ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1031 |
平取町 |
P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】エント |
・おかゆに入れるものです。35003,35004 |
1032 |
平取町 |
P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】エント セタエント |
・ナギナタコウジュのおかゆを作って食べました。34626,34630,34642 |
1033 |
平取町 |
P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】セタエント エント |
・風邪をひいたときにヒエのおかゆを炊いて、ナギナタコウジュの茎を折って入れました。香ばしい香りがしました。お茶にもしました。35268,35270 |
1034 |
P0065 ナギナタコウジュ |
【ア】エント |
・風邪をひいたときにお湯で煮た汁で首に湿布をしました。ナギナタコウジュのお茶は二日酔いのときにいいのです。ヒエのおかゆにも入れました。 | |
1035 |
新ひだか町静内 |
P0074 イケマ |
【ア】イケマ ペヌフ゜ |
・根を焼いて皮をむいて食べました。34178 ・根を干して保存しておき、お酒を作るときに魔よけのために酒の入った容器のふたの上に置きます。お葬式に行くときや、子供がお使いに出されるとき身につけます。おはらいのときは、かんで呼気を吹きつけました。34178 |
1036 |
平取町 |
P0074 イケマ |
【ア】イケマ |
・悪い風邪がはやる前、新しい年になったとき、根の輪切りを糸に通し、首からさげてもらいました。35003 ・お葬式のときに、死んだ人に対して根をかんで呼気を吹きつけ、枕元に置いたのを子供の頃に見ました。35004(35003) |
1037 |
平取町 |
P0074 イケマ |
【ア】イケマ |
・干した根を、子供の頃は小さい袋に入れて首からさげていました。小さい子は嫌がって取ろうとするので、頭のてっぺんに結んだり、えり元に縫いつけておきました。34713(34641,34715) ・風邪をひいたとき、刻んで家の中に振りまきました。またおはらいの意味で、お葬式のお棺の中に入れているのを見ました。34640(34673,34674,34722) |
1038 |
新ひだか町静内 |
P0074 イケマ |
【ア】イケマ |
・亡くなった人に、イケマの根をかんで呼気を吹きつけると、魔ものがつかなくなるといいます。生きている人でも、枕元に置いたり、首からさげておくといいのです。35284 |
1039 |
P0074 イケマ |
【ア】イケマ ペヌフ゜ ムンシンリッ |
・焼いて食べたことがありますが、あんまりしつこく食べると口も聞けなくなり、死んでしまうこともある恐ろしいものだということは聞いています。 ・魔よけに使いました。お葬式に行くときに懐に入れましたし、家の中でも嫌な感じがしたらかんで呼気を吹きかけて着物の中に入れました。子供は首からさげていました。 ・「子供がイケマの上に乗って寝ると寝小便をするから乗ってはいけない」と言うのを聞いたことがあります。 |
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1040 |
帯広市 |
P0074 イケマ |
【ア】ペヌフ゜ |
・根を食べたら「酔う」と言います。30103 ・干した根を魔よけに使いました。心配事があるときや、夜に気持ちの悪い場所を通るとき、病人や子供に対してかんで呼気を吹きつけました。家の戸や窓からぶら下げて悪いものを外に追い払いました。子供は帽子のてっぺんにつけたり、白黒の糸をよりあわせたものをたすきがけにしたりしました。大人は手首につけました。34104 |