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アイヌ語辞典

植物編 §043 ベニバナヒョウタンボク Lonicera sacalinensis Nakai

(1)ayna-ni アイナニ [ayna(矢尻と矢柄とを連結する木)ni(木)] 茎 ⦅A沙流千歳上川⦆⦅穂別

(2)poneci ポネチ 茎 ⦅様似足寄屈斜路美幌⦆⦅A北見根室
 注1.――poneciの語源については、「枯れた枝が骨のようだというので骨の木と呼ばれているのである」(D p.32)とする説もあるが、これはアイヌ語の意義と語法を無視した説である。なるほどponeは「骨」であり、ciには「枯れた」という意味もあるが、pone ciとなれば「骨が煮えた」としかならない。「枯れた骨」とも「骨の木」ともなりっこないのである。これは骨の煮えたもご存知ない説である。poneciは、あるいはpon-nici、pon(小さい)nici(その柄、<nit柄)で、もとはやはり矢尻と矢柄とを連結する継ぎ柄を言ったのではなかろうか。足寄では、現にこの木でそういう継ぎ柄を作ったという。

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