アイヌと自然デジタル図鑑

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アイヌの伝承

日本語名:イケマ

アイヌ語名:イケマ、ペヌプ

利用:食用、薬用、祈り

伝承者
伝承地

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ID
1035
伝承者
織田ステノさん

織田ステノさん
新ひだか町静内

日本語名
P0074
イケマ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】イケマ ペヌフ゜
伝承
・根を焼いて皮をむいて食べました。34178
・根を干して保存しておき、お酒を作るときに魔よけのために酒の入った容器のふたの上に置きます。お葬式に行くときや、子供がお使いに出されるとき身につけます。おはらいのときは、かんで呼気を吹きつけました。34178
ID
1036
伝承者
川上シンさん

川上シンさん
平取町

日本語名
P0074
イケマ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】イケマ
伝承
・悪い風邪がはやる前、新しい年になったとき、根の輪切りを糸に通し、首からさげてもらいました。35003
・お葬式のときに、死んだ人に対して根をかんで呼気を吹きつけ、枕元に置いたのを子供の頃に見ました。35004(35003)
ID
1037
伝承者
川上まつ子さん

川上まつ子さん
平取町

日本語名
P0074
イケマ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】イケマ
伝承
・干した根を、子供の頃は小さい袋に入れて首からさげていました。小さい子は嫌がって取ろうとするので、頭のてっぺんに結んだり、えり元に縫いつけておきました。34713(34641,34715)
・風邪をひいたとき、刻んで家の中に振りまきました。またおはらいの意味で、お葬式のお棺の中に入れているのを見ました。34640(34673,34674,34722)
ID
1038
伝承者
葛野辰次郎さん

葛野辰次郎さん
新ひだか町静内

日本語名
P0074
イケマ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】イケマ
伝承
・亡くなった人に、イケマの根をかんで呼気を吹きつけると、魔ものがつかなくなるといいます。生きている人でも、枕元に置いたり、首からさげておくといいのです。35284
ID
1039
伝承者


日本語名
P0074
イケマ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】イケマ ペヌフ゜ ムンシンリッ
伝承
・焼いて食べたことがありますが、あんまりしつこく食べると口も聞けなくなり、死んでしまうこともある恐ろしいものだということは聞いています。
・魔よけに使いました。お葬式に行くときに懐に入れましたし、家の中でも嫌な感じがしたらかんで呼気を吹きかけて着物の中に入れました。子供は首からさげていました。
・「子供がイケマの上に乗って寝ると寝小便をするから乗ってはいけない」と言うのを聞いたことがあります。

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