植物編 §117 オオカサモチ、オニカサモチ Pleurospermum kamtschaticum Hoffm.
(1)tunikaomap トゥニカオマプ 茎 ⦅幌別⦆
注1.――tuni(カシワギ)-ka(の上)-oma(にある)-p(もの)のように一応は取れるけれども、それでは意味が通らない。tun(2人)u-ka-oma(重なった)-p(もの)で、その茎の高く伸びるのに名づけられたのでもあろうか。
(2)ekasakorkutu エカサコルクトゥ [e(頭)kasa(笠)kor(もつ)kutu(筒茎)] 茎 ⦅美幌、屈斜路⦆
(3)oromakutu『オロマクツ』 ⦅B⦆
注2.――ただし、これはハンゴンソウの間違いではなかろうか。→§29参照。