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アイヌの伝承

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ID 伝承者 日本語名 伝承者の
アイヌ語名
/日本語名
伝承
1538

P0372
オオカサスゲ
【ア】ポプケキナ
・柔らかくて暖かいのですが、弱いものです。
1539 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0373
ヤラメスゲ
【ア】ペッパウシ
・おばあさんたちはこの名前を言っていましたが、私は素材として扱ったことはありません。34435
1540 川上まつ子さん

川上まつ子さん

平取町

P0373
ヤラメスゲ
【ア】ヤヤンキナ
・昔の埋葬に使うござは、ガマで作った物は使いませんでした。ヤラメスゲ、オオカサスゲ、エゾアブラガヤ、サンカクイなどで作った模様のない物を使いました。昔話でもそのようにいいます。でも最近ではガマで作ったござを使うようになってきました。34665,34674(34668)
・フトイという草があまり地元にないので、ヤラメスゲ、エゾアブラガヤ、サンカクイなどをとってゴザを編み、それをお米と交換してもらいました。34714
1541

黒川セツさん

平取町

P0373
ヤラメスゲ
【ア】ヤヤンキナ
・昔の人はこれでゴザを編んでいました。35295
・これでゴザを編むと、乾いたらバリバリと割れます。弱くて、座るとすぐにゴミが出て来て、ガマで編んだゴザの半分くらいの長さしか持たないのではないでしょうか。丈夫でないため炉縁には敷けませんでした。35280,35313
・採取するときは、手袋をしていないと手が切れてしまいます。35313
1542

P0373
ヤラメスゲ
【ア】ヤヤンキナ キナ
・枕を作りました。寝る時にしか使わないものなので、30年くらい持ちました。
・弱い草です。
・夢に昔死んだおじいさんが出て来ました。衣服を入れる入れ物を持っていましたが、それには黒い模様がついていました。それはガマではなくヤラメスゲで編まれたものだったようです。
1543 山川 弘さん

山川 弘さん

帯広市

P0373
ヤラメスゲ
【ア】ヤヤンキナ
・お正月の飾りに使います。30110
1544 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

P0176
チシマフウロ
【ア】パッタキムン
・「バッタ草」といいます。実をさわるとはじけて縮まってしまうのでこの名前があります。汁物の具として食べました。34184 ※織田氏は、植物の写真を見てこの説明をしており、和名については何も語っていません。
1545

A0302
ムクドリ、サクラドリ
【ア】ハチャム
・老木に巣を作っていたのを見たことがあります。春先から見かけるようになります。
1546 織田ステノさん

織田ステノさん

新ひだか町静内

A0323
ミソサザイ
【ア】チャクチャク
・湿地で鳴いています。姿を見たことはありません。由来話も聞いたことはありません。34130,34153
→口承文芸資料「飢饉を見逃したキツネ神」30007,30008
  「金色のひしゃく銀色のひしゃく」30008
1547

A0323
ミソサザイ
【ア】チャクチャクカムイ
・湿地にいる、スズメより少し小さい、茶色い鳥です(スズメは全長14.5㎝、ミソサザイは11㎝)。

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