植物編 §110 エゾノシシウド エゾノハマウド Coelopleurum Gmelini Ledeb.
cikapa-siwkina チカパシウキナ [エゾニュウもどきの義] 葉柄 ⦅白浜⦆
注1.――植物誌(E、p.200)に『チカップシューキナ』とあり、辞書にchikap-shiukinaとある。<cikap(鳥)-siwkina(エゾニュウの葉柄)。
注2.――植物誌(E、p.200)に『フーラッキナ』(樺太アイヌ名)とあり、辞書にHurak-kinaとある。<hura(におい)-at(する)-kina(草)。
(参考)この花は、それが咲きだす頃までにマスがとれなければ、その年のマス漁は見込みがないとされていた(白浦)。
飼いグマが病気の時、この草をとって来て与えた(同上)。