植物編 §348 オオマイヅルソウ マイヅルソウ Majanthemum dilatatum Nels. et Macbr.
(1)kisar-potce キサル・ポッチェ [kisar(耳)potce(べとべとする)、“耳だれ”] 茎葉 ⦅幌別⦆
(2)kisar-peot キサル・ペオッ [“耳だれ”、kisar(耳)peot(べとべとする、pe 汁 ot 出る)] 茎葉 ⦅美幌、屈斜路⦆⦅A千歳⦆
(3)hukakam フカカム 茎葉 ⦅白浦⦆
(参考)松浦竹四郎の『十勝日誌』に、腫れ物の吸い出しに舞鶴草を唾にて浸し付けてよし、とある。樺太でも、葉を膿の吸い出しに用いた(白浦)。