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アイヌ語辞典

植物編 §033 ツルニンジン Codonopsis lanceolata Benth. et Hook.

(1)ciru-muk チルムク 根 ⦅美幌屈斜路

(2)tope-muk トペムク 根 ⦅B⦆

(3)top-muk トプムク 根 ⦅A沙流鵡川千歳上川
(参考)この植物は、根を焼いて食い、また煮て油をつけて食った。母乳の出ない時、煎じて飲み、同時にその煎汁で乳房を冷やした(美幌)。この植物は蔓性なので、ciru-muk[ciruは日本語ツルの訛り、すなわち「蔓になるmuk」の義]と言い、また蔓を切ると乳汁[to(乳)-pe(汁)]のような液が出るのでtope-muk[乳汁の出るmuk]と言い、それが類音top(竹)に引かれてtop-mukともなったのであろう。またtope-mukという所から類感呪術によって乳の出る薬にもなったのである。

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