ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1503 |
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P0480 コメ(米)、(イネ) |
【日】コメ |
・30代の頃は、コメだけではなく、アワやヒエなどの穀物に混ぜて食べていました。34717 ・神様に祈るときや先祖供養のとき、コメやタバコ、お酒、お菓子などをまきました。34605(34613,34640,34660) |
1504 |
P0480 コメ(米)、(イネ) |
【ア】シアマㇺ |
・お椀一杯の玄米をもらったら、臼で搗いて精白して食べたものです。 | |
1505 |
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P0008 シロヨモギ |
【ア】レタンノヤ |
・浜のほうに住む親族にとってきてもらって干したものを、もち米やイナキビなどと混ぜてもちにし、何度も食べたことがあります。こしが強い、ねばりが強いものです。歯がいいときには、その固さが好きでした。しかし年を取り歯が悪くなってからは食べていません。34132,34137 |
1506 |
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P0061 タバコ |
【ア】タンパク |
・ヨモギとタバコを刻んでもみ、血止め薬につけました。35009 ・シャクナゲやヨモギの葉をタバコとして飲んだことがあります。35003 |
1507 |
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P0061 タバコ |
【ア】タンパク 【日】タバコ |
・土地を開墾するとき、木質ツル性植物が茂って家の屋根のようになっている場所には、木原のおばばなどの妖怪が住んでいることがあるので、母は私にタバコやヒエを精白したものを持たせてくれました。それをまいて「これを持ってどこかへ行ってください」と祈りました。34602,34624,34662 ・先祖供養のとき、まく順番はまずお酒、その後がタバコでした。キセルでふかしてから捧げる、もしくは吸う人がいなければほぐして火にくべました。食べ物はその後に捧げました。タバコを忘れていると、「どうしてタバコをくれないんだ」と先祖が夢に出て来るのだそうです。34617,34626 ・昔話に、今にも自分を殺しにかかって来そうな神にタバコを差し出したところ、気持ちが静まったという話があります。だから本人がタバコを飲む飲まないに関わらず、山へ行くときは小さい袋に入れたタバコを持って行くものだといいます。シナ皮はぎに行ったときも、立ち姿の美しい木に「無事に帰ることができますように」とタバコをまいて祈りました。道に迷った男性が、木の根元にタバコや食物をまいて眠ったところ、木の女神に守ってもらい無事に村へ帰ったという昔話もあります。34624,34626,34627 ・交易に行くと「刻みタバコ」が手に入りましたが、そうでない場合は「畑で作るタバコ」を作ったのだと思います。34627 ・死んだ人のお棺に入れる袋の中には、装飾品、食糧、小銭、タバコなどを入れました。34672,34673,34674 ・村全体の儀式、伝染病の神への祈りの儀式のときも他の供物とともにタバコを捧げました。34627,34734 |
1508 |
P0061 タバコ |
【ア】タンパク |
・カジカにタバコを吸わせると雨が降るといいます。 ・耳が痛いときは、タバコの煙を耳の穴に入れました。 |
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1509 |
平取町 |
P0061 タバコ |
【ア】タンパク |
・伝染病がはやったときは、イヌエンジュ、キタコブシなどのにおいが強い木を家のまわりに置き、ヤツメウナギを焼いて煙を出します。そしてヒエ、コメ、タバコ、ヒメザゼンソウなどを家のまわりにまいておきます。35100 ・ヒエ、アワ、イナキビ、タバコなどを立ち姿のいいカツラやミズナラの木に持って行き、供物を撒きながら祈りました。35112 |
1510 |
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P0014 ヨブスマソウ |
【ア】ワッカクトゥ |
・6尺も7尺もになることがあるものの茎を口に入れて吹くと、とんでもない音がしました。それがヨブスマソウであったかどうかは定かではありません。30100 |
1511 |
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P0019 キクイモ |
【日】ブタイモ |
・甘みがありましたが、バアソブの根のほうがおいしいと思いました。34648 |
1512 |
平取町 |
P0019 キクイモ |
【日】ブタイモ |
・ブタに食べさせたり、大きいものは皮をむいて漬け物にして食べたりしました。35309 ・麦のもやしを干したものを入れ、一緒に煮て飴を作り、そばの団子にからめて食べました。35280 |