植物編 §153 ツルウメモドキ Celastrus orbiculatus Thunb.
(1)hay-punkar ハイ・プンカル [hay(イラクサ、内皮の繊維)punkar(蔓)] 茎 ⦅長万部、幌別、穂別⦆
(2)reye-punkar レイェ・プンカル [reye(這う)punkar(蔓)] 茎 ⦅美幌⦆
(3)cikap-punkar チカプ・プンカル [cikap(鳥)punkar(蔓)] 茎 ⦅D屈斜路⦆
注1.――赤い実がなるので小鳥が寄ってくる。それで「鳥の蔓」と言ったのであろう。
(4)ni-hay ニ・ハイ [木の・繊維] 内皮から取った繊維 ⦅幌別⦆
(5)nikaun-hay ニカウンハイ [木・の上・にある・繊維] 内皮から取った繊維 ⦅穂別⦆
(6)hu-hay フ・ハイ [生の・繊維] 内皮から取った繊維 ⦅幌別⦆
(7)retar-hay レタル・ハイ [白い・繊維] 内皮から取った繊維 ⦅幌別⦆
(8)punkar-hay プンカル・ハイ [蔓の・繊維] 内皮から取った繊維 ⦅幌別⦆
注2.――この木は、その皮をはいでその繊維を取り糸をよる。その糸をよる材料の繊維を、mose-hay(§294)kapay(§292)等に対して、以上のように呼ぶのである。