アイヌと自然デジタル図鑑

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アイヌの伝承

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ID
1147
伝承者
川上シンさん

川上シンさん
平取町

日本語名
P0287
オオイタドリ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】クッタラ
伝承
・茎の中が空洞になっているので、輪切りにして玉飾りのように糸を通し、それを首にかけておはらいをしました。35002
ID
1148
伝承者
川上まつ子さん

川上まつ子さん
平取町

日本語名
P0287
オオイタドリ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】クッタラ
【日】ドングイ
伝承
・アキタブキを塩漬けにするとき、オオイタドリの葉をかぶせておくと色がきれいに漬かりました。34646
・葉を火であぶり、できものができたり、それ以外にひどくうみがたまったときに張りつけます。34646
・悪い神につかれて正気ではなくなった人のために、この茎や葉で小さな家を作り、その中に座らせて火をつけました。中の人が火傷をしないうちに引っ張りだし、燃えた家は水に流して始末をします。そうすると治るものだという話は聞いたことがあります。34613
・口承文芸に、悪い神に取りつかれた人のためにオオイタドリの家を6軒作り、それを燃やして、そこに次々に取りつかれた人をくぐらせたというものがあります。34613,34665
ID
1149
伝承者

黒川セツさん
平取町

日本語名
P0287
オオイタドリ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】クッタラ
【日】ドングイ
伝承
・葉をヨモギと一緒にタバコに混ぜて吸いました。35295
ID
1150
伝承者

松永タケさん
白老町

日本語名
P0287
オオイタドリ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【日】イタドリ
伝承
・カジキマグロを捕ったとき、家の中にオオイタドリの葉を敷いて、その上にカジキマグロの頭部を安置しました。家に入れるときは神窓から入れました。35210
ID
1151
伝承者
織田ステノさん

織田ステノさん
新ひだか町静内

日本語名
P0288
ノダイオウ
伝承者のアイヌ語名/日本語名
【ア】スナパ
【日】ウンマタイシ
伝承
・昔は飢饉になるとこの実を穀物のように食べたものだといいます。実がついたものをとってきて、むしろの上で叩くと実が落ちます。それに水を含ませながら搗くと白くなります。殻を選り分けてから穀物のおかゆなどに混ぜて食べました。親戚のおばさんが豆とこの実が入ったおかゆを作り、お椀に入れて持ってきてくれました。アワよりも実が小さく、ヒエに似ていますが平たい実でした。おいしかったかどうかは、小さい時のことなのでよく覚えていません。34124,34138,34152,34183(34153)

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