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アイヌの伝承

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ID 伝承者 日本語名 伝承者の
アイヌ語名
/日本語名
伝承
1222

西島テルさん

平取町

P0367
ザゼンソウ、ヒメザゼンソウ
【ア】シケレペキナ
・干しておいて、伝染病がはやったら家のまわりにまきました。35100
1223 上田トシさん

上田トシさん

平取町

P0401
ヒエ、稗
【ア】ピヤパ
・収穫するときはカワシンジュガイの殻で作った穂摘み具を使いました。35267
1224 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0401
ヒエ、稗
【ア】ピヤパ
【日】ヒエ
・アイヌ語で「アンチャアマム」というヒエや、南部ヒエ、晩稲(おくて)などいくつかの種類がありました。34121,34143
・収穫するときはカワシンジュガイの殻で作った穂摘み具で収穫しました。収穫されずに風に揺れている穂があると、年配の親族から「取り忘れられた穂が泣いているよ」と言われました。本当に泣いていると思ってかわいそうになり、小さな穂でも残さず収穫をするようにしました。34152
1225 川上シンさん

川上シンさん

平取町

P0401
ヒエ、稗
【ア】ピヤパ
・ゆるいおかゆにして食べました。35003
・結婚の約束をする時は、ヒエのごはんをお椀に盛り、半分を新郎になる男性が食べ、残りの半分を新婦になる女性が食べました。35007
・ヒエやタバコをおはらいのときの供物にしました。35012
1226 川上まつ子さん

川上まつ子さん

平取町

P0401
ヒエ、稗
【ア】ピヤパ
【日】ヒエ
・アイヌ語で「アチャアマム」というヒエや、南部ヒエなどいくつかの種類がありました。食べ方はおかゆ、豆ごはんなどでした。冷めるとパラパラになってしまいましたが、腹持ちも良く味もいいものでした。でも南部ヒエはあまりおいしくありませんでした。34630(34633,34642,34643,34728)
・死者に持たせる袋の中には精白したヒエ、アワ、イナキビ、豆などを入れました。34673,34674
・伝染病の神をよそへ送る儀式、木の神様に祈る儀式などのとき供物にしました。34606,34613
1227

黒川セツさん

平取町

P0401
ヒエ、稗
【ア】ピヤパ
【日】ヒエ
・おかゆにして食べました。米一合を先に炊き、それからヒエを二合入れて炊き、5人で食べました。そこにナナカマドの樹皮を香りづけに入れることもあります。35280,35268,35294
1228

P0401
ヒエ、稗
【ア】ピヤパ
【日】ヒエ
・アイヌ語で「アンチャアマム」という毛の生えたヒエや、南部ヒエなどいくつかの種類がありました。それらは穀物の中では晩稲(おくて)で、9月末頃に収穫しました。
1229 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0402
アワ、粟
【ア】ムンチロ
【日】アワ
・ケヤマハンノキの雄花はアワの穂に似ていて、それが春先にたくさん咲くと「今年はアワの実りがいい」と言って多めにアワの作付けをしました。34121
・アワやイナキビを穂摘み具で収穫しました。34442
1230 川上まつ子さん

川上まつ子さん

平取町

P0402
アワ、粟
【ア】ムンチロ
【日】アワ
・精白してから水につけ、臼でついて粉にし、お団子にして食べました。とろみのついたおかゆにも入れました。34630
・固いアワ、柔らかいアワという種類があり、また「尻切れアワ」という、穂の先が切れたようになっている種類のアワをまき、収穫しました。34602,34630
・主にはヒエを食べ、時々アワやイナキビを食べました。34630
・死者に持たせる袋の中には精白したヒエ、アワ、イナキビ、豆などを入れました。34674
・先祖供養などの儀式のときにはアワやイナキビの団子を作ってふるまいました。34616
1231

黒川セツさん

平取町

P0402
アワ、粟
【ア】ムンチロ
【日】アワ
・穂の粒を取り、臼でついて精白し、お団子にして食べました。35280,35269

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