳴きまねをしました。その村では子ども達がまねをするのを放っておきました。すると作物が何もとれなくなってしまったといいます。こちら側の村ではカッコウの神に敬意を払って、子どもたちがまねをするのを叱ってやめさせました。すると作物が沢山とれたといいます。34130 |
1293 |
![]() |
A0332 カッコウ |
【ア】カッコㇰ 【日】カッコドリ |
・カッコウが鳴けば、豆でも何でも畑にまいても大丈夫だといいます。34600 |
1294 |
平取町 |
A0332 カッコウ |
【日】カッコウトリ |
・カッコウが屋根の上で鳴くとか、軒下で鳴くとかいうのは人の魂が鳥になって来ていると昔の人は言いました。35308 |
1296 |
![]() |
A0334 シマフクロウ |
【ア】カムイチカㇷ゚ |
→口承文芸資料「フクロウを養ったイクレスイェ」35228 |
1297 |
![]() |
A0334 シマフクロウ |
【ア】コタンコㇿカムイ フㇺフㇺカムイ |
→口承文芸資料「金色のひしゃく銀色のひしゃく(トゥノヤケレノヤケ)」30008 |
1300 |
![]() |
A0335 エゾフクロウ |
・「子グマを出すよ」と鳴く鳥がいるというのは知っています。34726 |