ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1131 |
P0249 トリカブト、エゾトリカブト、オクトリカブト |
【ア】スルク プシ |
・古いトリカブトの毒は「トゥワトゥワトゥワ」と言います。効くのでいよいよというときに使います。 ・「トゥワトゥワアイ」という矢は松やにで作った古い矢で、毒の憑き神がついているので、化け物を退治する肝心なときに使われます。 ・トリカブトには色々な種類があります。「犬のトリカブト」という名前のものは、毒の効き目があまり強くなかったように思います。それが混ざったかも知れない草を馬に食べさせましたが、死にませんでした。 |
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1132 |
新ひだか町静内 |
P0255 ニリンソウ |
【ア】プクサキナ 【日】フクビラ |
・汁物の材料になる草です。アザミの類と一緒にとってきて、ゆでてから干して保存をしておきました。34121,34178(34448,34131) |
1133 |
平取町 |
P0255 ニリンソウ |
【ア】プクサキナ 【日】イッポンナ フクベラ |
・アキタブキやコゴミ(クサソテツの若芽)などと一緒にゆでてから干して保存しておき、汁物に入れて食べました。嫌な臭いもなく、おいしいものです。この野草は地上に出てすぐにつぼみがつきますから、花が咲いたものをとって来て、花も一緒に食べました。干すときは他の野草と混ぜて編んでおきます。そのまま干し続けても腐りもせず虫も入りませんが、袋に入れると蒸れてしまい白いほこりが立ちます。34628,34645,34651,34652(34649,34653,34713,34735) |
1134 |
平取町 |
P0255 ニリンソウ |
【ア】プクサキナ 【日】 ニリンソウ |
・煮たものを食べました。35280 ・煮た汁でお産の後の傷を洗いました。そうするとばい菌も入らず、すぐに治りました。35267,35269,35270 |
1135 |
P0255 ニリンソウ |
【ア】プクサキナ |
・お母さんが働き者だったので、とってきて干していました。 | |
1136 |
平取町 |
P0255 ニリンソウ |
【ア】プクサキナ |
・お産の後、サケの魚肉をきれいにとって、ニリンソウと一緒に煮た汁物にして食べました。塩味でおいしいものでした。35100 |
1137 |
新ひだか町静内 |
P0258 エゾノリュウキンカ |
【ア】プイ |
・花が枯れてしまった8,9月頃、根を掘って来てくれた人がいて、塩ゆでにして食べました。粉ふきいものようにおいしいものでした。でも生える場所によっては苦いものもあるのだそうです。小さい頃にしか食べたことはなく、今でも食べたいなあと思います。34131 |
1139 |
平取町 |
P0265 カツラ |
【ア】ランコ |
→口承文芸資料「カツラの舟とハリギリの舟のけんか」35231A 「ヘビを飲み込む姉」35322A |
1140 |
平取町 |
P0265 カツラ |
【ア】ランコ |
・カツラの木が夢を見せたという口承文芸を聞いたことがありますが、忘れてしまいました。34626 ・丸木舟を作りました。346436 ・あまり火にくべるのには燃えるのが早くて適していません。34685 |
1141 |
平取町 |
P0271 ハコベ |
【ア】リテンキナ |
・エゾニュウと一緒に煮て食べると、青臭い臭いが消えます。35267 |