アイヌと自然デジタル図鑑

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アイヌ語辞典

植物編 §111 カラフトニンジン Conioselinum kamtschaticum Rupr.

(1)hurawen-cipoko フラウェンチポコ [hura(におい)wen(悪い)cipoko(マルバトウキの茎葉)] 茎葉 ⦅白浦

(2)umew-kina ウメウキナ 茎葉 ⦅真岡鵜城
 注1.――北海道でイブキボウフウの根を「ウペウ」upewというが、「ウメウ」はそれと関係があるだろう。また千島の「ウペイ」(upei「有要植物の一種」――鳥居龍蔵「千島アイヌ」p.166)とも関係があるだろう。
(参考)この茎葉とイソツツジの茎葉とを混ぜて煎じ、風邪あるいは産前産後に服用した。打ち身の時もその煎汁で患部を洗った(白浦)。

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