ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1360 |
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A0027 カジカ |
【ア】チマカニ 【日】カジカ |
→口承文芸資料「神の山の大カジカ」34152 |
1361 |
A0027 カジカ |
【ア】チマカニ 【日】カジカ |
・雨を降らせたいときにはカジカにタバコを与えるというのを聞いたことがります。 | |
1362 |
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A0027 カジカ |
【ア】エソッカ 【日】カジカ |
・シナノキで作った縄ではえなわを作り、川漁をしました。アカハラ、ウグイ、カジカなどが入りました。34643 |
1363 |
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A0273 エゾテン、てん(エゾクロテン) |
【ア】ホイヌ |
・おじいさんの幣冠に木幣と一緒に頭骨がついていました。おじいさんが雨乞いをしに子供たちを連れて川へ行き、川の中に入って幣冠を水に入れたり上げたりしながら祈っていました。終わると幣冠を頭に被り、子供たちに「自分に水をかけろ」と言いましたのでその通りにしました。それから3日くらいしたら本当に雨が降りました。34603 |
1364 |
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A0067 サケ(鮭)、あきあじ、あきやじ |
【ア】カムイチェㇷ゚ |
・雄のサケの皮は厚く、雌は薄いのです。大きなサケの皮で靴を作りました。炉で焚いている熱い灰を踏むと穴が開いてしまうので、玄関の土間で脱ぎ、畳んで床材の干し草の下に入れておけば冬でも凍ることがなく、急な用事があれば取り出して履くことができました。サケの背びれが足の裏に来るので滑り止めになり、底の皮は厚く丈夫でした。大切に履けばひと月くらいは持ちました。34128,34156 ・伝染病の神を送る儀式では、供物にヒメザゼンソウやオオハナウドの干したもの、たばこ、穀物、干しザケの頭や尾びれを供物として捧げました。34124,34438 ・サケの氷頭たたきという料理があります。34155 →口承文芸資料「ヘビ神に化かされたクマ神」34103,34104 「女の腹にサケが飛び込んだ」34120 |
1365 |
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A0067 サケ(鮭)、あきあじ、あきやじ |
【ア】カムイチェㇷ゚ 【日】アキアジ |
・「木幣を持つ魚」というサケのことを聞いたような気がしますが、よくわかりません。34643 →口承文芸資料「飢饉を救った狩り場の神(ペットゥ)」34703,34718,34731 |
1366 |
A0067 サケ(鮭)、あきあじ、あきやじ |
【ア】カムイチェㇷ゚ 【日】アキアンジ |
・天の川の中に白いもやの部分がたくさん見えれば、その年はサケが多く川に上がってくるといいます。白い部分は魚が掘る産卵場を示しているのだそうです。 ・サケの中で小さいものは「木幣を持つサケ」といいます。 →口承文芸資料「どこからかやってきたみすぼらしい女」 |
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1367 |
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A0428 エゾアカガエル |
【日】カエル ビッキ |
→口承文芸資料「カラスに育てられた女の子」35239,35299 |
1368 |
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A0428 エゾアカガエル |
【ア】オオワッ 【日】カエル |
・ある時カエルが家の中に入ってきて跳ね回るので、人が床を踏みつけるとカエルが驚いて炉の火の中に飛び込んで死にました。それを外に投げ捨てると、次の晩から家の外でカエルが大騒ぎを始め、家の中に入ってくるものもいました。そこで年配の男性が祈りの儀式をし「先日のカエルは私たちが殺したのではない。自分で飛び込んだのです」と火の神様に報告しました。それ以来カエルが鳴き騒ぐことはなくなったそうです。だからカエルをむやみに殺したりするとカエルからの主張がきつくて恐いものです。34121 →口承文芸資料「アチカラテスとハラテス」34161 |
1369 |
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A0421 ヘビ(蛇) |
【ア】キナスッ |
→口承文芸資料「ヘビを飲み込む姉」35322 |