ヘッダーメニューここまで

ここからメインメニュー

  • 自然図鑑
  • アイヌ語辞典
  • アイヌの伝承
  • 物語や歌
  • 絵本と朗読
  • 語り部
  • スタッフ

メインメニューここまで

サイト内共通メニューここまで

アイヌ語辞典

植物編 §290 ウスバサイシン Asarum Sieboldi Miq.

(1)kisarpeot キサㇽペオッ [→注1] 根茎をいうか ⦅E⦆⦅F⦆
 注1.――「キさㇽペオッ」は、kisar(耳)-pe(汁)-ot(出る)で、“耳だれ”のことである。この植物の葉の形が動物の耳に似ているので耳だれの治療に用いられ、それが名になったのであろうか。

(2)anrakor アンラコㇽ [→注2] 地上部 ⦅幌別
 注2.――an(黒い)-ra(羽、葉、花)-kor(持つ)。この語は、大抵の地方でクロユリの鱗茎をさす。幌別でもクロユリをそういう人もある。ウスバサイシンはクロユリと同じく黒紫色の花をつけるのでこの名があるのである。ただし、もとはkisanrakor[kisar(耳)ra(<rapたぶ)kor(持つ)]だったのが、民衆語源解によってan-ra-korになったのかもしれない。

一覧へ戻る

本文ここまで

ここからフッターメニュー