植物編 §306 ヤチハンノキ Alnus japonica Sieb. et Zucc. var. arguta C. K.Schneid.
(1)nitat-kene ニタッケネ [nitat(湿地)kene(ハンノキ)] 茎 ⦅幌別、穂別⦆⦅A沙流・十勝・千歳・空知・有珠・鵡川等⦆
(2)sar-kene サルケネ [sar(アシ原)kene(ハンノキ)] 茎 ⦅A上川⦆
(参考)この木の皮を普段から心がけて乾かし貯えておき、産後あるいは月経時に、その乾燥した皮を取り出して温湯の中に漬けておくと赤い浸出液が出来るから、それを補血強壮剤として服用した(幌別)。