動物編 §031 ツマグロカジカ;ぎすかじか(方言)
アイカジカもいっしょに方言ではギスカジカと呼ばれる。
Gymnocanthus intermedius Temminck et Schlegel
ケシベツカジカ(B)
(1)kisunkisun キスンキスン [<kes(斑紋)un(ある)の反復形] 成魚 ⦅絵鞆、幌別⦆
注.――バチラー辞書ではアイカジカに同定している。民8.
(2)cispisok チシピソク ⦅白老、幌別⦆ ツマグロカジカ
――シャモはチシペと言う(白老)、ここの老人はci-us-pisok(陰茎・ついている・かじか)と語源解をした。
注1.――虻田地方でci-kot-cep[陰茎を・もつ・魚]というのがあり、それはベロカジカ(方言)のことだという。
注2.――cikoro-cimakaniをあげ、バ氏の辞書にアイカジカ Gymnocanthus intermedius (Schlegel)に同定している。語源はやはりci-kor-cimakani(陰茎・もつ・カジカ)の義にとられる。
(3)ci-pisok チピソク [ci(陰茎)pisok(カジカ)] ⦅荻伏⦆ ギンカジカ