ID | 伝承者 | 日本語名 | 伝承者の アイヌ語名 /日本語名 |
伝承 |
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1071 |
帯広市 |
P0141 ヤマブドウ |
【ア】ハッ 【日】ブドウ |
・家の建築材をしばりつけるのにつるを使いました。30105,30110 |
1072 |
新ひだか町静内 |
P0146 イタヤ イタヤカエデ |
【ア】トペンニ |
・冬に木に傷をつけ、そこから出てくる樹液を凍らせてアイスキャンディを作りました。かき氷よりもおいしかったように思います。34102(34109) ・お腹に子供がいるとき、お湯で煮たものをお茶がわりに飲んでいると、赤ちゃんにあざなどができないといいます。34107 ・見た目が白いイタヤカエデは質が良く、まきにしたり、木材として炉かぎやおたま、さじなどを作りました。34102 |
1073 |
平取町 |
P0146 イタヤ イタヤカエデ |
【ア】トペニ 【日】イタヤ |
・シナノキから糸を作るときに、イタヤカエデ、アサダ、ミズナラなどの固い木を燃やして灰にし、一緒に煮ました。すると糸が柔らかく仕上がります。34729 ・まきにしました。34685 |
1074 |
平取町 |
P0146 イタヤ イタヤカエデ |
【ア】トペニ 【日】イタヤ |
・赤ちゃんが生まれて母乳が出ないとき、この木の神様に祈ってから樹液をとり、母親に飲ませると乳が出ました。35268,35270 |
1075 |
P0146 イタヤ イタヤカエデ |
【ア】トペニ |
・樹液は5月頃によく出るので、昔は木に傷をつけて切り口にビンをあて、樹液をとっているのを見ました。 | |
1076 |
帯広市 |
P0146 イタヤ イタヤカエデ |
【ア】トペニ 【日】イタヤ |
・昔は春先に山へ行き、この木の南側の氷がとけたところになたで削り、出て来る樹液を飲みました。30109 ・この木で神へ祈るときに使う捧酒箸を作りました。 |
1077 |
新ひだか町静内 |
P0153 ツルウメモドキ |
【ア】ハイ(プンカラ) |
・3月頃、堅雪の上で雪ざらしにします。34102 ・糸にしてござ編みの糸にしましたが、麻の糸が店で売られるようになってからはそちらを使うようになり、ツルウメモドキをとることもなくなりました。34138 ・サケ皮の靴を縫うときも、丈夫なこの糸を使いました。34156 ・弓の弦、下帯など肝心なところに使いました。34163 |
1078 |
平取町 |
P0153 ツルウメモドキ |
【ア】ニカウンハイ ハイプンカラ |
・3月頃堅雪の上を歩いてとりました。丈夫で軽くて柔らかい糸ができます。雪ざらしは、内皮を鍋で煮てから雪の上に並べました。むらに染まらないようにきれいに広げ、一週間もすれば真っ白に仕上がりました。34644 ・弓の弦や下帯、荷縄を作りました。下帯は地肌につけるので、ツルウメモドキの下帯はつけていることを忘れるくらいに柔らかいものでした。他の素材で作ったものはガサガサとして痛いのです。34644 |
1079 |
平取町 |
P0153 ツルウメモドキ |
【ア】ハイ |
・冬にとって来て、母親が糸を作りました。私はその横で大人のまねをして弓を作ったのを覚えています。35267 |
1080 |
P0153 ツルウメモドキ |
【ア】ハイプンカラ |
・糸を作りました。 |