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アイヌの伝承

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ID 伝承者 日本語名 伝承者の
アイヌ語名
/日本語名
伝承
1162 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0297
オヒョウ オヒョウニレ
【ア】ポンアッ
・6月の中頃、木の皮をはぎ取って、沼につけて数日間置くとぬめりが出ます。そうなったら沼からあげて、ミズナラの木の内皮をとって来て一緒に煮ます。赤や黒の色に染めるのはそれからです。また、厚い皮であれば沼に入れず、とって来てすぐに小刀で皮をはいで使うこともあります。模様入りござの模様に少しだけ使う場合はそのようにしました。若い頃には、ござ編みの模様入れに使ったことしか覚えていません。着物に織ったものは白老の博物館に来て初めて見ました。34104,34163
・木の皮をはぐときは、一部だけをはいで後は帯をしめておくということはしませんでした。全てはいでしまっても、この木はそういう役割を持って人間界に来た神様なのですから、木の神様が怒るということはありません。34104
1163 川上まつ子さん

川上まつ子さん

平取町

P0297
オヒョウ オヒョウニレ
【ア】アッニ
【日】オヒョウ
・アツシ織は、ただひとり昔のお年寄りが着ていた以外には見たことはありません。自分で織るようになったのは40代になってからです。この頃に需要が高まり、みんな競い合うようにして作ったものです。白老に来てから初めてオヒョウを使いましたが、やり始めるとオヒョウのほうがシナノキよりも扱いやすいものでした。糸にきちんとよりをかけて作れば、糸も切れず、しまりもよく仕上がります。34603,34734
1164

黒川セツさん

平取町

P0297
オヒョウ オヒョウニレ
【日】オヒョウ
・着物を作ったり、ござ編みに使ったりしました。柔らかく、寒い時期でも折れたりせずに使えるのはシナノキではなくオヒョウでした。35267
1165

P0297
オヒョウ オヒョウニレ
・昔はこの木の皮で作った着物もありましたが、死んだ人があの世で着られるようにと、お葬式の後で燃やしてあの世に送ってあげたので、今はなくなってしまいました。
1166 山川 弘さん

山川 弘さん

帯広市

P0297
オヒョウ オヒョウニレ
【ア】アソピ
【日】オヒョウ
・皮が丈夫で、使い道のある木で、縄や着物や編み袋などを作りました。シナノキよりも使いやすいものです。30109,30110
1167 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0298
ハルニレ
【ア】チキサニ
【日】アカダモ
・カシワやミズナラに比べると、カツラやハルニレの根は網のようにはりめぐらされて、掘りにくいものです。34108
・この木の皮をはいで着物を作ると言っている人がいたが、この木で作った糸は弱いからだめだと助言しておきました。34181
・口承文芸では、力の強い木の神様として描かれていますが、気性が激しい木なので家の柱などにはできないといいます。34181
→口承文芸資料「パナウンペとハルニレの木」34127,34144,34157
1168

黒川セツさん

平取町

P0298
ハルニレ
【ア】チキサニ
【日】アカダモ
・すねにできものができて、はれて歩くのもできなくなったことがありました。ある人がハルニレの内皮を歯でかんでから貼るといいと教えてくれました。その通りにしたところ、次の日にはうみが出て、やがて治りました。35306,35270,35269
1169 川上まつ子さん

川上まつ子さん

平取町

P0299
クリ
【ア】ヤム
【日】クリ
→口承文芸資料「ポロシルンカムイになった少年」34639AB
1170 上田トシさん

上田トシさん

平取町

P0301
ミズナラ オオナラ
【ア】ペロ
→口承文芸資料「ヤナギとミズナラの会話を聞いた女」35238
1171 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0301
ミズナラ オオナラ
【ア】ペロニ
【日】ナラ
・昔は不作の年はどんぐりの実りが悪いので、来年のことを考えてどんぐりを拾い、ゆで干しをしておいたものです。それをふたのない漆器に入れて保存しておき、おやつがわりに食べました。
34121,34131
・この木の皮をとってきて、オヒョウの木の皮と一緒に煮ました。するとオヒョウの皮が赤く染まります。それから泥染めなどをして染めたものです。ミズナラで煮ていないものを何日泥につけておいてもきれいに染まりません。34103
・男の人たちは、魚の漁をする網をミズナラの皮で赤く染めました。白い網だと魚から見えてしまうのだといいます。34103
・子供がお腹をこわしたときに「お腹が固まるから」と言って食べさせました。あまり食べ過ぎると今度は出なくなってしまうのでした。34107,34131
→口承文芸資料「クマと木の神の会話を聞いた男」

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