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アイヌ語辞典

植物編 §169 フッキソウ キチジソウ Pachysandra terminalis Sieb. et Zucc.

(1)yuktopa-nina ユㇰトパキナ [yuk(鹿)topa(群れ)kina(草)] 茎葉 ⦅長万部幌別穂別千歳荻伏⦆⦅A沙流鵡川千歳
 注1.――冬になると鹿が群れをなしてこの草を食いに来るからこの名があるという(幌別)。

(2)yuktoma-kina ユㇰトマキナ [<yuk-topa-kina] 茎葉 ⦅名寄
 注2.――topaがtomaに変わったのはkinaに引かれたのである。kinaには「草」の意味の他に「ござ」の意があり、tomaにもその意があるからである。

(3)huttoma-kina フットマキナ [<yuktoma-kina] 茎葉 ⦅美幌屈斜路
(参考)腫物に口をつけるのに、この葉を温めて患部に巻いた(足寄)。便秘や胃痛に、この葉を煎じて飲んだ(美幌)。利尿剤として温湿布に用い、性病にも同様に用い、また風邪の際は、この茎葉を単独であるいはキハダの皮と共に鍋の中に入れて煮立てて、その湯気のところへ衣類をかぶって頭をつっこんで発汗させた(足寄、屈斜路)。この茎葉は、産婦人科の病気に煎じて飲んだ(穂別)。唇が荒れた時、この果実をつぶして塗った(幌別)。

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