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アイヌの伝承

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ID 伝承者 日本語名 伝承者の
アイヌ語名
/日本語名
伝承
1438

P0221
シロワレモコウ ナガボノシロワレモコウ
【ア】シッカラムン
・目をぬぐうのに使うかも知れません。(アイヌ語名を聞いて、その意味からの口述)
1439 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0224
ノリウツギ(サビタ)
【ア】ラスパニ
・湿地に生えている木です。34178
・昔の年寄りは、この木の枝をとり、針金で通してストロー状にし、キセルの吸い口を作っていました。たくさん作ってまとめて干しておき、吸い口が割れると新しいものにつけ替えていました。34103,34178
・布の中に木の切れ端を入れてお湯につけるとネタネタして来ます。それで髪を洗いました。石けんで洗うと顔がつっぱりますが、この木で洗うとつっぱりませんでした。34103
・乳腺炎のときなどに、木を削ったものをお湯に通し、しぼったもので湿布をしました。また膀胱の病気の人がこの木の枝をお湯で煮た汁を飲んでいました。34103,34178
1440 川上シンさん

川上シンさん

平取町

P0224
ノリウツギ(サビタ)
【日】サビタ
・これで髪を洗います。35004
1441

黒川セツさん

平取町

P0224
ノリウツギ(サビタ)
【ア】ラスパニ
・この木で頭を洗いたいと思うことがあります。35268
1442 川上まつ子さん

川上まつ子さん

平取町

P0235
センダイカブラ、センダイカブ(ルタバガ)
【ア】アタネ
【日】センダイカブ
・地下になる実の部分を四つ割りにし、炉の灰の中に入れて焼いて食べました。この焼く時のにおいを伝染病の神が嫌うといいます。実は赤と白の2種類があり、赤い方はおいしくありませんでした。お母さんはこの実の皮を剥くと、必ず炉の下手で燃えているまきの間に挟みました。34605(34640,34713)
1443

黒川セツさん

平取町

P0235
センダイカブラ、センダイカブ(ルタバガ)
【ア】アタネ
【日】ルタバカ
・飼育しているブタに食べさせるために栽培しました。日本語では「ルタバカ」といいます。35306
(編注:ルタバカは、実の部分が黄茶色の皮をした西洋カブラです)
1444

P0235
センダイカブラ、センダイカブ(ルタバガ)
【ア】アタネ
・河原に行けば生えています。黄色い花が咲き、センダイカブラに似ています。食べるものではありませんが、伝染病の神が来ないようにこの葉を干して戸口や窓にかけておきました。
(編注:栽培したセンダイカブラが野生化したものか、似た花の咲く別種なのかはわかりません)
1445 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0242
エゾエンゴサク
・アイヌ語名を聞いたことはありません。34137
1446 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0012
ゴボウ(牛蒡)
【ア】シタコロコニ
【日】ゴボウ
・34153
1447

P0012
ゴボウ(牛蒡)
【ア】セタコロコニ
・たくさんはありません。薬になるかどうかはわかりません。

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