植物編 §439 キノコ類
キノコ類は、北海道でも樺太でも「カルシ」karus(ka-rús)と総称され、個々のものはその生える木によって命名されていることが多い。
(1)cikisani-karus チキサニ・カルシ [“アカダモの木に生じるキノコ”“タモギタケ”] ⦅D屈斜路⦆⦅A⦆⦅B⦆
注1.――辞書にPleurotus sp.とある。
(2)hup-karus フプ・カルシ [“トドマツに生じるキノコ”]
注2.――辞書にはカイメンダケ(Polyporus Schweinitzii Fr.)とある。
(3)kene-karus ケネ・カルシ [“ハンノキに生じるキノコ”]
注3.――ヒラダケ(Pleurotus ostreatus Sacc.)である。
(4)komni-karus コムニ・カルシ [“カシワギに生じるキノコ”“シイタケ”]
注4.――シイタケ(Cortinellus Shiitake P.Henn.)
(5)pero-karus ペロカルシ [“ナラの木に生じるキノコ”“シイタケ”]
(6)pinni-karus ピンニ・カルシ [“ヤチダモの木に生じるキノコ”] ⦅A鵡川・千歳⦆
(7)punkaw-karus プンカウ・カルシ [“ハシドイの木に生じるキノコ”] ⦅A⦆
(8)tatni-karus タッニ・カルシ [“カバの木に生じるキノコ”“ホクチダケ”]
(9)yamni-karus ヤムニ・カルシ [“クリの木に生じるキノコ”] ⦅A⦆