植物編 §341 カタクリ Erythronium japonicum Decne.
(1)eskerimrim エシケリムリム 地下茎 ⦅幌別⦆
(2)hure-epuy フレエプイ [hure(赤い)epuy(花)] 花 ⦅松浦竹四郎、十勝日誌⦆
(参考)根を臼で搗いて「イチャリ」(icari ざる)か「サラニプ」(saranip「こだし」)で漉して水を入れておくと「イルプ」(irup 澱粉)が沈殿する。水を何度も取り替えて澄んだらその水を捨て捨てしているうちに真っ白い澱粉がとれる。これをかゆの中に炊き込んで「イルプサヨ」(irup-sayo 澱粉がゆ)にした(幌別)。