ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
---|---|---|---|---|
1578 |
新ひだか町静内 |
A0111 クワガタムシ;鍬形虫 |
【ア】コヨミ(幼虫) |
・幼虫の名前「コヨミ」はアイヌ語名だと思います。34435 |
1579 |
平取町 |
A0111 クワガタムシ;鍬形虫 |
【ア】チクパプ 【日】クワガタ |
・はさみで挟むからついた名前だと思います。34719(34726) |
1580 |
新ひだか町静内 |
A0123 アリ 蟻 |
【ア】イトゥンナ イトゥンナプ 【日】アリ |
・ヒグマは腐った木をひっくり返してアリを食べます。それを真似して食べた人がいました。35002 →口承文芸資料「アリにされた弟」34119.30006 |
1581 |
平取町 |
A0123 アリ 蟻 |
【ア】イトゥンナ 【日】アリ |
・アカヤマアリ、クロヤマアリなどアイヌ語名の区別があります。34719 |
1582 |
新ひだか町静内 |
A0124 ヒトノミ;蚤 |
【ア】タイキ 【日】ノミ |
・「タイキ」34153 ・小さいとき、ノミと蚊で眠れなかったのを覚えています。34129 ・ノミを駆除するためといってショウブを敷きつめた上に寝たことがありますが、そのにおいがきつくて酔ってしまい、大変な目にあったことがあります。34143 |
1583 |
A0124 ヒトノミ;蚤 |
【ア】タイキ 【日】ノミ |
・「タイキ」 ・夏はススキの太いものでゴザを編み、それをハシドイやイヌエンジュで作った寝台の上に敷いて寝ました。下をちゃんと掃除していると、そんなにノミはつきませんでした。 |
|
1584 |
平取町 |
A0170 シラミ |
【ア】キ(アタマジラミ)、ウルキ(コロモジラミ) 【日】シラミ |
→口承文芸資料「トドをだまして肉をとる」35232 |
1585 |
新ひだか町静内 |
A0170 シラミ |
【ア】キ(アタマジラミ) ウルキ(コロモジラミ) ラヨキ(ケジラミ) 【日】シラミ |
・昔は「頭にしらみがついたから見てくれ」と言ったものです。34153,34402 ・昔は服の襟元がシラミで白くなりました。34129 |
1586 |
平取町 |
A0170 シラミ |
【ア】キ(アタマジラミ)、ウルキ(コロモジラミ) 【日】シラミ |
・頭にたかるシラミは黒く、服にたかるシラミは白いのです。34719 ・昔話に「シラミにたかられた目の見えないおばあさんが寝ながらシラミをかんで退治していると、穀物をかじるような音がしました。隠れて穀物を食べているのだといって息子夫婦にいじめられ、とうとう山に捨てられてしまいました。でも炭焼きの和人のところで最後は幸せに暮らしました」というものがあります。34726 |
1587 |
A0170 シラミ |
【ア】キ(アタマジラミ)、ウルキ(コロモジラミ)、ラヨキ(ケジラミ)、ポンキ(幼虫、卵) |
・髪の毛にくっついて白くなっているものです。 →口承文芸資料「どこからかやってきたみすぼらしい女」 |