植物編 §421 トクサ Equisetum hiemale L.var.japonicum Milde.
(1)sipsip シプシプ [sip-sip(戻り・戻りする)] 茎 ⦅北海道全地⦆
注1.――杓子や箸などの木工品の仕上げをする時、この茎でこすって磨きあげる。その際の手の動きから名づけたものである。
(2)isirukina イシルキナ [i(物を)siru(こする)kina(草)] 茎 ⦅落帆⦆
注2.――細工物をこする草の意味である。
(3)tokosa トコサ [<日本語“とくさ”] 茎 ⦅白浦⦆
(4)cutcup チユッチュプ [<sipsip] 茎 ⦅美幌、屈斜路⦆
(参考)茎を乾燥して木工品を磨きあげるに用いた(各地)。